私立医学部受験・入試情報

杏林大学受験合格のための攻略ガイド

杏林大学受験合格必勝のための攻略ガイド

杏林大学

昭和45年 杏林大学医学部を開設
昭和54年 保健学部を開設
昭和59年 社会科学部を開設
昭和63年 外国語学部を開設
平成14年 社会科学部を総合政策学部に改称
平成28年 井の頭キャンパスを開設

開学年度
昭和45年
創設者
松田 進勇
理事長
松田 博青
学長
跡見 裕

学部所在地
〒181-8611 東京都三鷹市新川6-20-2
交通手段
JR吉祥寺駅・三鷹駅よりバス15~20分 京王線仙川駅・調布駅よりバス15~25分
公式HP
http://www.kyorin-u.ac.jp/


杏林大学の特色

 建学の精神である『眞・善・美の探究』を教育の原点におき、「良医」の育成に心がけている。「良医」とは、患者さんから人間的に慕われ、信頼され、しかも学識・技術に富み優れた臨床医のことである。  常に時代を一歩先取りしたカリキュラムは、6年間一貫教育を早くから取り入れている。平成28年度から新しいカリキュラムに移行し、1年次から「臨床医学入門」を開講するなど、入学後すぐに医学・医療の実際面に触れた講義・実習に触れ、臨床医学とそれがよって立つ基礎医学とのつながりを理解する。また、全国に先がけて「医療科学」講座を開講し、社会と医学の関わりを学びながら豊かな人間性を育成する。さらに全国でも有数の「救急医学」の講座を設け、学生の時から高度救命救急センターや救急車同乗を含む救急医療現場での実習を義務づけており、卒業生は医療の現場で「非常事態に強い」と高い評価を受けている。  3年次から4年次では臨床医学を学び、最新の臨床知識を修得する。新カリキュラムへの以降により、臨床実習の時間がこれまでの約1.5倍に増えるため、臨床技能や実地臨床に臨床知識を応用する能力を養う。加えてこの期間は、医師として相応しい行動の仕方、価値観・倫理観を身につける機会ともなる。
 英語は「医学英語」が必修であり、英語教員による講義の他に、臨床系教員による少人数グループ学習も行われている。

杏林大学の項目別受験情報

入試日程・募集人数

試験区分
募集人員
出願期間
試験日
1次
2次
一般
91名*
12/5(月)~
1/13(金)消印有効
1/20(金) 1/25(水)
(1次合格者のみ)
セ試利用 25名 12/5(月)~
1/13(金)消印有効
1/14(土)
1/15(日)
(大学入試センター試験日)
2/10(金)
2/11(土)

*1 東京都地域枠10名・茨城県地域枠2名を含む
*2 志願者全員いずれか1日
※ 出願はWebのみです

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入試情報

2016 2015 2014
一般 募集人員 91 91 91
志願者数 2,784 2,874 2,770
受験者数 2,649 2,716 2,623
一次合格者数 468* 471 464
一次合格倍率 A/B 5.7 5.8 5.7
二次受験者数 416* 416* 441*
正規合格者数 124 121 122
正規合格倍率 A/C 21.4 22.4 21.5
補欠候補者数 251* 231 223
繰上合格者数 135* 162 129
総合格者数 C+D 259* 281* 251
合格実質倍率 A/(C+D) 10.2* 9.7* 10.5
入学者数 92
合格最高点
合格最低点
セ試利用 募集人員 25 25 25
志願者数 1,191 1,387 1,628
受験者数 1,178 1,356 1,602
一次合格者数
一次合格倍率 A/B
二次受験者数
正規合格者数 40 30 30
正規合格倍率 A/C 29.5 45.2 53.4
補欠候補者数 180* 185 185
繰上合格者数 61* 77* 58
総合格者数 C+D 101* 107* 88
合格実質倍率 A/(C+D) 11.7* 12.7* 18.2
入学者数 25
合格最高点
合格最低点

*当校調べ
※ 一般の募集人員には東京都地域枠10名、茨城県地域枠2名を含む

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繰上合格

合格発表時に繰上順位をつけた補欠者を掲示する。定員に欠員が生じた場合、繰上順位の上位者から繰上合格者とし、電話連絡する。

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志願者数推移

男女比

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現浪比

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医師国家試験合格状況

教授出身大学比率

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学納金

2017年度学納金
1年次 入学金
1,500,000
授業料
3,000,000
施設設備費
4,000,000
教育充実費
0
実験実習費
1,000,000
初年度納入金総額
9,500,000
入学時最低納入金
※6,050,700
2年次以降の年額
5,500,000
6年間の総額
37,000,000

※その他550,700円含む

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寄付金・学債

入学に関連した寄付金・学債の募集は一切行っておりません。

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杏林大学 受験科目の最新出題傾向分析

杏林大学の過去5年間の受験科目における出題分野、難易度をメルリックス学院が誇る講師陣が分析します。
最新の攻略ポイントをしっかり押さえて、絶対合格を目指そう!!

英語

出題

分析

傾向

出題形式、内容に変化なし。文法は、短文完成、誤文訂正と会話文。短文完成15問、誤文訂正10問も同様。前者は概ね標準レベルで、頻出する言い回しに加え、分詞や態、時制など動詞関連のものや疑問詞の用法などが見られる。後者も、toの区別(前置詞か不定詞か)や三単元、語順など基本的なものが多い。長文は、①実験に基づく幼少期とその後の精神性の関係、②医師を志す筆者が、身近な人間がガンであることを聞かされたことから意識し出した患者との接し方や距離感、という内容。例年医学がらみの出題が多いが、②は’15同様エッセイ形式で、筆者の実体験を含んだ英文になっている。問いは双方とも内容合致と文中の語句補充。WhatやWhyなど疑問詞で始まる物が多い。長文の長さはA4判1.5~2ページほどで読解の支障となるような難単語もないが、内容合致の選択には細心の注意を払いたい。

対策

出題傾向、内容は固定されているので、過去問にそった対策が何より大切だ。短文完成と誤文訂正は標準レベルの問題が多いので、文法や語法を偏りなく演習し、特に後者は問題となりそうないわゆる「ツボ」をしっかりとおさえておけばかなりの時間短縮につながるはずだ。文法の演習書のみならず他大学の過去問も参考にして、十分過ぎるほどの演習を積んでおくこと。また、慣用表現やイディオムも積極的に増やしておきたい。長文は、医学関連のエッセイや実験を扱った読み物を「何を、何が、なぜ、どのように」などに注意を払いながら読む練習をしよう。そのようなタイプの内容合致問題は多いので、材料には事欠かないはずだ。
英語科:牧先生

数学

出題

分析

傾向

時間は60分。時間内に完答するのは難しい年が多い。頻出単元は数学Ⅲの微分・積分などだが、図形の絡んだ問題も目立ち、’16は複素数平面に図形が絡んだ問題が出された。過去には極方程式からも出されている。誘導形式の問題が多いが、誘導に乗るのが難しく上手く誘導に乗れたとしても手早く解くことが要求される問題が目立つ年が多い。’13と’14は私立大上位~上位国立大レベルの問題を解き慣れていないと誘導の意図をつかむまでに苦戦しそうな問題が目立ち、’15は[2],[3]の後半が苦戦しそうな問題、’16は上位私立大学受験者向け典型問題集に載っているような解法を組み合わせて解く今までに比べれば素直な問題であった。

対策

’16は例年に比べると解きやすかったが、誘導に乗り速く正確に解くことが要求される問題が多く、誘導の意図を読みとるがやや難しいと思われる問題が目立つ年もあり、短い制限時間の割には時間のかかりそうな問題や考えさせる問題が目立つ年もある。まずは私立大上位~国立大上位レベルの問題集に載っているような典型問題は一通りこなしてそのレベルでの穴をなくしつつ、それらの問題を通して速く・正確に解く練習をしてスピードをつけておこう。その上で、頻出単元については私立難関大レベルの応用問題もこなし、過去問を通して時間配分や誘導に慣れておこう。試験当日は解きやすいものから解き「取れるものを取る」姿勢でいこう。
数学科:寺西先生

化学

出題

分析

傾向

’13以降では大問3題の出題で、さらに、全問マーク式の問題形式。問題の内容も近年易化しているが、’16ではやや難化しているように感じる。しかし合格にはかなりの高得点が必要であろうと思われる。’16では[1]で無機化学を中心とした問題。ハロゲンに関する問題が出題された。[2]では冷却曲線などのグラフを用いた様々な溶液の凝固点降下。アンモニアの電離定数の問題が出題されている。[3]では有機化学の問題で脂肪族化合物の反応経路や合成高分子化合物に関する問題が出題されている。いずれも標準レベルの受験問題である。以前の過去問を見ると問題内容がとらえにくかったり、やや難しい理論化学の計算問題も出題されていたが最近では全く見られない。

対策

以前の杏林大学の問題ではやや難しい出題も見られたが、最近では解答に窮するような問題はほとんど見られず、問題内容もかなり易化している。受験の定番問題や頻出問題をしっかりと学習できていれば解答に苦しんだりすることはないと思われる。しかし、知識があやふやだったりすれば基本的な問題であればこそミスや誤答が現れがち。教科書の範囲の内容を脚注や発展学習も含めて確実に仕上げ、受験用の問題集や予備校のテキストなどを用いて定番問題の解答方法や考え方をしっかりと覚えておく学習が必要。また、やや計算問題の量が多いこともあるので、解答に時間をかけずに立式する学習や計算方法などを見つけておく必要がある。
化学科:小枝先生

生物

出題

分析

傾向

大問3題となっている。1題は2問の構成となっている。クエン酸回路に関する名称と計算問題が出された。また、アセチルコリンの働きと、阻害に関する考察問題が出された。1題は遺伝子に関する内容で、オペロン・DNAの複製・半保存的複製・計算問題が出された。1題はホルモンと性周期に関する内容で、名称や仕組みが出された。各項目は語句を聞いたり、用語の説明を求める問題が多くなり、実験を中心とした問題は少なくなった。用語を正確に覚えておくのが良い。計算問題は一般的な内容であるが、計算間違いをすると痛いので、しっかり練習しておこう。

対策

少し内容を変えて来たように思う。今までは実験中心の問題構成であったが、’16からは用語を中心とした問題へ変わっている。今後も用語を中心とするかは不明であるが、用語を正確に覚えておく事は必要である。計算問題が出される事は通常の範囲内なので、一般的な問題は解けるように十分に練習しておこう。語句を覚えるには、問題集の空所補充問題を使って覚えると良い。計算問題も標準的な問題に乗っている内容で良いので、何度も解いて間違いなく解けるように練習しておこう。問題が易しくなるという事は、得点が上がるという事なので、少しのミスが致命的となる。気をつけよう。
生物科:日田先生

物理

出題

分析

傾向

大問4題で構成され、力学、 電磁気、熱力学、波動、原子からの出題である。力学は斜面上の物体の運動、空気抵抗のある鉛直投げ上げ、棒付き円筒の力のモーメントのつりあいが出題されている。電磁気はダイオードを含む回路での電磁誘導が出題されている。熱力学と波動は大問1題の中で出題され、球形容器での気体分子運動論と光ファイバーの原理が出題されている。原子は光電効果とラジウムの崩壊が出題されている。標準問題が中心となっているが、空気抵抗、ダイオードの接続の向き、光ファイバーでの到着時間の比較、原子では解いたことがない受験生は戸惑っただろう。試験時間に対して問題数が多いので、時間配分に注意が必要である。

対策

標準~やや難度の高い問題までをしっかり解いておくこと。全分野から出題されるので、苦手な分野ややり残した分野はなくしておくことが大切である。’08から全問マーク式になり、問題数が多くなり、さらに難度の高い問題も増えているため時間が足りない状況になっていた。’12からは試験時間が50分になり、やや難度が下がり、’13、’14、’15、’16も難度は高くはないが、問題が多めなので時間配分に注意が必要である。日頃から問題を解くスピードと正確性を上げておくことが必要である。今の難度から以前の難度まで上がることも想定して、やや難度の高い問題も解いておくほうが良いが、まずは標準問題を完璧にすることをすすめる。
物理科:吉武先生

杏林大学大学受験の最新総評

このところ、一般入試の繰り上げ合格者は2013を除いて100名を越えている。入試日程がセンター試験のすぐ後と早く、1月中には2次合格発表があるため、国公立医学部と併願している受験生が多く、入学辞退者が多い。

入試の配点は英語・数学が各100点、理科2科目150点と英語・数学が重視されている。また、以前は50点あった小論文の配点は非公表となっているが、こちらもしっかり準備したい。

◆英語
長文にじっくり取り組めるよう、文法関連を手際よく処理できる実力を
◆数学
制限時間に気をつけ解ける問題を確実に。誘導に上手く乗ろう
◆化学
全問マーク式。基本から標準レベルの問題中心
◆生物
実験問題が無くなり、語句や計算が多くなった
◆物理
難度は高くないが油断せず、ミスなく手早く解くことが大切!!

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小論文

●自己を取り巻く社会生活への関心が問われる
●資料文型
●テーマ型
●図表型

年度 試験区分 内容 字数 時間
16 一般 「褒めて育てる」についてどのように考えるかを述べる。 800字 60分
セ試利用 (1日目) 「社会の秩序や安全を守るために規制を設ける」について考えを述べる。 800字 60分
セ試利用 (2日目) 「素質と環境が子どもの成長に及ぼす影響」について考えるかを述べる。 800字 60分
15 一般 「うそも方便」ということわざについて論じる。 800字 60分
セ試利用 (1日目) 「競争社会」について考えを述べる。 800字 60分
セ試利用 (2日目) 「表現の自由」について考えを述べる。 800字 60分
14 一般 学校や職場の「いじめ」に対する考えを述べる。 800字 60分
セ試利用 (1日目) 我が国の「結婚しない若者の増加」について考えを述べる。 800字 60分
セ試利用 (2日目①) 我が国の「ひとり暮らしの高齢者の増加」問題について考えを述べる。 800字 60分
セ試利用 (2日目②) 我が国の「少子化」問題について考えを述べる。 800字 60分

●傾向
“ ’14、’15、’16はテーマ型となった。一般の「うそも方便」や「褒めて育てる」などについては入試当日の、自力即応力でこなせると思われるが、’14や’16センター利用は、ある程度社会的関心を持っていた方が書きやすい。また、’11~’13は新聞記事を使用した資料文型だったので、復活した場合や面接対策も兼ねて、この1,2年の大きなニュースを確認する。医療・健康、高齢化、若者など他校でも頻出のテーマ対策は、保健や社会科の教科書・図説も活用できる。(なお、’14のセンター利用の2日目が2題あるのは雪のために時間帯を分けたため)時間の余裕があれば「誇れること」「読んだ本」「将来の抱負」など自分自身のことを書いてみる。
 テーマ型については、昭和大、近畿大、関西医大、久留米医大などの課題を800字で練習する。テーマ型は、例えば「グローバル化」といっても、オリンピックと感染症や、海外への留学、医療支援、医学教育の変化など、広い範囲から出題できるので、要注意。個々の効率的な練習法は小論文の先生に相談しよう。また社会的関心が問われているので、メルリックス配布の『医系小論文・面接用語集』に目を通しておくと面接対策兼ねることが出来る。

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面接

■所要時間
個人10分
■面接の進行と質問内容
【面接前にアンケート記入あり】
出身高校、高校卒業後の経歴、医師志望理由、本学志望理由、クラブ活動、ボランティア、アルバイト、外国での生活経験・特技・趣味 など
【面接の質問内容】
・医師志望理由
・本学志望理由
・併願校について
・医学部受験に対しての親の意見
・学費の出資者について
・高校生活や部活動について
・ボランティア活動について
・なぜ何年も浪人してしまったのか
・趣味や特技について
・自分の性格をどうとらえているか
・感情的なタイプか、論理的なタイプか
・入学後に何をしたいか
・将来、海外に行ってみたいか
・自分のセールスポイント
・医師は大変なことが多いが大丈夫か
・理想の医師像

小論文が始まる前にアンケートを記入するので、当日は早めに行くとよい。面接ではアンケートに書いた志望理由について詳しく聞かれるので、質問の内容を想定して書くよう心がけること。世間話のようなリラックスした雰囲気の場合もある。

面接官の人数:2名
受験生の人数:1名

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田尻学院長の最新分析-杏林大学編-

写真

分析結果

「眞・善・美の探究」を掲げ、医学部のある三鷹キャンパスの本部棟には「眞・善・美」の三文字がくっきりと書かれている。学生による教員の評価にも積極的に取り組んでいて、医学部教員のうち学生の評価の高い上位5名を「Teacher of the Year」として表彰している。

推薦入試を行わず、一般入試のみであることもあって、入学者の現役比率は低い。現役比率が1割を下回ることもあったため、2012年度入試から現役生の仕上りが遅い理科の配点を下げた。今後、理科の出題難易度を下げることも考えられる。学生による教員評価に積極的に取り組んだり、繰り上げ合格候補者(補欠)に順位を付けたり、私立医学部としては珍しく、寄付制度そのものがないなどの理由から受験生の人気は高まっている。

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