2010から4年連続で600名以上の1次合格者を出している。(2013は650名) これは私立医学部の中では飛び抜けて多く、激戦を極める私立医学部入試の中では、比較的1次合格が出やすいとされる大学の1つ。
杏林大学、兵庫医科大学と1次試験日が重なった2013は2,197名と志願者を前年より267名減らしたが、私立医学部の中では入試日程が早いため、いわば肩慣らし的に受験する人が多く、毎年多くの受験者を集める。
問題自体はそれほど難しくなく、英語の語形変化を伴う空所補充問題でどれだけ点を取るか、理科でどれだけケアレスミスを減らせるかがポイント。
開学年度 | 昭和3年 | |
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創設者 | 三田 俊次郎 | |
理事長 | 小川 彰 | |
学長 | 小川 彰 | |
学部所在地 | 〒020-8505 岩手県盛岡市内丸19-1 |
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交通手段 | JR盛岡駅よりバス10分 | |
URL | https://www.iwate-med.ac.jp/ |
学祖三田俊次郎が私立岩手病院に併設した医学講習所が前身。
その後岩手医学専門学校などの変遷を経て昭和27年新制大学として発足。
高度救命救急センターは24時間体制で運営され、地域医療に密着した私立医科大学としての地位を確立している。
昭和3年 | 私立岩手医学専門学校を設立 |
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昭和22年 | 岩手医科大学に改称 |
昭和26年 | 新制岩手医科大学を開設 |
昭和40年 | 歯学部、教養部を設置 |
平成19年 | 矢巾新キャンパス完成、薬学部を開設 |
平成23年 | 医学部・歯学部を矢巾新キャンパスに移転 |
平成29年 | 看護学部を設置 |
岩手医科大学の過去5年間の受験科目における出題分野、難易度をメルリックス学院が誇る講師陣が分析します。
最新の攻略ポイントをしっかり押さえて、絶対合格を目指そう!!
◎=大問 ○=小問
5段階で評価
出題は全体的に基本~標準レベルが中心で、文法・語法の演習をまんべんなくやってきていれば頭を悩ませる問題はほとんどない。
短文完成(いわゆる4択問題)と整序英作文の演習は必須だが、標準問題をそつなくこなせれば十分。長文らしい長文は出題されないが、文中空所補充選択は必要に応じて語形変化を求められるもので、十分慣れておく必要がある。
英作文も必出だが平易で、標準レベルの語彙(運用)力と文法の基本例文のストックがあれば特別な対策は不要。
◎=大問 ○=小問
5段階で評価
2012は今まで記述式だったものが穴埋め式となり、易化。「場合の数・確率」が頻出で2010から2012は[1]で場合の数・確率、[3]で数学Ⅲの微分・積分の問題。2012は教科書傍用問題集レベルの問題を組み合わせた問題ばかりであったが、それなりに考えないと解けない問題が混ざっている年が多い。
基本問題は一通り押さえ、その上で国公立上位レベルの総合的な問題にも対応できるようにしておこう。
◎=大問 ○=小問
5段階で評価
教科書に沿った出題から入試の定番問題からの出題が例年続いており、新しい題材や初見の問題は出題されることはない。近年では糖やタンパク質など天然物化学からの出題が続いている。また、数問程度の計算の小問集合の問題も出題されており、小問集合ではやや深い知識が必要とされることもある。
教科書レベルの基礎知識の確実な習得と入試の定番問題を確実に解けるようにすることが合格への近道。合格にはかなりの高得点が必要であると思われる。
◎=大問 ○=小問
5段階で評価
大問数が3題となっており、基本問題が多い事が特徴です。1題はDNAの研究に関する問題で、構造や性質が問われていた。1題は家系図を用いた伴性遺伝の問題であった。1題は眼の構造と視細胞の働きの問題であった。
難問は無く基本的な語句の確認が多く、合格者の平均点は高いと思われます。そのため、問題集の基本問題は間違いなく解けるようにしておきましょう。ただ、2011は珍しく計算問題も出されたので、生物でよく出される計算問題は一通り解けるように練習しておいた方が良いでしょう。
◎=大問 ○=小問
5段階で評価
例年大問3題で構成され、基本問題から標準問題が出題されている。力学、電磁気、熱力学からの出題が多いが、一般に出題が少ない原子からの出題もある。典型的な問題が中心であり、過去問などはしっかり解いておくことが必要である。
問題は解き易いので、高得点での勝負になる。それゆえ、単位の付け忘れや有効数字などでのケアレスミスは絶対してはいけない。日頃から丁寧に解答づくりをすることが大切となる。
2010から4年連続で600名以上の1次合格者を出している。(2013は650名) これは私立医学部の中では飛び抜けて多く、激戦を極める私立医学部入試の中では、比較的1次合格が出やすいとされる大学の1つ。
杏林大学、兵庫医科大学と1次試験日が重なった2013は2,197名と志願者を前年より267名減らしたが、私立医学部の中では入試日程が早いため、いわば肩慣らし的に受験する人が多く、毎年多くの受験者を集める。
問題自体はそれほど難しくなく、英語の語形変化を伴う空所補充問題でどれだけ点を取るか、理科でどれだけケアレスミスを減らせるかがポイント。
医学部・歯学部・薬学部が揃う医療系の大学。医学部と歯学部の両方を持つ大学は国公立を含め少なくないが、医学部と歯学部の連携が緊密な点で一歩リードしている。また、医学部は別キャンパスという大学が多い中、岩手医科大学は医療系3学部が矢巾の新キャンパスに揃うことになり今後一層、3学部が連携しての教育に期待できる。
一般入試の1次試験日は例年センター試験終了後、最初の水曜日に行われ、私立医学部一般入試では最初または2番目の入試となることが多い。私立医学部入試では、どこから入るか(受けるか)が1つの大きなポイントとなるため一般入試の初日または2日目となる岩手医科大学を受験するかどうかは、じっくり考えてもらいたい。
1次試験合格者数は2010年、2011年、2012年と3年続けて600人を超え医学部の中で最も多い1次合格者を出している。尚、2次試験は東京でも受験できるため東京近郊の受験生は受験しやすい大学である。一般入試の配点は、英語と数学が各100点に対し、理科は2科目で150点とやや英語と数学の配点が高い。