東京慈恵会医科大学

東京慈恵会医科大学受験合格のための攻略ガイド

東京慈恵会医科大学受験合格必勝のための攻略ガイド

東京慈恵会医科大学

明治14年 成医会講習所を設立
明治24年 成医学校を東京慈恵医院医学校に改称
大正10年 東京慈恵会医科大学を設置
昭和27年 新制東京慈恵会医科大学に昇格
平成4年 医学部看護学科を開設
平成14年 大学1号館が完成

開学年度
明治14年
創設者
高木 兼寛
理事長
栗原 敏
学長
松藤 千弥

学部所在地
〒105-8461 東京都港区西新橋3-25-8
交通手段
JR山手線新橋駅より徒歩10分 都営三田線御成門駅より徒歩3分
公式HP
http://www.jikei.ac.jp/


東京慈恵会医科大学の特色

 建学の精神である『病気を診ずして病人を診よ』の理念に基づき、医学に必要な基本的知識や技能を習得することはもちろん、人間性豊かな医師になるための責任感、使命感、および倫理観を身につけ、実践することを重視している。

 カリキュラムは「総合教育」「生命の科学」「研究」「医療(診療)の実地」の4本の柱からなり、さらにコースおよびユニットに細分化されているが、医師としての人間性、倫理的判断力、国際性、患者とのコミュニケーション能力などを養う「医学総論」は、1年から6年まで通して行われる。また「生命の科学」は、基礎医学、社会医学、臨床医学の各領域がそれぞれ有機的に連携している。

 入学時は国領キャンパス、医学の専門教育が行われる2年からは西新橋キャンパスで学ぶ。

東京慈恵会医科大学の項目別受験情報

入試日程・募集人数

試験区分
募集人員
出願期間
試験日
1次
2次
一般
110名*1
1/5(木)~
1/26(木)必着
2/5(日) 2/17(金)*2
2/18(土)
2/19(日)

*1 東京都地域枠5名、地域区分5名含む
*2 3日間のうち、どうしても都合のつかない日を1日のみ考慮

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入試情報

2016 2015 2014
一般 募集人員 110 110 110
志願者数 2,276 2,400 2,574
受験者数 2,073 2,183 2,368
一次合格者数 450 450 490
一次合格倍率 A/B 4.6 4.9 4.8
二次受験者数 422 418 462
正規合格者数 165 155 155
正規合格倍率 A/C 12.6 14.1 15.3
補欠候補者数 206 225 269
繰上合格者数 151 184 152
総合格者数 C+D 316 339 307
合格実質倍率 A/(C+D) 6.6 6.4 7.7
入学者数 112 112 111
合格最高点 86.50% 84.88% 83.50%
合格最低点 61.50% 62.93% 58.25%

※ 募集人員には東京都地域枠5名を含む

(注)合格最高点・最低点は正規合格者を対象

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繰上合格

補欠者は2次試験合格発表と同時に発表する。入学手続者が募集定員に満たない場合には、補欠者の上位から繰上合格の候補者を決め、本人に通知する。

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志願者数推移

男女比

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現浪比

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医師国家試験合格状況

教授出身大学比率

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学納金

2017年度学納金
1年次 入学金
1,000,000
授業料
2,500,000
施設拡充費
0
教育充実費
0
実験実習費
0
初年度納入金総額
3,500,000
入学時最低納入金
2,250,000
2年次以降の年額
3,800,000
6年間の総額
22,500,000

※その他の納付金(1年次)約310,000円

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寄付金・学債

なし

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東京慈恵会医科大学 受験科目の最新出題傾向分析

東京慈恵会医科大学の過去5年間の受験科目における出題分野、難易度をメルリックス学院が誇る講師陣が分析します。
最新の攻略ポイントをしっかり押さえて、絶対合格を目指そう!!

英語

出題

分析

傾向

出題傾向は同様だが、出題内容に若干の変更がある。まず大問数が6→7題となっている。変更点は、①整序英作文が新たに出題(2問)、②長文が1→2問に増加、の2点。時間に変更がないことを考慮すると、受験生の負担は微増したと言える。①は日本文のリードなしだが、相応の演習を積んできていれば問題ない。②については、従来の形式のものと脱文挿入のみの長文2問。これは、従来にも出ていた脱文挿入の部分が独立、拡大した問題と言えそうだ。その他は特別な変化はなく、文法・語法関連、特に短文完成(記述含む)は相変わらずの問題でやや難。慈恵の独特さが今回も多くみられる。4つの類似した短文から適切な英文を選択させる問題は、煩雑そうだが実はかなり平易。従来形式の長文は、単語の同意表現選択、代名詞の指すものの指摘(2問)、和訳、内容合致。英作文は例年通り、短いながら、慣れていないとやや手こずりそうだ。

対策

’16では出題内容に若干の変更があったが、それは負担微増という問題であり、対策に大きな変更を加える必要はない。文法問題の語彙レベルは相変わらずやや高めなので、特に空所補充の記述に対応するには、大学入試用の語彙集だけでは不十分な部分もあるので、英検など一般向けの語彙強化本を用いて、普通なら「知らなくても大丈夫では?」と思えるものまで網羅しておくべきだろう。英作文については、短文ではあるものの決して平易ではなく、いかにしてその内容を英語で表現するかがカギなので、やや難レベルの英作文が出題されることが多い国公立大学の英作文をこなしておくことは有益。また英文を書くことに慣れておけば、4つから適切な英文を選択する問題にも効果てきめんなはず。なお、脱文挿入問題については、近年の順天堂大が多く出題しているので参考になるだろう。
英語科:牧先生

数学

出題

分析

傾向

’13から90分で4題。[1]は穴埋め小問集が中心で基本問題が幅広く出されているが、大問クラスの面倒な問題や工夫・テクニックの必要な問題が入ることもあり、記述問題が入ることもある。[2]~[4]では上位国公立大~難関国公立大の2次試験で見るようなやや面倒な問題が出されており、数学Ⅲの微分・積分の問題が最頻出でこれはやや面倒な問題であることが多い。空間図形の絡んだ問題もよく出されており、’13、’14は[3]や[4]で空間座標で積分により求積をする問題、’15と’16の[4]は空間ベクトルの問題。’16の[4]は解きやすかった。他大学では出題頻度の低い極座標・極方程式の問題が出されたこともある。

対策

[1]は上位私大入試レベルの問題が幅広く出されることが多く、他大では出題頻度の低い極座標・極方程式の問題が出されたこともあった。出題範囲の問題は、少なくとも上位私大受験者向け問題集によく載っているような問題はどの単元も一通り網羅しておいたほうがよいだろう。[2]以降では、私立上位大~上位国立大の典型問題に近いものが中心となっている年もあるが、上位国立大~難関国立大レベルの面倒な問題が出されることが多い。まずは上位国立大の典型問題なら迷わずしっかり解けるようにしておき、その上で難関国立大レベルの問題にも慣れておいた方がよいだろう。また、過去問でこの大学の誘導や制限時間に慣れておこう。
数学科:寺西先生

化学

出題

分析

傾向

例年大問4題からの出題となっており、質・量ともかなりのハイレベルの問題となっている。’16では[1]で塩素を含む化合物の題材で次亜塩素酸の性質や電離定数。生活の化学にも踏み込んだ内容の問題が出題された。[2]では反応速度の問題と再結晶の操作に関する実験的な問題。[3]ではグルコースとその代謝。ATPやリン脂質などに関する生命の化学に関する問題。[4]では抗菌作用をもつ化合物を題材にして芳香族化合物の反応やダイオキシンの構造などに関する問題が出題された。全体的に難度は高い。いずれも問題の解説文をしっかりと読んでいく必要がある問題で難しい。また、近年では目新しい題材を用いた問題が目に付く。精度が高い知識の習得など、ハイレベルな学習が合格するためには必須!

対策

化学の学習は教科書で一通り終えたから・・・、多くの問題を演習してきたから・・・という学習では合格点にはとても及ばない。また、時間内に解答することも厳しいかもしれない。受験勉強の早いうちに定番問題の習得ができるように心がけると同時にある程度の基礎的な知識の習得ができたら、かなり高いレベルの問題演習をする必要があるように思われる。国公立大学の過去問など問題文が長い問題などがよい練習の題材になるだろう。また、計算量がかなり多く複雑になることも多いため、代表的な問題については問題の解法をしっかり記憶しておくこと・・・問題を見た瞬間に解法が思い浮かぶくらいの学習量が必要になる。
化学科:小枝先生

生物

出題

分析

傾向

大問4題となっているが、実質8題となっている。1題は細胞膜に関する内容で、輸送タンパク質・血液や濃度勾配に関する論述も出された。1題はアクアポリンに関する内容であった。1題は遺伝子に関する内容で、ラクトースオペロンに関する考察と論述が出された。1題はコドンと変異に関する問題が出された。1題は発生と進化に関する内容で、ツメガエルの卵割や作図が出された。1題は系統樹と分類の問題が出された。1題は生態系と隔離説に関する問題が出された。1題はハーディー・ワインベルグの法則を使った計算問題が出された。生物用語や意味を問う内容が多く、選択問題が多い。論述が多くなったので、時間が掛かると思われる。

対策

遺伝子やDNAは最先端の学問である。教科書や参考書にも記述が少ないが、多くの書籍が出ているので読んでおく必要がある。また、生態系からの問題は過去の問題例を考えると頻出と思われる。生態系は範囲が広い上に、なかなか勉強しても理解が難しい範囲である。図解を利用して、グラフや表・形態を覚えるとともに、計算式なども覚えるようにしよう。遺伝との関係でハーディ・ワインベルグの法則を使う内容も多いので、計算方法は正確に覚えておこう。空所補充の場合は生物用語を正確に覚えておく必要がある。記述や考察問題が難しいので、語句で得点を落とすと命取りとなる。また、分子系統樹の問題も多くなっているので解いて理解しよう。
生物科:日田先生

物理

出題

分析

傾向

大問3題で構成され、力学、波動と電磁気の融合、原子と波動の融合が出題されている。力学は走り幅跳びを物理的に考察する問題が出題され、波動は電気容量の変化を利用したマイクと電磁誘導を利用したマイクの問題であり、縦波に関する内容を中心に出題されている。原子は中性子波の干渉の問題が出題されている。走り幅跳びは比較的解き易いが、マイクと縦波、中性子波の干渉の問題では誘導しているとはいえ、見慣れない設定が多いので題意をくみ取るのに苦労した受験生もいただろう。見慣れない問題こそ焦らずしっかり題意をくみ取ることが必要であるが、時間にあまり余裕はないので手早く読み取る必要があり、合格点はあまり高くないだろう。

対策

標準~難度の高い問題までを解いておこう。標準問題の中に難度の高い問題が含まれることもあるので、標準問題を数多く解くのは当然だが、難度の高い問題も解いておくことが必要である。近年見慣れない設定の問題が出題されるので、標準問題から一歩進んだ思考力を試すような問題も解いた方がよい。一時期は易化していたが、’14の金属円柱でのはね返りなどは思考力を試すような問題であり、’16のマイクや中性子波などの見慣れない問題も出題され、以前のレベルに戻った感じである。難度は高くなくても計算に時間のかかる問題もあるので、解くスピードを上げておくことは必要であり、問題を解く順番や解く問題を絞ることも考えた方が良い。
物理科:吉武先生

東京慈恵会医科大学大学受験の最新総評

特に首都圏の受験生に人気が高い医学部であり、慶応に次ぐ人気・難易度を誇る。国公立医学部と併願する受験生も多く、200人前後の繰り上げ合格者を出す年もある。(2016は151人)

入試問題はとりわけ数学と化学の難易度が高く、かなり高いレベルの問題演習をこなさなければ太刀打ちできない。2017から2次試験に小論文が導入され、面接もMMI形式に変更になった。

募集形式は一般入試の1回のみであり、現役生・1浪生・2浪生で入学者の90%ほどを占める。(2016は95.5%)

◆英語
出題内容に変更ありで負担微増、記述対策と高い語彙力必須
◆数学
上位私大レベルは全範囲を網羅し、難関国立大向けの典型問題も
◆化学
質・量ともにかなりハイレベルの問題の演習量が必要
◆生物
語句問題と計算問題のバランスが良い
◆物理
標準問題が中心だが、見慣れない問題も多く出題されている!!

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小論文

2017年度入試より実施

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面接

※2016年度に実施された個人面接の内容を掲載しています。

■所要時間
個人10分 グループ50分
■面接の進行と質問内容
<個人>
・医師志望理由
・本学志望理由
・併願校について
・調査書の成績について
・高校生活で一番頑張ったと思えること
・浪人中はどうやって勉強していたか
・医師の資質としての自分の長所、短所
<グループ>
①面接官からテーマの指示がある ②2~5分考える時間が与えられる ③順番に意見を述べる ④全員が答えてから次の質問に移る ⑤1つのテーマについて面接官がいろんな角度から質問する ⑥いくつかのテーマについてこれを繰り返す
・いじめはなぜ起こるのか。その原因と対策はあるか
・社会人としての成功と社会貢献はどんな関係があるか
・研究での不正はなぜ繰り返されると思うか
・電子書籍が増えているが紙媒体の良さは何だと思うか
・スーパードクターと呼ばれるものについてどう思うか
・集団の意見に個人の意見がつぶされることがあるがどう思うか
・リーダーシップと協調性が対立するのはどういう時か

2017年度から個人とテーマ別に変更される。内容は未定だが、大学が求める学生像を踏まえた上で臨む必要がある。

面接官の人数:個人3名 グループ3名
受験生の人数:個人1名 グループ5名

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田尻学院長の最新分析-東京慈恵会医科大学編-

写真

分析結果

明治14年開設の日本最古の私立医学校が前身で伝統と格を誉り、教授出身大学でも慈恵医大出身が7割を占める。教員が皆、愛校心に溢れ学生を一人前の医師、一人前の人間に育てようという意欲が感じられる。受験生の人気は高く入試の難易度では、ここのところ慶応大学医学部との差がジリジリと狭まっているように感じられる。

一般入試のみの入試だが、出題される問題の難易度は高く、最難関校ではあるが合格最低点は60%前後と低い。面接は個人とグループの両方が行われるが特に5人で行うグループ面接は他の受験生と比較されるのでしっかりとした準備が欠かせない。補欠には順位が付けられるが国公立大学との併願者が多いため、例年、120人~200人近くが繰り上げ合格となっている。

また、全国を5地域に分け各地域から1名は優先的に合格させているが、これについては期待しない方がいいだろう。また、東京都地域枠で5名を募集している。

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