入試日程によって志願者数が左右され、特に関東圏の大学と1次試験日が重なると志願者が減る傾向にある。2013はバッティングしたのが、西日本の関西医科大学と川崎医科大学だったため、志願者は前年比120人増の2,062人であった。
国公立医学部併願者との兼ね合いから、センター試験の平均点によって合格ラインが上下する傾向にあり、センター試験の平均点が下がった2013は合格最高点・最低点ともに上昇した。また、例年60人程度の繰り上げ合格者も102人と増加した。
入学者の現浪比には指定校推薦で合格した30人あまりの現役生が含まれているので注意したい。
開学年度 | 昭和45年 | |
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創設者 | 北里 柴三郎 | |
理事長 | 東原 正明 | |
学長 | – | |
学部所在地 | 〒252-0374 神奈川県相模原市南区北里1-15-1 |
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交通手段 | 小田急線相模大野駅よりバス25分 | |
URL | https://www.kitasato-u.ac.jp/med/ |
北里柴三郎博士が設立した北里研究所を母体とする生命科学の総合大学。
一般教養と専門課程の区別をなくすなど、ユニークな科目編成でバランスの取れた教育を実施。
「患者中心の医療」を実践する2つの大学病院は高度な先進医療を提供、地域医療の中核を担う。
昭和45年 | 北里大学医学部を開設 |
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昭和46年 | 北里大学病院開院 |
昭和61年 | 北里大学東病院開院 |
平成元年 | 北里研究所メディカルセンター病院開院 |
平成25年 | 北里研究所メディカルセンター病院を北里大学メディカルセンターに改称 |
平成26年 | 新・北里大学病院開院 |
平成27年 | 北里大学特別栄誉教授大村智博士ノーベル生理学・医学賞受賞 |
平成29年 | 北里大学臨床教育研究棟完成予定 |
北里大学の過去5年間の受験科目における出題分野、難易度をメルリックス学院が誇る講師陣が分析します。
最新の攻略ポイントをしっかり押さえて、絶対合格を目指そう!!
◎=大問 ○=小問
5段階で評価
2010より時間が短縮され70分になったが、問題量はほどほどでオールマークでもあり、無理のない分量といえる。
2012では長文が1問になり、従来に見られなかった形式の問題が一部見られるなど傾向は若干流動的ではあるが、文法関連については、短文完成、誤文訂正、整序英作文のうち少なくとも2つは出題されると思ってそれぞれを十分演習しておきたい。
長文のレベルは標準と言えるが、近年は会話形式(インタビュー)や演説文の抜粋なども扱われることもあり、医学関連に留まらず幅広い題材に触れておくのが望ましい。
◎=大問 ○=小問
5段階で評価
特徴は何といっても[2],[3]の「行列」「微分・積分」。
[2]の行列は標準問題集に載っているような問題がほとんど。
行列のn乗や1次変換の問題は入試標準~発展レベルの典型パターンを一通りマスターしておこう。
[3]の微分・積分は上手く解かないと時間がかかってしまう問題が出されることも多い。
普段から計算等も面倒がらずに最後まで解き切るように。
他の単元も、少なくとも基本・典型レベルまではしっかり押さえておこう。
◎=大問 ○=小問
5段階で評価
全問マーク形式の問題。化学の全範囲からほぼ満遍なく出題され、例年計算問題が占める割合が多く、受験生にとってはかなり時間が必要な問題が多い。2010以降では試験時間が短縮されている関係からか計算問題の量はやや減少しているように思われる。
計算問題で時間をかけずに要領よく解答するコツを身に着けておく必要がある。
また、知識的な問題でも時間をかけて思い出す・・のではなく、瞬間的に解答ができるように精度が高い知識が必要になっている。
◎=大問 ○=小問
5段階で評価
大問3題の構成。1つの大問中にその大問で扱われたテーマに関する他分野の問題が含まれることがある。また、近年では遺伝子、タンパク質、バイオテクノロジーなどに関する問題が何らかの形で含まれている。
計算問題、遺伝、実験考察問題の中には解答に時間のかかる問題が含まれていることがあるので、知識問題を先に解いてからこれらの問題を十分に時間を使って解くようにするなど、時間の配分には注意した方がよいだろう。
◎=大問 ○=小問
5段階で評価
小問集合を含む大問3題で構成され、毎年全分野からの出題となっている。小問集合は基本問題が中心なので、全問正解が必要である。大問2題は標準的な問題が中心であるが、見慣れない問題も出題されている。見慣れない問題では先入観を捨て、問題をしっかり読み、内容を把握することが重要である。
2010から試験時間が50分になり時間にあまり余裕がなくなったので、焦らずに解いている問題に集中し、ミスをしないことが大切である。
入試日程によって志願者数が左右され、特に関東圏の大学と1次試験日が重なると志願者が減る傾向にある。2013はバッティングしたのが、西日本の関西医科大学と川崎医科大学だったため、志願者は前年比120人増の2,062人であった。
国公立医学部併願者との兼ね合いから、センター試験の平均点によって合格ラインが上下する傾向にあり、センター試験の平均点が下がった2013は合格最高点・最低点ともに上昇した。また、例年60人程度の繰り上げ合格者も102人と増加した。
入学者の現浪比には指定校推薦で合格した30人あまりの現役生が含まれているので注意したい。
首都圏にある大学とは思えないほど緑が豊かな広大なキャンパスに北里大学医学部はある。医学部のある相模原キャンパスは全面的な建て替えが進んでおり今後、最新の設備で学ぶことが可能になる。白金キャンパスには1972年の設立以来、東洋医学のメッカとして先駆的な役割を果たしてきた東洋医学研究所があり、東洋医学にも造詣が深い。ここでは東洋医学ドックなどが行われている。
指定校推薦入試は学力試験も課されるが、合否を分けるのは独特の2種類の面接であろう。いずれも3人一組で行われ他の受験生と比較されるため優劣がはっきりする。聞かれることは毎年、ほとんど同じであるだけに事前の準備は怠れない。
また、編入学試験では英語と理科は一般入試と同じ問題が使用され、数学は一般入試の問題からの抜粋となる。編入学試験の必要書類には大学時代の担当教員の推薦書もあるため、出願までに時間的な余裕がほしい。一般入試では神奈川県地域枠5名、山梨県地域枠2名が設定されている。