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日本医科大学受験合格のための攻略ガイド
医学部受験合格必勝のための受験情報・対策ガイド

日本医科大学

私立医学部の中では難関とされる大学の1つである。2017から募集人員18名で後期試験を導入した。国公立医学部との併願者も多く、繰り上げ人数は公表されていないが、補欠者には順位が付いており、一般入試1回のみの募集形式だった頃は200番前後まで繰り上げ合格が回る年もあった。 合格者に占める3浪以上の割合が高いことから、特に多浪生や再受験生の間で人気が高い。英語300点、数学300点、理科2科目400点という英語・数学に傾斜した配点である。

日本医科大学 概要
開学年度 明治9年
創設者 長谷川 泰
理事長
学長 弦間 昭彦
学部所在地 〒113-8602
東京都文京区千駄木1-1-5
交通手段 地下鉄南北線東大前駅より徒歩8分
地下鉄千代田線根津駅または千駄木駅より徒歩8分
都営三田線白山駅より徒歩10分
http://college.nms.ac.jp/
日本医科大学 特色

現在の教育課程を大別すると、次の4つに分けられる。

①基礎科学 自然科学・外国語・人文社会科学などのほか、医学概論など医学に関連した科目も開設されており、自由な学風のもとで、学生と教員の信頼関係に基づく少人数教育も取り入れられている。

②基礎医学 医学の基礎分野を系統的に深く学習するコースで、独自のカリキュラムである基礎医学教室への配属が大きな柱として組み込まれている。

③臨床医学 医師を育てるために必要な臨床的知識と技術、態度を修得する。コースの後半では3~4名の小グループに分かれて、多数の病床と優秀な指導教員を有する付属4病院で臨床診断・治療の実際を学ぶ。

④卒後教育(大学院生・研究生) 1960年に開設された大学院医学研究科(博士課程)では、医学に関する基礎的・先駆的な学術研究が行われており、毎年多くの博士(医学)を輩出している。

これらはより質の高い医学教育を行うため、年々改革を実施している。

日本医科大学 略歴
明治9年 済生学舎を設立
明治37年 私立日本医学校を設立
大正15年 旧制日本医科大学に昇格
昭和27年 新制日本医科大学に昇格
平成19年 医学部教育棟が完成

日本医科大学の項目別受験情報

入試日程・募集人数

試験区分
募集人員
出願期間
試験日
1次
2次
一般前期
100名*
12/19(月)~
1/16(月)消印有効
1/23(月) 2/1(水)*2
2/2(木)
一般後期
16名*
12/19(月)~
2/17(金)消印有効
2/27(月) 3/8(水)

*1 千葉県地域枠4名、福島県地域枠1名、静岡県地域枠1名を含む
*2 出願時に希望する1日を選択

入試情報

2016 2015 2014
一般 募集人員 116 114 114
志願者数 2,241 2,295 2,232
受験者数 2,132 2,035 1,943
一次合格者数 413 415 414
一次合格倍率 A/B 5.2 4.9 4.7
二次受験者数 405 372
正規合格者数 116 115 114
正規合格倍率 A/C 18.4 17.7 17.0
補欠候補者数 270 243 242
繰上合格者数
総合格者数 C+D
合格実質倍率 A/(C+D)
入学者数 116 114 114
合格最高点
合格最低点

繰上合格

2次合格発表と同時に補欠者を成績順に発表する。合格者の入学手続状況により、補欠者からの繰上合格は随時許可し、電話連絡する。

志願者数推移

男女比

現浪比

医師国家試験合格状況

教授出身大学比率

学納金

2017年度学納金
1年次 入学金
1,000,000
授業料
2,470,000
施設設備費
570,000
教育充実費
900,000
実習費
510,000
初年度納入金総額
5,450,000
入学時最低納入金
5,450,000
2年次以降の年額
4,450,000
6年間の総額
27,700,000

※その他必要経費(1年次)297,800円

寄付金・学債

入学後、任意の寄付をお願いしている。学債の取扱はありません。

日本医科大学の受験科目の最新出題傾向分析

日本医科大学の過去5年間の受験科目における出題分野、難易度をメルリックス学院が誇る講師陣が分析します。
最新の攻略ポイントをしっかり押さえて、絶対合格を目指そう!!

  • 英語出題

  • 英語分析

  • 英語傾向

    大問3題(すべて長文)は例年同様だが、小問は計32問で処理すべき分量は多めで内容も濃い。出題内容は内容合致、発音・アクセント、整序英作文、同意表現など選択肢問題で定着しているものもあるが、和訳、説明など字数多め(50~80字)の記述部分もある。近年微妙に凝った作りになってきており、’16は、脱文挿入問題でその理由を求めたり(’15は内容合致問題で選択理由を求められた)、英文Aの文中の1語を説明している英文B(7行)の10の空所のうち3つに適語を補うものなどが見られた。また、’15になかった英作文が長文絡みで復活し、しかもテーマを選択させ意見を述べさせるもの(約50語)になっている。なお、長文中での必要に応じた語形変化を求める記述式空所補充は出題されている。

  • 英語対策

    例年総じて同傾向といってよいものの、だからといって全く同種の問題とはいえないので、過去問を参考にするのは当然だが、どんな出題をされても応じられるよう十分な対策が必要。読解力養成が一番のカギだが、文脈や趣旨、意見を述べている人物の立場や姿勢といったものを意識した読み方が求められる。和訳や説明も必出とみて、無生物主語を自然に訳すなど、読み手を意識したわかりやすい解答作りができるよう練習すること。英作文については、’16の出題を見ると、あるテーマにそって意見を述べる練習が必要かもしれない。長文で扱われているキーワードを拾い、それについて自分の意見を書いてみるのは有効なやり方だろう。語形変化を求める空所語句補充問題は定番なので、特に文中の分詞をはじめ、動詞部分には注意を払うように心がけたい。また、単独出題がないからといって、文法・語法を疎かにしていると高得点は決して期待できないので、取り組みの大前提としてしっかりやっておくこと。
    英語科:牧先生

  • 数学出題

  • 数学分析

  • 数学傾向

    90分で全3題。[1]は穴埋めか結果のみを書く形式で小問集か誘導。[2]以降は上位国公立大~難関国公立大タイプの問題が中心となっており、微分・積分が最頻出で、極限や空間ベクトルや数列の問題、図形の絡んだ総合的な問題も多い。’16の[2]は微分・積分、[3]は図形と方程式。[1]は比較的簡単なことが多いが[2]以降はじっくり考えさせるボリュームのある問題となることが多い。’13は易化し国公立大レベルの典型問題中心であったが、’14の[2]と[3]の後半は実戦力を要求される問題、’15は上位国公立大で出されそうな典型問題、’16は上位国公立大~難関国公立大レベルと、難易度等は年ごとに変化している。

  • 数学対策

    [1]は簡単なことも多いが考えさせる問題も出されている。[2]以降は、’13、’15は国公立大レベルの典型問題ばかりであったが、思考力を要求する問題やボリュームのある問題となっていることも多く、上位国公立~国立難関大レベルの問題であることが多い。’16の[2]と[3]のどちらも前半は比較的考えやすく上位国公立大レベルの典型問題の解法で解けるが、後半はその場である程度考えなくてはいけない。まずは上位私立大レベルの典型問題はどの単元も一通り固め[1]や[2],[3]の前半の易しめの問題は確実に取れるようにしておき、[2],[3]の後半に対しては上位国公立大レベル以上の問題集で実力をつけておこう。
    数学科:寺西先生

  • 化学出題

  • 化学分析

  • 化学傾向

    例年、大問4~5題程度の出題であり、’16では4題からの出題であった。計算問題も含めた問題量がやや多く、問題レベルも高い。近年では生命科学や天然物化学に関する問題が頻繁に出題されている。’16は[1]では冷却曲線を用いた凝固点降下の問題で安息香酸の会合度なども問題になっている。[2]では海水の成分イオンの題材で沈澱形成や溶解度積などを考察する問題が出題された。[3]では脂肪族炭化水素の反応や化学量に関する計算問題。[4]では合成高分子化合物の合成に関する問題が中心でラジカル反応に関しても言及されている。例年、やや煩雑な計算問題が見られたり、問題条件が整理しにくい問題が出題されている。

  • 化学対策

    例年、大学入試の定番問題や頻出問題を中心とした出題が続いている。問題レベルがやや高いとは言え、受験用の問題集を中心にしてしっかりと演習をしていれば充分に対応できる問題内容である。’16ではなかったが、近年の出題では天然物化学に関する問題も多く感じる。また、文字数制限の論述問題に対して要点をついた論述力も身につけておきたい。さらに、問題条件が整理しにくいような問題もよく出題されているので、しっかりと問題文を読み取り正しく条件を整理し問題を解答していくというような練習も必要になってくると感じる。受験生のレベルを考え合わせるとケアレスミスなどは致命的。計算問題も例年多く出題されている。
    化学科:小枝先生

  • 生物出題

  • 生物分析

  • 生物傾向

    大問3題となっている。1題は生殖と発生に関する内容で、卵割・体細胞分裂と減数分裂・ウニの受精の問題が出された。1題は細胞膜に関する内容で、浸透現象・ポンプ・ATP量・計算問題が出された。1題は遺伝子の発現に関する内容で、実験考察問題が出された。実験問題中心であるが文章量が多いのも特徴の一つである。内容が図で表してあれば理解しやすいが、文章だけなので難しい。特に遺伝子の実験問題が文章量が多く、内容を理解するのにも時間がかかる。他の問題が一般的な内容なので差が激しい。自分の知識を増やし、実験内容を理解することが問題を解く鍵となる。

  • 生物対策

    語句を正確に覚えておくことは必須条件である。教科書を用いて用語のまとめを行い、問題集の空所補充や語句記入を多くこなして知識の定着を図ろう。次に、図説を用いて各細胞や組織の模式図を覚えるとともに、実験も覚えるようにしよう。特に実験問題は実験そのものを覚えている方が内容を理解しやすく解きやすい。計算問題も基本的な内容が多いので、計算で失点すると致命的となる。代表的な計算問題は問題集を利用して何度も解いて解き方を理解し、覚えるようにしよう。実験問題も同様である。また、分野の偏りがないので、不得意分野を作ることは危険である。生物全範囲に目を通し、しっかりと覚えるようにしよう。
    生物科:日田先生

  • 物理出題

  • 物理分析

  • 物理傾向

    大問4題で構成され、力学、電磁気、熱力学、原子が出題されている。力学は同じ質量の2つの小球の直線上と平面上での弾性衝突の問題、電磁気は荷電粒子の電場内の加速度運動と磁場内での等速円運動の問題が出題されている。熱力学は断熱容器内での理想気体の混合の問題、原子は光電効果とγ線の振動数の問題が出題されている。点差がつくとすれば平面上での弾性衝突、電場内での荷電粒子の運動、気体の混合、光電効果などでの題意のくみ取りが素早くできたどうかであるが、すべて典型的な標準問題であり、日頃の学習の成果がしっかり出るだろう。例年のような思考力や読解力などを試すような問題は出題されていないので、高い点での争いになる。

  • 物理対策

    標準~やや難の問題をしっかり解いておくこと。’06からは標準的な問題が中心となっているので、解き易くなったが、以前のように難度の高い問題が出題されることも考えられる。また、難度は高くなくても組み合わせレンズや人の目のレンズ、ヤジロベエ、U字管での水棒の単振動、ガウスの法則、重心速度、断熱変化のポアソンの式、フェルマーの原理などのような出題の少ない問題や見慣れないタイプの問題もあるので、苦手な分野ややり残した分野はなくしておくことが大切である。また、日頃から問題を素早く読み、把握し、手早く解くことを心掛けておくことも重要である。近年高得点での争いになっているので、ケアレスミスに充分注意すること。
    物理科:吉武先生

日本医科大学受験の
最新出題総評

私立医学部の中では難関とされる大学の1つである。2017から募集人員18名で後期試験を導入した。国公立医学部との併願者も多く、繰り上げ人数は公表されていないが、補欠者には順位が付いており、一般入試1回のみの募集形式だった頃は200番前後まで繰り上げ合格が回る年もあった。

合格者に占める3浪以上の割合が高いことから、特に多浪生や再受験生の間で人気が高い。英語300点、数学300点、理科2科目400点という英語・数学に傾斜した配点である。

  • 英語
    出題内容はやや流動的、高レベルの読解力と記述力を身につけよ
  • 数学
    [2]以降で点を取るには上位国公立大~難関国公立大レベルを
  • 化学
    問題の難易度はやや高い。精度の高い知識、計算力も必要
  • 生物
    出題分野が少ないまま、難易度が上がった
  • 物理
    近年高得点での争いになる傾向なので、ミスなく素早く解こう!!

小論文

●状況を理性的に考えて論述する力が求められる
●図表型
●絵・写真型

年度 試験区分 内容 字数 時間
16 一般 (1日目) 最近見られる外国人トップの就任は、成功例だけとは限らない。日本人の得手不得手に触れながら統治・管理のあり方について述べる。 600字 60分
一般 (2日目) ネズミの背中に再生した人の耳のカラー写真を見て、再生医療について思うことを述べる。 600字 60分
15 一般 (1日目) 7行の長い設問の前半は、喫煙による肺がん、口腔・咽頭がん、脳梗塞・心筋梗塞などリスクの説明。後半は、自分の大切な人が治療のために医師から禁煙指導を受けたのにもかかわらず隠れて喫煙しているときの対応について述べよというもの。 600字 60分
一般 (2日目) 「100平方㎞当たり医師数の分布(平成20年)」 厚生労働省 6行の設問では、医師不足解消のため医学部定員増を実施しており、平成26年度は7年前に比べ1436人増加し、都市部は医師余剰となり、地方との格差拡大の可能性。医師偏在解消策について考えを述べよ。 600字 60分
14 一般 (1日目) 頻繁に起きるデータ捏造事件と学校での提出物に見られる不正行為の根本は同じであることについてその背景分析と対策方法について述べる。 600字 60分
一般 (2日目) 救急・救助の現状(東京消防庁)図表「救急出動件数及び搬送人数の推移」より、救急医療の課題と対策について述べる。 600字 60分

●傾向
“ この3年間、2日のうち、1日は長めのテーマ型。もう1日は、’16は初登場の絵・写真型、’15,’14は図表型だったので併せて練習しておこう。図表型もテーマ型も、設問の前半にヒントがあるので参考になる。
’16の写真は、再生医療について600字で「思うところを述べよ」とあるので深い知識はいらないが、日本医大は背景知識があった方が本当は書きやすい。この写真は有名だが、ヒトの耳というかは難しいところである。奇しくも受験期に、東大・京大チームがヒトのiPS細胞を使ってネズミの背中に、ヒトの耳介軟骨を作ったことが報じられた。臨床試験を経て実用化に至れば朗報である。再生医療安全確保法、医療品医療機器等法が施行されて1年。書店では、再生医療のテキストよりも目立つところに法解説のぶ厚い本が置かれている。再生医療は現在、細胞の自己組織化が注目されている。研究倫理や社会的影響などについて考えてみよう。’15は医師の偏在と過剰について問われた。今年初め厚労省が、2033年には医師不足は解消され、その後過剰に転じるという推計を示した。’15の喫煙の課題は、「自分の大切な人」を具体的にして論述すると真実味が増す。’14の救急出動や、データ捏造を含めテーマは大抵ニュースになっているので、対策時には出来事の背景や意味を確認しておこう。”

面接

■所要時間
グループ討論30分 個人10分
■面接の進行と質問内容
<グループ討論>
最初にテーマについての簡単な説明があり、1分程度の考える時間が与えられる。その後一人ずつ挙手して自分の考えを述べてから討論に入る。
・教育の場においてSNSを利用すること
・趣味を持つことについて
・髪型が人に与える印象について
・リーダーとなるためには
・理想の先生とは
・運動部と文化部の違いについて
・若者の理系離れについて
<個人>
・医師志望理由
・本学志望理由
・グループ討論の感想
・短所とその克服法
・尊敬している人物
・人生において感動したこと
・医師以外の職業を考えたことはあるか
・研究に興味はあるか

グループ討論は、ひとつのテーマについて全員が意見を言い合う。ディベートではないので、討論が盛り上がるよう多角的な視点から発言したい。グループ討論と個人面接の面接官は同じで、個人面接ではグループ討論の感想と言い残したことはないか聞かれる。

面接官の人数:グループ討論3名 個人3名
受験生の人数:グループ討論6名 個人1名

田尻学院長の最新分析

-日本医科大学編-

慶応義塾大学、東京慈恵会医科大学と並び私立医学部の御三家と称される名門大学である。同一学校法人のグループ大学に日本獣医生命科学大学がある。創立130周年記念事業の一つとして2010年3月から2017年の竣工を目指し新病院の建設が始まった。丸山ワクチンの開発者である丸山千里博士からの伝統を受け継ぐワクチン療法研究施設も設置されている。

25才以上の学生が2015年5月現在で108名在籍していることから分かるように年齢は合否には全く関係ないと考えていいだろう。2011年1月に実施された入試の物理では98年に出題された過去問に手を加えた問題が出題された。今後も過去問が使われる可能性がある。6名で行われるグループ討論は形式自体はオーソドックスなグループ討論ではあるが、他の受験生と比較されるので、十分な準備をしておきたい。

一般入試の補欠には順位が付く。