私立医学部受験・入試情報

自治医科大学受験合格のための攻略ガイド

自治医科大学受験合格必勝のための攻略ガイド

自治医科大学

昭和47年 自治医科大学開学
昭和49年 附属病院開院
平成元年 附属大宮医療センター開院
平成14年 看護学部を開設
平成18年 とちぎ子ども医療センター開院
平成19年 附属大宮医療センターを
附属さいたま医療センターに改称

開学年度
昭和47年
創設者
-
理事長
-
学長
永井 良三

学部所在地
〒329-0498 栃木県下野市薬師寺3311-1
交通手段
JR自治医大駅より徒歩15分
公式HP
http://www.jichi.ac.jp/


自治医科大学の特色

 地域医療に貢献する総合医を養成するため、全国の都道府県の共同により、昭和47年に設立された大学である。
 6年間の一貫したカリキュラムでは、総合医療に関連した教育が重視され、1年次から解剖学や基礎医学などを学ぶ。附属病院での早期体験実習や地域保健福祉実習などを通して、地域医療の現場を体験。
 2年次では基礎医学の講義を受ける。
 3年次には症状から疾病を考えるプログラムも実施され、より医療現場に即した知識を修得する。
 他大学よりも早い4年次から2年間、BSL(臨床実習)が行われ、各診療科でより多くの経験を積むことが可能。
 さらに、総合医療教育の総括と卒業後の地域医療実践の準備を兼ね、地域医療の現場で医師と行動を共にする実習も行う。

自治医科大学の項目別受験情報

入試日程・募集人数

試験区分
募集人員
出願期間
試験日
1次
2次
一般 123名*1 1/4(水)~1/18(水)17:00必着*2 1/23(月)
1/24(火)
2/2(木)

*1 栃木県地域枠3名含む
*2 1/17(火)消印有効

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入試情報

2016 2015 2014
一般 募集人員 123 123 123
志願者数 2,292 2,330 2,348
受験者数 2,258 2,294 2,301
一次合格者数 446 442 442
一次合格倍率 A/B 5.1 5.2 5.2
二次受験者数 429 421 422
正規合格者数 123 123 123
正規合格倍率 A/C 18.4 18.7 18.7
補欠候補者数 278 262 265
繰上合格者数
総合格者数 C+D
合格実質倍率 A/(C+D)
入学者数 123 123 123
合格最高点
合格最低点

※募集人員には栃木県地域枠3名を含む

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繰上合格

第2次試験合格発表と同時に、補欠者も発表します。なお、補欠者は入学を許可されるとは限りません。

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志願者数推移

男女比

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現浪比

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医師国家試験合格状況

教授出身大学比率

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学納金

2017年度学納金
1年次 入学金
1,000,000
授業料
1,800,000
施設設備費
1,300,000
教育充実費
0
実験実習費
500,000
初年度納入金総額
4,600,000
入学時最低納入金
0
2年次以降の年額
3,600,000
6年間の総額
22,600,000

*1年次には上記の他に、修学資金貸与制度の一部として入学時学業準備費40万円が含まれる。また、それらすべてを含む6年間の総額はすべて入学者全員に対して貸与する。卒業後、出身都道府県知事の指定する公立病院等で一定期間、勤務することにより返還が免除される。

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寄付金・学債

なし

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自治医科大学 受験科目の最新出題傾向分析

自治医科大学の過去5年間の受験科目における出題分野、難易度をメルリックス学院が誇る講師陣が分析します。
最新の攻略ポイントをしっかり押さえて、絶対合格を目指そう!!

英語

出題

分析

傾向

’06を除けば、毎年読解の大問が3題出題されていて、全25問で25点という形式が定着している。大問1題につき、小問が8~9問である。’15の[1]は日本の不安定性に関して。小問8問は語句に関するものが5問、整序問題と発音アクセント融合問題が各1問、それに論旨を問うもの。[2]は富と幸福に関する読解。小問8問のうち、3問が単語の意味を問うもの。5問が本文の論旨を問うもの。[3]は一般論と固定観念に関する読解。小問9問のうち5問が本文の論旨を問うもの、2問が空所補充、それに発音アクセント融合問題と表題選択。読解3題のうち1題は医療関連で、2題は人文系というのが近年の傾向だったが、3年連続で人文系内容に傾いている。小問のパターンは定着している。必ず発音アクセント融合問題が出されている。

対策

文法問題はなく、読解のみの出題なので、日ごろから英文を読む習慣をつけておかないと太刀打ちできないだろう。内容は医療関連よりも、多岐にわたった人文系の出題が多い。したがって医学部系の過去問だけでなく、難関大の文系学部の過去問など幅広く当たっておくべきだろう。時事的な読解問題に慣れておきたい。語彙はやや難レベルだが、文章構造の難易度は高くない。全てマーク式なので、記述力も必要ない。パラグラフの要点を掴み、ある程度の語彙力と推測力があれば満点も夢ではない。しかしなんといっても、60分の中で3題の長文に取り組む集中力は、並大抵のものではない。過去問を解きながら、正解の精度を上げていくには何が必要か、欠けている部分を探してほしい。
英語科:堀先生

数学

出題

分析

傾向

’14に出題範囲が数学Ⅰ・A・Ⅱから数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲに広がったが、新しく入った数学B・Ⅲも含め全範囲から典型問題中心に万遍なく出されているのは変わっていない。’14はそれまでと同様に教科書の例題・章末問題や教科書傍用問題集、基礎レベル問題集からそのままもってきたような基本・典型問題を中心に一問一答形式で25題と大量に出されていた。’15以降も形式は同じだが、上位大学向け問題集に載っているようなテクニックを知らないと時間がかかってしまう問題や、計算などにやや時間のかかってしまいそうな問題の割合が増えており、’16はその割合がさらに増えている。制限時間内に全問を解ききるのはかなり難しい。

対策

他の医学部の入試とは違い、教科書レベルや中堅~上位私大向け問題集レベルの典型問題を中心に一問一答の選択形式が全範囲から大量に出されている。基礎レベル問題集に載っているような問題はどの単元でも速く正確に解けるように練習を。大量の問題の中には上手く解かないと時間がかかってしまう問題が混ざっていることが多く、’15から’16にかけて上位私大受験者向けのテクニックを要求する問題、誘導があれば易しいが誘導なしだと難しいと思われる問題、時間がかかりそうな問題の割合が増えてきている。本番ではそのような問題は後回しにし、解ける問題からどんどん解いていこう。過去問を通して時間配分や問題の取捨選択に慣れておこう。
数学科:寺西先生

化学

出題

分析

傾向

例年、小問25問から問題が構成され、出題内容は化学全般の多岐にわたった内容であり、ほとんど全ての範囲から出題される(’16では肥料やセラミックスに関する問題も出題されている)。問題ひとつひとつは基本~標準問題のみであるためそれほど難しくないが問題数が全体的にやや多い。また、計算問題が複数問出題される傾向にある(例年5問~7問程度であるが、年度によってやや多くなることもある)。また、天然高分子化合物など生活と生命からの出題も少なからずある。理論化学からの出題では計算問題が多く化学量の計算、反応熱の計算などが出題されている。問題数が多いため本番ではスピードが要求される。要領よく計算をする学習をしておきたい。

対策

例年同様の出題傾向が続いているが、’16でも小問25問の出題が続いた。今後もこの傾向が変わらないと思われる。ほとんどが基本から標準問題であるため、教科書レベルから入試の標準問題までをしっかりと学習し終えている必要がある。また、やや計算量が多いところも気になる。正しい計算式を時間をかけずに立てることができミスのないように要領よく計算をする力が必要であるだろう。また、問題量がやや多く時間の制限もあるので見直しはほぼ不可能になる。高い計算能力が必要。長い問題文を読み取り内容を理解して解答を作る・・・というような練習は必要ない。問題集を利用して標準問題は確実に解答できるように練習し、スピードトレーニングをしておきたい。
化学科:小枝先生

生物

出題

分析

傾向

小問25問の構成となっている。進化・細胞の大きさ・ゲノムの塩基対数・コドン・血液循環・考察・血糖量の調節・窒素固定・遷移・タンパク質の働き・呼吸と発酵・神経・植物ホルモン・花芽形成・発生・ABC遺伝子・配偶子の遺伝子型・社会性昆虫・エネルギー効率の計算・化石・ハーディーワインベルグの法則・ドメイン・系統分類が出された。生態系・進化・動物の行動や物質循環からの出題が、今後も増えると思われる。正誤問題なので、文章に惑わされないようにしよう。全体的に時間に余裕が有り、基礎・基本的な内容が多いので、計算問題と考察問題を丁寧に解いて高得点を狙おう。

対策

特別に難しい内容が出されることはない。よって、高得点を取らなければ合格はできない。また、生態系からの出題は例年無いが、出題範囲が変わった’14から出題された。問題は基礎・基本的な内容がほとんどであるが、正誤問題なので、選択肢の内容が分かりにくい。何気なく読んでしまうとすべてが正解、または間違っているように感じられる。選択肢を読む前に、自分の答えを完成させておく必要がある。逆に消去法によって残す方法も必要である。そのためにも、生物の正確な知識を全範囲において覚えよう。また、同じ言葉が他の分野で使われていないかなど、関連させて覚える練習も必要である。センター試験の過去問などで、問題に慣れておく必要がある。
生物科:日田先生

物理

出題

分析

傾向

小問25問で構成され、力学、波動、電磁気、熱力学、原子の順に多く出題されている。分流器、点電荷にかかる力、磁力線の様子、移動するコイルの電磁誘導、コンデンサーの電気量、自己誘導、定常波、波の干渉、ヤングの実験、鏡に映る像、円運動とドップラー効果、薄膜での干渉、凸レンズによる像、半減期、放射線の性質、2乗平均速度、理想気体の状態変化、浮力と力のつり合い、力のモーメント、単振り子、2つの物体に挟まれたばねによる単振動、箱内の物体と箱との衝突、半円柱上での円運動、壁との衝突、電場からの力と重力に仕事が出題されている。基本的な問題が中心とはいえ、40分で25問を解くので、時間にあまり余裕はないだろう。

対策

基本問題を中心に解いておくこと。その際に教科書の内容を正しく、身につけておくことが大切である。自治医科大学の特徴は、難度の高い問題が出題されず、生活の中のちょっとした物理現象に目を向けた内容が知識問題として出題されることがある点である。最近の教科書はそのことに関する記述があるので、一度教科書に丁寧に目を通しておくと良い。小問25問は手早く解いていかなくてはならないので、日頃からケアレスミスをせずにスピードを持って解くように心掛けておくことが大切である。’13までは物理Ⅰに沿った内容で、’14は原子を除く物理Ⅱが出題範囲に入った。’15からは原子も必修になっているので、準備をしっかりしておこう。

自治医科大学大学受験の最新総評

へき地・離島など地域医療に従事する医師の養成を目的に設立され、都道府県単位で2~3名(栃木県は地域枠を含め5~6名)の合格者が選抜される。

入試に関しては都道府県によって志願者数に差があるので、どこの都道府県で受験するかによって若干難易度に差はあるが、概ね私立医学部の中では難関とされるレベルである。

問題は全問マーク式で、英語は長文3題、数学と理科は小問25問が出題される。時間にあまり余裕がない中で要領よく問題を解く練習をしておく必要がある。

◆英語
読解力重視。集中力とスピードが要
◆数学
基礎問題が大量に出されるが、上位私大レベル問題も混ざっている
◆化学
問題の難易度は高くない・・・問題数はやや多く時間がかかる
◆生物
標準的な問題が多く、時間的にも余裕があるので確実に解こう
◆物理
'17も全分野からの出題が予想されるので準備をしておこう!!

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小論文

●医学・医療に対する真摯で冷静な姿勢が求められる

●資料文型
●絵・写真型

年度 試験区分 内容 字数 時間
16 一般 出題文1 吉村昭『その人の思い出』 「文学者」の「死」は一般の人とは異なるという考えに同意する、しないを述べた上で「医者」の「死」について述べる。
出題文2 藤原てい『流れる星は生きている』 文中の「血清を注射してくれた」医師を自分としてその日の日記を書く。
400~500字×2 90分
15 一般 出題文1 河合隼雄『こころの最終講義』 本文中のエゴ・アイデンティを踏まえ、その確立の必要性について賛否も含め、自分は確立しているかについても考える。
出題文2 Luke Fildes卿の絵『The Doctor』 絵の内容について友人に電話で説明する。また、自分が絵の中の医師なら、両親にどう語りかけるかを述べる。

400~500字×2 90分
14 一般 出題文1 日高敏隆『動物と人間の世界認識 イリュージョンなしに世界は見えない』 下線部の「動物」を「人」に置き換えられるかどうか理由をつけて論じる。
出題文2 柳田邦男『事実を見る眼』 文中に登場する二人のがん患者の生き方に対する考えを述べる。

400~500字×2 90分

●傾向
“ 例年A4で、2、3枚程度、5枚のこともある。例年資料文型が2問あり、各問とも400字~500字。’15に初めて絵・写真型が出題されたが、’16はまた資料文型のみに戻った。時代を超えた患者の気持ちや医師の姿を理解する課題が多い。
 ’16の吉村昭は作家。2006年、がん闘病中の79歳の時、自宅にて自分で点滴を外す。壮絶な死は尊厳死なのかという議論を呼んだ。他の年にも見られるが、この文字数で2つの指示を充たすには字数調整が必要。藤原ていも作家。終戦直後、3人の幼児(文中の正彦とは’13出題の藤原正彦)を連れて日本に引き揚げる時、長男がジフテリアに罹った。月収3000円の医師が、他院では1000円と聞いた血清を私にお金がないのを知りながら打ってくれた。創作可でその医師になって日記を書く。著者や登場人物に手紙を書けという課題もある。’15の心理学者の河合隼雄は頻出。A4用紙5枚弱と長いので、文章中の「中略」の前後に注意しながら読む。出題文2の絵には、ベッドに眠る幼児の傍らのスーツ姿の医者と、両親らしい人物。表題は「The Doctor」で1981年作、「一晩看病して、夜明けを迎えた情景である」という説明。絵を見ていない人にも伝わるように書く。練習時には写真の状況を300字程度で文章化してみる。この絵は良医の育成を標榜する金沢医大のパンフレットに今年も載っている。’14の出題文2は、がん末期の医師と経営学研究者の生き方を読み取る。以上、時間内に2問セットで解く練習をしておきたい。

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面接

■所要時間
1次個人15分 2次個人10~15分・グループ討論40分
■面接の進行と質問内容
【面接前にアンケート記入あり】
中学・高校の部活動、生徒会・委員会活動、好きな本、ボランティア活動、併願校、
高校生活の思い出、自己アピールなど
【面接の質問内容】
<個人>
・医師志望理由
・本学志望理由
・本学の理念について
・義務年限(9年)について
・併願校について
・僻地医療、地域医療について
・グループ討論の出来、感想
・高校生活、部活動について
・何科に進みたいか
<2次グループ討論> 以下のようなテーマより1つ選択
・医療費の増大について
・研究者の不正について
・医師不足について
・医師として患者の家族から延命治療中止を要請された場合

1次は県庁職員、2次は自治医大の教官が担当する。僻地医療についての考えは当然ながらしっかり準備しておきたい。グループ討論は1つのテーマを選んで話し合い、グループで結論を出す。

面接官の人数:1次個人6~8名 2次個人3名 2次グループ討論3名
受験生の人数:1次・2次個人1名 2次グループ討論6~8名

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田尻学院長の最新分析-自治医科大学編-

写真

分析結果

へき地などの、医師が十分ではなく医療に恵まれない地域の医師を確保することを目的に設立された大学で、当然その趣旨を理解した受験生が求められている。入学定員は都道府県ごとに分かれており一様ではなく、都道府県ごとに合否の判定は異なる。都道府県ごとの入試であるから出願も自治医科大学ではなく、各都道府県の担当部署に出願することになる。

卒業後、通常9年間は指定地域・医療機関での勤務が義務付けられていたり、全寮制であったりと制約も多いが地域医療を担う人材の育成に社会の期待も大きい。2012年度から補欠候補者を発表するようになったが、繰り上げ合格者数の公表はしていない。

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