私立医学部・歯学部予備校のメルリックス学院 | 医学部受験・再受験・入試

岩手医科大学受験合格のための攻略ガイド
医学部受験合格必勝のための受験情報・対策ガイド

岩手医科大学

一般入試で毎年600名以上の1次合格者を出している。(2017は645名) これは私立医学部の中では飛び抜けて多く、激戦を極める私立医学部入試の中では、比較的1次合格が出やすいとされる大学の1つ。
私立医学部の中では入試日程が早いため、いわば肩慣らし的に受験する人が多く、このところ志願者が急増している。
2017から全科目マーク式となり、徐々に出題傾向が変化している。英語は易化、理科は難化の傾向にあるので、そのことを踏まえて対策を立てておく必要がある。数学の難易度は年によってばらつきがある。

夢の先へ

岩手医科大学の合格者の声
岩手医科大学 概要
開学年度 昭和3年
創設者 三田 俊次郎
理事長 小川 彰
学長 祖父江 憲治
学部所在地 〒020-8505
岩手県盛岡市内丸19-1
交通手段 JR盛岡駅よりバス10分
http://www.iwate-med.ac.jp/
岩手医科大学 特色

明治30年(1897年)の私立岩手医学講習所を前身とし、以来119年間「医療人たる前に誠の人間たれ」を建学の精神として、医学部7千余名、歯学部3千余名の良医を全国に送り出してきた。矢巾キャンパスでは、医・歯・薬・看護各学部の臨床実習を除く教育課程が行われており、他に類を見ない新しいコンセプトの医療系統合大学となる。また、超高磁場研究センターには国内2例目となる7テスラMRIがある。
カリキュラムではPBLを多く取り入れて学生の自主性を重視するとともに、1年次に看護・施設介護、3年次に地域医療研修と救急センター当直・救急車同乗体験、5、6年次に再度スチューデントドクターとして地域医療研修を行うなど、地域・現場に根ざした医学教育を行う。

岩手医科大学 略歴
昭和3年 私立岩手医学専門学校を設立
昭和22年 岩手医科大学に改称
昭和26年 新制岩手医科大学を開設
昭和40年 歯学部、教養部を設置
平成19年 矢巾新キャンパス完成、薬学部を開設
平成23年 医学部・歯学部を矢巾新キャンパスに移転
平成29年 看護学部を設置

岩手医科大学の項目別受験情報

入試日程・募集人数

試験区分
募集人員
出願期間
試験日
1次
2次
推薦
20名
10/24(月)~11/2(水)消印有効 11/12(土)
地域枠特別推薦
15名
一般 88名 12/6(火)~1/5(木)消印有効 1/18(水) 1/27(金)
1/38(土)*1

入試情報

2016 2015 2014
一般 募集人員 88 88 88
志願者数 3,540 3,344 2,958
一次受験者数 3,384 3,211 2,869
一次合格者数 659 661 671
一次合格倍率 A/B 5.1 4.9 4.3
二次受験者数 615 617 619
正規合格者数 97 88 88
正規合格倍率 A/C 34.9 36.5 32.6
補欠候補者数
繰上合格者数 110 80 84
総合格者数 C+D 207 168 172
合格実質倍率 A/(C+D) 16.3 19.1 16.7
入学者数 88 88 88
合格最高点
合格最低点
推薦 募集人員 20 20 20
志願者数 95 93 87
受験者数 95 93 87
合格者数 20 20 20
実質倍率 E/F 4.8 4.7 4.4
入学者数 20 20 20
合格最高点
合格最低点
地域枠推薦 募集人員 15 15 15
志願者数 40 47 47
受験者数 40 47 47
合格者数 15 15 15
実質倍率 E/F 2.7 3.1 3.1
入学者数 15 15 15
合格最高点
合格最低点

繰上合格

合格発表時に繰上順位をつけた補欠者を掲示する。定員に欠員が生じた場合、繰上順位の上位者から繰上合格者とし、電話連絡する。

志願者数推移

男女比

現浪比

医師国家試験合格状況

教授出身大学比率

学納金

2017年度学納金
1年次 入学金
2,000,000
授業料
2,500,000
施設設備費
1,000,000
教育充実費
3,000,000
実験実習費
500,000
初年度納入金総額
9,000,000
入学時最低納入金
5,500,000
2年次以降の年額
5,000,000
6年間の総額
34,000,000

※その他(1年次)400,000円、寮費(1年次全寮制)836,000円

寄付金・学債

入学に関連した寄付金・学債の募集は一切行っておりません。

岩手医科大学の受験科目の最新出題傾向分析

岩手医科大学の過去5年間の受験科目における出題分野、難易度をメルリックス学院が誇る講師陣が分析します。
最新の攻略ポイントをしっかり押さえて、絶対合格を目指そう!!

  • 英語出題

  • 英語分析

  • 英語傾向

    当傾向分析が始まって以来初といえる出題内容の変更があった。主な変更点は、①記述問題がなくなり、②会話文と発音問題が出題されたことの2点。①はすなわち従来の和訳、英作文、要語形変化の英文中空所補充のすべてがなくなったということ。英作文などは平易だったものの、やや工夫を求められた和訳もなくなったということは負担減といえるかもしれないが、オールマークになったことで、他に差をつける箇所が全くなくなったという見方もできる。2問ある長文は従来よりもやや長めだが、英文自体の難度はなく問いも平易で、取り組みやすくなっている。これまでなかった内容合致も3問出題されている。短文完成や整序英作文は、変わらず易~標準レベル。②についても平易だが、発音は全く対策していなければ失点してしまったかもしれない。傾向に変化があったとはいえ、全体的に易化したといえそうだ。

  • 英語対策

    今回傾向に変更があったが、対策の仕方を大きく修正しなければならないことはないだろう。もちろん今回の出題が踏襲されるのであれば記述対策は不要ということになるが、必ずしも同じ内容と言い切れはしないので、従来の和訳、英作文対策も余裕を持ってやっておきたいところ。要語形変化の空所補充問題にもあたっておけば、たとえ記述が出題されなくても文中空所補充選択は出題される可能性が大なので、いい演習にはなるだろう。文法パート(短文完成、整序英作文)は基礎から標準まで繰り返し演習し、頻出問題のツボをしっかりおさえておくこと。会話文や発音問題については、他大学の過去問などを参考にして、数多くあたっておこう。出題傾向や内容を気にし過ぎずに、標準レベルの実力をきちんと身につけておけば、多少の変更があっても必ず合格点はとれるはずだ。
    英語科:牧先生

  • 数学出題

  • 数学分析

  • 数学傾向

    穴埋め式の全3題で「場合の数・確率」と数学Ⅲの「微分・積分」は大問で毎年出題。’10~’15は[1]で場合の数・確率、[2]か[3]で数学Ⅲの微分・積分の問題であったが’16は[1]が小問集で[2]で場合の数・確率、[3]で数学Ⅲの微分・積分。問題の形式と傾向が大きく変わった’12は基本的な問題を組み合わせた問題で、’13以降はどの問題も中堅~上位私立大レベルの問題集などによくありそうな問題となっている。難しい問題を解くための考え方や高度なテクニックは必要ないが、基本的な解法・考え方をいくつか組み合わせながら考えて解く問題が中心。’16は新課程の複素数平面と条件付き確率の問題が入っていた。

  • 数学対策

    「場合の数・確率」や数学Ⅲの「微分・積分」が頻出であるが、他にも様々な単元から出されている。また、出題形式・傾向が大きく変わった’12から比較的解きやすい問題が多くなっているが、基本的な考え方を積み上げていく問題や優し目とはいえ総合的な問題が中心となっており、その場で考える能力もある程度試されている。中堅~上位私立大レベルの典型問題はどの単元も一通りこなして基本レベルでの穴をなくし、その上で、中堅~上位国公立レベルのやや総合的な問題もこなしてその場で考える総合問題などにも対応できるようにしておいた方がいいだろう。問題は3題であるが制限時間が60分と短いので過去問で時間配分にも慣れておこう。

  • 化学出題

  • 化学分析

  • 化学傾向

    大問4題の出題が例年続いている。’16でも大問4題の出題だった。例年特に難問は見当たらない基本的な問題から標準レベルの問題の出題になっている。年度によってやや難化したり易化したりと年度によって難易度にはややばらつきがある感じだ。’16では[1]で熱化学方程式と化学平衡の問題。[2]では無機化学の性質など知識系の問題。[3]では合成高分子化合物からイオン交換樹脂の問題が出題されている。[4]では芳香族化合物の反応経路の問題でフェノールやサリチル酸の性質などが出題された。’16の出題はなかったが電離定数の取り扱いに関する問題や天然物化学の問題が例年多く出題されている。

  • 化学対策

    例年、基本問題から入試の定番問題を中心とした問題構成になっている。教科書を中心とした基本内容をしっかり学習するだけではなく、入試用の問題集で受験の頻出問題や定番問題を確実に学習する必要がある。ミスを誘発しそうな問題も見当たらないし、新傾向の問題も例年ほとんど出題されることはない。また、計算問題の量がやや多い年度もあるため、単純なミスや思い違い、計算ミスなどをしがちな受験生は注意が必要になる。また、(’16では合成高分子化合物の問題が出題されたが)天然物化学に関する出題も最近では必須であるため基本的な知識の習得から、やや応用的な内容まで確実にやりこんでおきたい。論述形式の問題は例年出題されていない。本番では取りこぼしを最小限にするように気をつけたい。

  • 生物出題

  • 生物分析

  • 生物傾向

    大問3題で、1題は神経に関する内容で、名称・膜タンパク質・神経の伝導速度の計算が出された。1題は生殖と発生に関する内容で、性決定様式・配偶子形成・ウニの受精・発生に関する正誤問題が出された。1題は血液に関する内容で、名称・酸素解離曲線を使った計算が出された。小問10問という出され方が無くなったので、分野は3分野と少なく、内容も難解な物は出なかった。基本的な問題が多い事と、時間的には余裕が有る事から、合格者の得点は高いと思われる。1つのミスが命取りになるので、ミスのないように解きたい。

  • 生物対策

    ’09は総合問題が入り、’12では大問3題の3分野となったが’13では大問5題となり、’14はまた大問3題に戻った。’15では小問が入った。’16では3題に戻った。毎年のように変更がある。しかし、いずれの年も分野が少ないので、苦手な分野を作らないことが第一である。各分野の内容は意外と多く、基本的には語句を答えさせる問題ではあるが、計算問題が多くなった。現象の説明や、実験に関する考察を聞かれることが多く、病気や病気の予防と対処方法も良く出される内容である。核酸とタンパク質合成は必須であったが、’14は顕微鏡、細胞の組成、生殖と発生の3分野となり、出題内容を毎年変更しているので注意しよう。いずれにせよ基本的な内容が多いので、ケアレスミスのないようにしよう。

  • 物理出題

  • 物理分析

  • 物理傾向

    小問集合を含む大問3題で構成され、波動、電磁気、原子、力学からの出題である。小問集合は円運動する音源によるドップラー効果、AED(除細動器)の原理、ウランの核分裂、中性子のβ崩壊、水素原子核の核融合が出題されている。力学は二輪車の安定性を力のモーメントにより考察する問題が出題されている。電磁気は電荷が一様に分布する金属細線による電場からの力を用いたリニアモーターの仕組みが出題されている。小問集合はAED以外は解いたことがある問題なので解き易い。二輪車は慣性力の扱いと摩擦力の向きの正しい理解が必要である。リニアモーターは誘導に乗れば解ける。時間にあまり余裕はないので、効率よく解かなくてはいけない。

  • 物理対策

    基本問題から標準問題までをしっかりと解いておくこと。力学は全般的に出題されるので、万有引力なども含めて幅広く学習しておくことが必要である。電磁気ではコンデンサーを含む直流回路とRLC直列回路を含む交流を中心に、電磁誘導や電流が磁場から受ける力、ローレンツ力による荷電粒子の運動なども学習することが必要である。熱力学では典型的な問題を全問正解できるようにしておくことが必要である。原子は’09、’11、’12、’14、’16に出題されているので、典型的な問題は解いておくことが必要である。すべての問題が「高得点を獲得できる問題」なので、単位の付け忘れなどのケアレスミスをしないことも大切である。

岩手医科大学受験の
最新出題総評

入試で毎年600名以上の1次合格者を出している。(2017は645名) これは私立医学部の中では飛び抜けて多く、激戦を極める私立医学部入試の中では、比較的1次合格が出やすいとされる大学の1つ。

私立医学部の中では入試日程が早いため、いわば肩慣らし的に受験する人が多く、このところ志願者が急増している。

2017から全科目マーク式となり、徐々に出題傾向が変化している。英語は易化、理科は難化の傾向にあるので、そのことを踏まえて対策を立てておく必要がある。数学の難易度は年によってばらつきがある。

  • 英語
    出題内容に変更あり。記述がなくなり差をつけにくくなる。基礎の徹底を
  • 数学
    場合の数・確率、微分・積分が必出。基本的な考え方をしっかりと
  • 化学
    基本的な問題から、やや難化の傾向が見えてきた
  • 生物
    出題分野が少ないので、苦手分野を作ると難しい
  • 物理
    原子が出題されることが多いのでしっかりと準備をしておこう!!

小論文

●読解力と背景知識を活かす力が求められる

●資料文型

年度 試験区分 内容 字数 時間
16 一般 石川九揚講演録 『縦に書け、縦に考えよ―縦と横の文化学―』より 「縦」と「横」のイメージに関する考えを自由に述べる。 600字 50分
15 一般 中村桂子 『ゲノムに書いてないこと』より 「わかる」ということについて考えを述べる。 600字 50分
14 一般 真野俊 『「命の値段」はいくらなのか?』より 「いのちの重さ」について思うことを述べる。 600字 50分

●傾向
“ 小論文は1次で課される。資料文はA4の半分程度で短いが、読解は難しいので背景知識や過去問が役立つ。たとえば、’12資料文中の「アーツ」は、ウイリアム・オスラー医師の医のアート(技術)や教養の必要性を下敷きにしている。また既出の日野原重明からは「医のアートとサイエンス」も出る(東北医薬大参照)。だから、著者の他校課題も要チェック。’14の国民皆保険制度は、医療制度を問う先駆けとなり、翌’15には北里大や獨協医大も出題している。
’16の設問は従来よりも長い。また、設問要求にある「イメージ」という言葉が資料文になく(通常はほぼある)、読解の指標がない。書家のこだわりに着目し、前半なら、①「縦に書け、縦に考えよ」。②縦画と横画は、一つの文字の中で互いに役割を担い、縦は横にならない。③学生達は“天”という字を紙の上の方に書いた。…などから自分のイメージを膨らませる。例えば、②から、一つの場で互いに大切な役割を担い合う→部活、家庭、医療の中での縦と横とは?また、①+③から→たしかに縦書きは、上から下に向けて縦に書きながら考えている。横に書いて考えると違いは?…など考えてみる。後半も含め自分にとって書きやすい材料を探す。著者である石川九揚は現代文では出題されている。’15は、文系小論文で問われる「わかるということ」だった。科学における「わかる」と日常における「わかる」の違いを読み取る。著者は生命誌研究者。文中に登場する数学者の藤原正彦は頻出。’14の題名は「命の値段」だが、問われているのは「いのちの重さ」である。表記にも注意。’13にも「物語られるいのち」が出題された。また今まで「ベッドサイドの看護学」、「地域医療」、「健康とは」など人間を対象とした医学・医療における医師のあり方が問われている。
読解が中心の対策は、日大の’14~16の設問の後半(自分の考え)を使って50分600字で書いてみる。医学・医療も増えてきたので川崎医大、北里大、聖マリアンナ医大の’15、’16は必読。地域包括ケアシステムと多職種協働(チーム医療)なども押さえておきたい。

面接

■所要時間
個人10~15分
■面接の進行と質問内容
【面接前にアンケート記入あり】
性格に関する約40問のアンケート。質問に対して「はい」「いいえ」「よくわからない」で答える。面接ではアンケートの内容についても聞かれる。
【面接の質問内容】
・医師志望理由
・本学志望理由
・部活動について
・学校内で自分はどんな立ち位置にいるか
・リーダーシップについて
・長所と短所について
・趣味について
・浪人して得たもの
・卒業したら岩手に残るか
・理想の医師像について
・希望する診療科とその理由
・災害医療について
・最近の医療ニュースについて
・地域医療について
・生物の履修について(物理選択者)
・大学の専門科目について(再受験生)
・自己PR

本学と東京の2会場で実施。広い会場で一斉に複数の面接が行われるので、大きな声で話すことを心がけた方がいい。自己PRが課せられることがあるので、何を言うか考えておいた方がいい。大学側は地元に残ってくれる人を望んでいるように感じる。

面接官の人数:2名

田尻学院長の最新分析

-岩手医科大学編-

医学部・歯学部・薬学部が揃う医療系の大学。2017年4月には看護学部を新設する予定である。医学部と歯学部の両方を持つ大学は国公立を含め少なくないが、医学部と歯学部の連携が緊密な点で一歩リードしている。また、医学部は別キャンパスという大学が多い中、岩手医科大学は医療系3学部が矢巾の新キャンパスに揃うことになり今後一層、3学部が連携しての教育に期待できる。

一般入試の1次試験は例年センター試験終了後、最初の水曜日に行われ、私立医学部入試では最初または2番目の入試となることが多い。私立医学部入試では、どこから入る(受ける)かが大きなポイントとなるため1次合格者が600人を超える岩手医科大学を受験するかどうかは、じっくり考えてもらいたい。尚、2次試験は東京でも受験できる。一般入試の配点は、英語と数学が各100点に対し、理科は2科目で150点とやや英語と数学の配点が高い。