福岡大学 医学部 | 倍率・合格最低点・難易度・対策

福岡大学受験合格のための攻略ガイド
医学部受験合格必勝のための受験情報・対策ガイド

福岡大学

9学部31学科、2万人を超す学生数を抱える総合大学であり、入試問題は試験日ごとに作成される。どの科目も問題が易しく、1次合格最低点は70%を超えているため、かなりハイレベルな争いになることが多く、ケアレスミスは命取りになる。
一般入試、センター利用入試ともに補欠候補者には補欠順位が付いている。年によって繰り上げ合格者数にはバラツキがある。2019は補欠順位80位まで繰り上げが回ってきた。

福岡大学 概要
開学年度 昭和47年
創設者
理事長 貫 正義
学長 朔 啓二郎
学部所在地 〒814-0180
福岡県福岡市城南区七隈7-45-1
交通手段 JR博多駅よりバス40分 地下鉄七隈線 天神南駅より16分
URL https://www.fukuoka-u.ac.jp/
福岡大学 特色

本学科の教育目標は、「人間性豊かな臨床医の育成、地域社会への医療奉仕、重点的研究体系の確立」です。これらを達成するためには、学生自身が「医師とはどのようにあるべきか」、望まれる医師像を常に考え、自問自答しつつ進むことが大切です。
本学科では、6年一貫教育のカリキュラム編成で、1学年から専門関連の教育科目を設け、さらに看護体験、医療施設見学など早い時期から医療に接する機会を設定しています。医学教育モデル・コア・カリキュラムに沿って、基礎医学と臨床医学の連携教育を柱とし、3学年から臓器・機能別の短期集中型統合教育を行い、4学年の終わりに行われるOSCE(客観的臨床能力試験)を含む全国共用試験に向けて、臨床実習開始前の学生が到達すべき目標を達成するため総合的な臨床能力を養う専門教育を徹底します。5学年から臨床修練である「BSL(Bed Side Learning)」を外来や病棟で指導医のもと、患者さんと向き合い臨床に密着した診療参加型臨床実習(クリニカルクラークシップ)を行います。
基礎科目の実習に関しては実習室や器具類が整備され、学生一人ひとりに実習機器が確保されています。また、大学内にある福岡大学病院、郊外にある福岡大学筑紫病院の2つの附属病院を有し、充実した教育環境を備えています。

福岡大学 略歴
昭和47年 福岡大学医学部を開設
昭和48年 大学病院開院
昭和60年 筑紫病院開院
平成19年 医学部看護学科を開設
平成30年 西新病院開院

福岡大学の項目別受験情報

入試日程・募集人数

入試情報

繰上合格

2/22(土)の2次合格発表と同時に追加合格予定者として通知する。尚、追加合格者については、追加合格予定者の中から決定次第本人宛に3/31(火)までに郵送または電話にて通知する。

志願者数推移

2019年入学者男女比

現浪比(入学者)

現浪比(合格者)

医師国家試験合格状況

教授出身大学比率

学納金

寄付金・学債

任意の寄付金の協力をお願いする。

福岡大学の受験科目の最新出題傾向分析

福岡大学の過去5年間の受験科目における出題分野、難易度をメルリックス学院が誇る講師陣が分析します。
最新の攻略ポイントをしっかり押さえて、絶対合格を目指そう!!

  • 英語出題

  • 英語分析

  • 英語傾向

    出題内容に変化はなく、70分で大問5題。[1]和訳のみが記述式で、他は全てマーク式。[1]は、語彙的には難単語は1つも見当たらず、まずは文構造を正確に把握し、名詞の言い換えやandの結ぶものがわかっていれば相応の得点が見込めるが、誰でも知っているdevelopやhasの訳し方でもこれまでの演習の差が出そうだ。[2]の長文内容真偽は例年同様「易~標準」レベルだが、勘違いのないよう注意深い吟味が必要だ。[3]の短文完成は’18は「不適のもの」を選ぶものだったが、’19では普通の4択問題になっており、基礎~標準レベル。[4]の発音・アクセントは見慣れない語もなく、[5]の語句整序も標準レベルで全問正解が望まれる。

  • 英語対策

    総じて平易な問題と言えるが、やはり他に差をつける箇所は和訳問題であろう。しっかりと文法・語法力を身につけた上で、読み手を想定した「わかりやすく伝える」記述力が不可欠。いわゆる「重要構文」と言われるものが必ずしも出題されるわけではないが、文構造をしっかり把握した上で和訳すること、副詞節のかかり方やandの結ぶものの見極め、第5文型をとれる動詞などに精通しておきたい。出題頻度の高い分詞構文や関係詞の深い理解が必要なのは言うまでもない。長文のレベルは標準的なので、比較的易しい内容真偽中心の演習をしておけば十分対応できる。選択肢がやや多いが、東京医大の問題は類題として使えるだろう。文法・語法、語句整序は平易であるがゆえに1問も落とさない注意力が必要。

  • 数学出題

  • 数学分析

  • 数学傾向

    大問3題。’14まで医学部にしては問題が易しめで満点近くを取る受験生も多いのではないかと思われる年が多かったが、’15から難化し始め、’17以降は上位私大レベルの問題を解き慣れているかが試されるような問題中心となり、’19も同様。しばらくこの難易度と傾向が続くと思われる。[1]、[2]の小問集では中堅私大~上位私大レベルの問題が様々な単元から幅広く出され、’16と’18と’19は「データの分析」の問題が、’17~’19では続けて整数問題が出され’19の[1]の(1)の整数問題は前半でかなり手こずる。[3]の記述は毎年、数学Ⅲの微分・積分で面積や体積を求める問題となっており、’19も同様。

  • 数学対策

    ’14まで問題が易しめで合格最低点は高いと思われる年が多かった。まず中堅私大レベルの基本問題は確実にミスなく解けるように。’15以降は上位私大レベルの問題を解き慣れていないと苦戦するような問題が中心となり始め、それ以上のレベルの問題も混ざってきている。医学部の問題としてはやはり’17以降の難易度でないと点数に差がつかないと思われ、今後は’17以降と同程度か、それ以上の難易度の出題が続く可能性が高いと思われる。毎年[3]で出される数学Ⅲの積分はもちろん、出題範囲の全範囲について上位私大レベルの典型問題の解法はしっかり身につけ、問題を多く解いてその解法をしっかり使いこなせるようにしておこう。

  • 化学出題

  • 化学分析

  • 化学傾向

    例年大問3~4題の出題。年度によって難易度にばらつきがあるような感じがするが、全般的に難しくない。過去には生命や生活に関する問題などで深い知識が必要だった年度もあるが近年は比較的難易度は落ち着いてきている。’19での出題は[1]は炭素とケイ素の性質、圧平衡定数、生命に関する問題が出題された。[2]はコバルトの錯イオンに関する問題。実験の考察も含まれている。[3]は電池と電気分解に関する問題。アルミニウムの溶融塩電解や銅の電解精錬など化学工業の問題も含まれる。[4]は芳香族エステルの構造決定に関する問題が出題された。問題の内容は難しくなく、時間に対する問題量も適切である。高得点が必須。

  • 化学対策

    近年は受験の定番問題を中心として問題が構成されている。教科書レベルの学習をひとまずしっかりと仕上げることがよい。次に入試用の問題集や予備校のテキストなどを繰り返し、定番の問題に対してその解法をしっかりと身につけるような学習をしていきたい。また、最近ではアレニウスプロットの問題が出題されたり、過去には浮力の問題や海外のノーベル化学賞を受賞した人名などあまり受験生が深く学習していないと思われる内容の出題もあった。マニアックな知識問題は別にしても問題文を読解すれば太刀打ちできる。高分子化合物の構造やATPやDNAなど生活や生命といった分野の出題も比較的高いようなのでこちらも学習が必要であるように思われる。

  • 生物出題

  • 生物分析

  • 生物傾向

    大問5題となっている。1題は視覚に関する内容で、眼の構造・中脳反射・自律神経・遠近調節・視物質・神経経路の切断と視野の関係が出された。1題は光合成に関する内容で、C3植物とC4植物の比較・葉肉細胞・維管束鞘細胞・貯蔵物質・ルビスコ・環境が出された。1題は遺伝子組み換えに関する内容で、PCR法・遺伝子組み換え・プライマー・変性が出された。1題は免疫に関する内容で、自然免疫・適応免疫・キラーT細胞・受容体・免疫反応・拒絶反応の有無の判定が出された。1題はウニの受精に関する内容で、繁殖期・KClの働き・卵の構造・エキソサイトーシス・活動電位とイオン・精子の構造が出された。語句の難しい物も1〜2問あるが、他は一般的な物なので、十分に高得点が狙える。

  • 生物対策

    基本的な内容を問う内容が多くなった。逆に、実験考察は少なくなった。しかし、図説を活用して、実験内容の確認と理解を深めておくとよい。問題集や参考書の実験に関する問題は重点的に解いて覚えよう。また、生物用語の正確な理解も必要である。実験を解くときには、生物の分野としても基本的な語句の意味が理解できていないと、実験そのものが理解できなくなる。生物用語を正確に覚えるには、教科書を十分に読んで、生物用語の意味や使い方をまとめておくとよい。また、標準問題集や発展問題の、語句説明問題や空所補充の問題を使って、語句の使い方と意味を覚えるのも良い。

  • 物理出題

  • 物理分析

  • 物理傾向

    大問3題で構成され、電磁気、波動、力学からの出題である。電磁気は交流でのRLC並列回路が出題され、インピーダンスを導出する過程を誘導する問題となっている。波動はガラス板での光の屈折と全反射の問題と、くさび形空気層での光の干渉の問題が出題されている。力学は加速度運動をする電車内での振り子の運動が出題され、単振動も含まれている。基本~標準問題が多く、一度は解いたことがある問題が中心となっているが、交流と光の干渉は後半がやや難度が高めで、振り子では慣性力や見かけの重力加速度を使えないと厳しいだろう。時間のかかる問題は多くないので、手早く解けば解き切ることはできる。ケアレスミスをしないことが重要である。

  • 物理対策

    標準~やや難度の高い問題までを解いておくこと。出題範囲が広いので、苦手な分野ややり残した分野をなくしておくことが大切である。やや難度の高い問題が出題される時は誘導がある場合が多いが、誘導に乗るための読解力、思考力が必要となるので、日頃からそれらを身につける勉強をすることが大切である。そのためには、難問ではないが難度が高めの問題を解答の過程をしっかりと確認しながら解いていくことが重要である。記述や描画も出題されるので、日頃から自分自身で解答作りをしておくことが大切である。’17~’19ではやや難度は下がっているが、’19は受験生の避けている傾向がある交流が出題されているので、油断はできない。

福岡大学受験の
最新出題総評

9学部31学科、2万人を超す学生数を抱える総合大学であり、入試問題は試験日ごとに作成される。どの科目も問題が易しく、1次合格最低点は70%を超えているため、かなりハイレベルな争いになることが多く、ケアレスミスは命取りになる。
一般入試、センター利用入試ともに補欠候補者には補欠順位が付いている。年によって繰り上げ合格者数にはバラツキがある。2019は補欠順位80位まで繰り上げが回ってきた。

  • 英語
    易~標準レベルの問題群、和訳でどれだけ得点できるかがカギ
  • 数学
    積分をしっかり。どの単元も上位私大レベルまでは固めよう
  • 化学
    基本問題から標準問題。ほとんどが選択形式.
  • 生物
    基本的な問題が多い、ミスをなくして確実に得点しよう。
  • 物理
    ’20に見慣れない問題が出題されることもある、準備をしよう!!

小論文

●資料文の理解と簡潔にまとめる力が求められる
●資料文型

年度 試験区分 内容 字数 時間
19 一般・セ試利用 金子隆一 「新たな人口・社会レジームの到来と労働力」 
問 人口減少と少子高齢化を述べた文章から、将来の暮らしや社会の発展のための具体的な対策について考えを述べる。
600字以内 60分
18 一般・セ試利用 岩田健太郎『ためらいのリアル医療倫理』 
文中の「まともな」医者と自分の考える「まともな」医者の共通点と相違点を述べる。
600字程度 60分
17 一般・セ試利用 曾野綾子『思い通りにいかないから面白い』 600字程度 60分

●傾向
資料文型が続いている。文字数については、従来の600字程度という指示から’19は600字以内に変化。資料文の内容については、設問の前半で説明されている。これをヒント及び前提として後半の設問に答える。’19は耳慣れない語句が出てくるが、きちんと読解して、設問に答える。’18の岩田健太郎は日本初の感染症雑誌J-IDEOを刊行した感染症の専門家で、最近小論文に登場するようになった。この雑誌では保健所長のコーナーもあり、18年7月号は女子医で出題されたHPVワクチンがテーマになっている。福岡大では科学や医療の話が続いているが、’17は、’18の自治医科大、北里大でも既出の作家である。’19は、医療以外からも社会を考える視点を持つ練習になる。’18は資料文も設問も「まともな医者について」というもので、かつて産業医大で医師の行動の問題点が問われた。今回はそれをこえているかのようだが資料文をよく読むと、患者の立場に立てると安易に思うな、患者の立場に立つのは非常に難しいが、それでも理解に努めようとすることが大事だと言っている。’19の川崎医大は医師のコミュニケーションの問題の有無を問うているのでついでに読んでおこう。’17は18の自治医大と同じ著者だが、こちらの文章の方が医療系には共感しにくいかもしれない。下線部の「この世のすべてのものは対極的なものの中間を漂っています。だから、最善とか最悪というものはほとんどないのです」について自分の考えを述べる。A4で1枚半強あるが、着目するのは、題や下線部と近い言葉を使っている最終段落である。「人間は違っていて、いろいろと異なった考えがあることの方が面白く思えてきた…」、またその前段でも「考え方、生き方の違い」に触れており、最終文には「良いとか悪いとかの問題ではなく」とある。これらの部分の解釈には、エピソードも理解の助けになるので丁寧に読んでみよう。医療以外の課題対策には、岩手医大、日大、東海大などを使って練習をする。

面接

■所要時間
グループ面接30~40分
■面接の進行と質問内容
1人1分程度の自己紹介の後、面接官の質問に受験生が順番に答えていく。
・自己紹介(志望理由を含めて簡潔に)
・介護殺人や児童虐待はなぜ起きるか
・医師の過重労働について
・医師の偏在とその解決策
・高齢者の自動車免許返納について
・東京オリンピックに向けての喫煙対策
・SNSのメリットとデメリット
・アメフトの悪質タックルや相撲の暴行事件の原因と再発防止の対策
・海外で働くことのメリットとデメリット
・総合医と専門医どちらになりたいか
・医師にとって知識と思考力はどちらが大事か
・人工知能(AI)について
・救急車をタクシー代わりに使う問題
・子供の貧困について原因と解決策
・国民皆保険制度について
・少子高齢化のメリットとデメリット
・将来どういう医師になりたいか
・大学に入ったら夏休みに何をするか
・高校生以降に読んだ本

面接官によって進行が異なる。1つのテーマについてずっと話し合うグループもあれば、面接官から複数の質問がされ、それに受験生が順番に答えていく形式もある。最初に面接官から司会を決定してくださいと言われる場合がある。

面接官の人数:3名
受験生の人数:4~6名

合格請負人 田尻友久の最新分析

-福岡大学編-

推薦・一般とも面接は受験生5名でグループ面接(討論)を行うが、面接官によって面接(討論)の進め方にバラつきがある。
どの様な進行方法にも対応できるよう万全の準備をして面接に臨みたい。
2018年度入試からセンター利用入試で英語の資格・検定試験活用制度が導入され、各種検定試験等の得点・資格が「みなし得点」に換算される。
センター試験の英語を受験した場合、英語の得点とみなし得点のうち、高い方の得点が採用される。