川崎医科大学 医学部 | 倍率・合格最低点・難易度・対策

川崎医科大学受験合格のための攻略ガイド
医学部受験合格必勝のための受験情報・対策ガイド

川崎医科大学

倉敷にあるキャンパスでのみ入試が行われる。全科目マーク式。一般入試の募集人員は約50名であり、岡山県地域枠・静岡県地域枠・長崎県地域枠と併願できるが、地域枠は専願のため合格したら地域枠で進学しなければならない。
入試問題は取り組みやすいものが多く、1次合格最低点は7割前後である。
繰り上げ合格者数は公表されていないが、1次試験に地方会場が設けられておらず、日程的にも他の大学に挟まれて受けにくいことから、入学辞退者はあまり多くないと思われる。
附属校推薦と特別推薦で約50名を募集する。

夢の先へ

川崎医科大学の合格者の声
川崎医科大学 概要
開学年度 昭和45年
創設者 川﨑 祐宣
理事長 川﨑 誠治
学長 福永 仁夫
学部所在地 〒701-0192
岡山県倉敷市松島577
交通手段 JR中庄駅より徒歩15分
URL https://www.kawasaki-m.ac.jp/med/
川崎医科大学 特色

「人間をつくる」「体をつくる」「医学をきわめる」の3つを建学の理念とし、昭和45年に開学。良医育成をめざして、「患者から信頼される、人間性豊かな医師の育成」「幅広い守備範囲の知識と技能を持ち、広く国民に信頼される有能で心優しい医師の育成」「全人的医療ができるだけでなく、専門性を持った医師の育成」「研究マインドを持ち、新しい医学に貢献できる医師の育成」という教育目標を掲げている。
建学の理念に基づいて良医を育成することを教育目標とし、6年一貫教育・自己啓発学習など学生に対する創意工夫を実践している。
2~6年次には、学生一人ひとりに、自習机と自習設備を完備した自修室を用意している。また、低学年次から基礎医学と臨床医学を統合した新しいカリキュラムを導入している。
4年次には、臨床に必要な基本的な技能や態度を身につけるために臨床実習入門を行い、OSCEで評価する。
5年次は、終日小グループ制の診療参加型臨床実習を行い、6年次は、臨床、国家試験などに必要な知識を整理するため、総合医学講義を行う。また、3か月間の診療参加型臨床実習を行い、Post-CCOSCEで評価する。

川崎医科大学 略歴
昭和45年 川崎医科大学開学
昭和48年 川崎医科大学附属病院開院
平成3年 川崎医療福祉大学開学
平成14年 川崎医科大学附属病院西館棟が完成
平成19年 川崎医科大学校舎増築棟が完成
平成28年 川崎医科大学総合医療センター開院

川崎医科大学の項目別受験情報

入試日程・募集人数

入試情報

繰上合格

第2次試験合格発表後に追加合格候補者には随時文書で通知します。合格者に欠員が生じた場合に追加合格候補者の中から順次繰り上げて追加合格者を決定します。

志願者数推移

2019年入学者男女比

現浪比(入学者)

現浪比(合格者)

医師国家試験合格状況

教授出身大学比率

学納金

寄付金・学債

本学では、医学教育の更なる振興を図るため、入学式後において任意による寄附金を募ることにしております。ご理解とご協力をお願いいたします。

川崎医科大学の受験科目の最新出題傾向分析

川崎医科大学の過去5年間の受験科目における出題分野、難易度をメルリックス学院が誇る講師陣が分析します。
最新の攻略ポイントをしっかり押さえて、絶対合格を目指そう!!

  • 英語出題

  • 英語分析

  • 英語傾向

    時間は80分で全4題、形式は例年とほぼ同様。[1]は短文完成で12問。文法とイディオム中心で基本的。[2]は語句整序5問。日本語のリードはなく、文構造を即座に察知できるかがポイント。慣れていれば短時間で解答可能。[3]は’18での脱文(段落)挿入に代わり、シンプルな語句挿入になり、大幅に負担減と言える。文型や品詞、文脈などに気をつけながら入れていけばよい。[4]はA4判3枚以上にわたる長めの読解で、’18よりもかなり長いが、小問数は15→13に微減。問題内容は、内容真偽や下線部の意味内容を問うものだが、本文の流れにそっているので、最初に問いをざっとチェックしておき、読みながら選択肢を吟味していけば要領よく解答できるだろう。

  • 英語対策

    出題内容には若干の変更があることは前提として、近年の過去問を参考にしながら対策を講じるのがベストだろう。短文完成はいわゆる文法知識に加え、イディオムなどにも強くなっておく必要がある。また、日本語のリード文なしの語句整序演習も多くこなして、カンを養っておこう。長文は長文化傾向が見られるので、できれば難度は高くなくてよいが、800~1000語レベルの英文を用いて、内容真偽と下線部の意味を言い換えたものの選択の演習を積むこと。後者の問題の選択肢では巧妙に言い換えられているものが多いので、正確に内容を読み取る練習が必要だ。類題を出題する私立医大(岩手医大、獨協医科大、自治医科大など)の問題も合わせて見ておきたい。

  • 数学出題

  • 数学分析

  • 数学傾向

    積分が必出。他に確率、ベクトル、微分、図形と方程式、極限、数列などが頻出。’18と’19は大問で確率の問題が続けて出され、’19の[2]の確率漸化式は慶応大医学部でよく出されるような設定。図形絡みの問題が目立ち、’17は[1]と[2]で、’18は[3]で、’19は[1]のベクトルで図形が絡んでいる。センター試験のような誘導形式で、大問の中で典型問題の解法をいろいろ使わせる事が多いのもセンター試験と同様。センター試験レベル~上位私立大レベルの解法で解ける問題がほとんどだが、力がないと誘導の意図を読めず苦戦する問題も多く、ボリュームもあり、制限時間内に高得点を取るにはかなり実力が要る年が多い。

  • 数学対策

    誘導に従い典型問題の考え方を組み合わせて解く総合的な問題が多い。センター試験~上位私立大レベルの典型問題の解法は一通り頭に入れ問題を多く解き早く正確に解けるようにしておこう。特に出題頻度の高い「微分積分」「確率」「ベクトル」等の単元についてはセンター試験レベルよりやや上のレベルの典型問題の解法を身につけ、問題を多くこなしこのレベルの問題なら迷わず手早く解けるようにしておこう。また、様々な単元の絡んだ総合的な問題や図形絡みの問題もできるだけ解いて慣れておこう。制限時間の割に問題量がやや多く、誘導の意図を読み取るのも慣れが要る。過去問を解き誘導の意図を読み取る練習をしつつ時間配分等に慣れておこう。

  • 化学出題

  • 化学分析

  • 化学傾向

    大問3問からの出題であり、いずれも数問程度の小問の集合問題からなり全範囲から満遍なく出題されている。全体的に問題数がやや多く計算問題も数問出題されているが複雑な問題はほとんどなく、一問一問は比較的容易に解答できる。また実験の操作の問題が出題されたり、化学の基本法則や科学史に関する問題が出題されたりと、学習がおろそかになりかねない分野からの出題がなされることもある。化学の全範囲をもれなくきっちりと学習している受験生であればかなりの高得点が得られるはず。’18からアドレナリンに関する出題やDNAに関する出題など生命に関する問題も出題され始めている。今後、生命化学に関する出題も増えると考えられる。

  • 化学対策

    例年幅広い分野からの基本かつ標準的な問題が出題され続けている。教科書と教科書準拠の問題集の演習で充分な対応ができる問題内容である。またセンター試験の過去問やマーク式の予想問題集を早く正確に解く訓練も対策となるであろう。また、計算問題からの出題も比較的多いと思われるので化学平衡や気体の計算、滴定の計算など学習が遅れている受験生は大いに注意をしておきたい。さらに、実験の器具や操作の注意点、または化学の基本法則などの学習も怠りなく行っておきたい。また生命化学に関する知識なども資料集などから手に入れて、試験に臨みたいところである。合格にはかなりの高得点が必要であると思われる。ミスは許されない。

  • 生物出題

  • 生物分析

  • 生物傾向

    大問3題となっているが、分野が分かれているので実質9題となっている。1題はヒトゲノムに関する内容で、塩基数・遺伝子数・アルコール分解遺伝子・肝臓・コドン・プライマー・考察が出された。1題は染色体に関する内容で、性染色体・動原体・配偶子の組み合わせが出された。1題はコムギのゲノムに関する内容で、染色体数・遺伝子型・倍数性が出された。1題は酵素に関する内容で、考察・アルコール発酵に関する酵素・計算が出された。1題はゾウリムシに関する内容で、正誤問題・収縮胞・微小管の構造が出された。1題は進化に関する内容で、標識再捕法・正誤・遺伝子頻度の計算が出された。1題はバイオームに関する内容で、気候変動・バイオーム・二酸化炭素増加の原因が出された。1題は神経に関する内容で、正誤問題・昆虫の神経が出された。1題はウニの受精に関する内容で、先体反応の順番・先体・多精拒否が出された。

  • 生物対策

    正誤問題や選択問題の基本は、生物用語をどれだけ正確に覚えているかということに尽きる。そのためには、教科書を十分に読み、生物用語の使い方や意味をしっかりと覚えることが大切である。また、基本的な計算問題も出題されるので、ミクロメーターの扱いや光合成・呼吸に関する計算は十分に練習しておこう。’19はゲノム関係が多かったが、’15は筋肉、’13は腎臓に関する計算が多く出された。

  • 物理出題

  • 物理分析

  • 物理傾向

    例年と形式が異なり、大問4題で構成され、力学、熱力学、波動、電磁気が出題されている。力学は一様な棒を二つの台の上に載せて、力を加える問題が出題され、熱力学は球形容器内での気体分子運動論の問題で、内部エネルギーも問われている。波動はヤングの実験の問題で、電磁気は4本の直線電流による磁場の問題が出題されている。基本~標準問題が出題され、力学と波動は基本問題であるが、熱力学の後半は解いたことがない受験生は苦労しただろう。電磁気は難しくはないが解くのに時間がかかるので、手早く処理することが必要である。問題数も減り、難度も下がっているので、高得点での争いになる。ケアレスミスなどで失点してはいけない。

  • 物理対策

    基本~標準問題を解いておこう。’03と’07は2つのテーマのみが出題されていたが、’09,’10,’11,’13,’14、’18は3分野からの出題で、’08と’12は4分野、’16、’17は全分野からの出題であった。特に力学では幅広く出題されているので、苦手な内容でも基本問題は完全にしておくことが必要である。’10ではダイオードの記号や物理量の計算などが出題され、知識量や柔軟性を試されているので、十分な準備が必要である。ここ数年、川崎医科大学はいろいろな面で変化を加えているので、’20も問題や傾向に変化があるかもしれない。それに対処する方法は基礎固めの上にしっかりとした実力を身につけることである。

川崎医科大学受験の
最新出題総評

倉敷にあるキャンパスでのみ入試が行われる。全科目マーク式。一般入試の募集人員は約50名であり、岡山県地域枠・静岡県地域枠・長崎県地域枠と併願できるが、地域枠は専願のため合格したら地域枠で進学しなければならない。
入試問題は取り組みやすいものが多く、1次合格最低点は7割前後である。
繰り上げ合格者数は公表されていないが、1次試験に地方会場が設けられておらず、日程的にも他の大学に挟まれて受けにくいことから、入学辞退者はあまり多くないと思われる。
附属校推薦と特別推薦で約50名を募集する。

  • 英語
    やや長文化傾向あり、近年の出題に即した読解演習を積むこと
  • 数学
    図形絡みや積分に注意。典型問題の解法を身につけ誘導に乗る
  • 化学
    全範囲から満遍なく出題される。ミスは許されない
  • 生物
    基本的な内容が多いが、時間が掛かるので注意しよう。
  • 物理
    ’20は難度が上がる可能性が高いので、しっかり準備をしよう!!

小論文

●読解力と解釈力が求められる
●資料文型

年度 試験区分 内容 字数 時間
19 一般 山口育子『賢い患者』
医師と模擬患者のコミュニケーションに関する問題点の有無を論ずる。
800字 50分
18 一般 山海嘉之『革新的ロボット治療を創る』
問1.下線部の説明。
問2.下線部中の「未来社会」に対する考えを述べる。
200字/600字 50分
17 一般 井村裕夫『健康長寿のための医学』
問1.下線部の説明。
問2.下線部に対する考えを述べる。
200字/600字 50分

●傾向
テーマ型から資料文型になって数年。’18までの4年間は、小問が2問あり、合計800字だった。’19は、1問800字となった。設問を意識して構想を練ることに変わりはないが、800字なので、論述は、4段落程度にすると、読み手も論の流れがつかみやすい。序論は資料文の概略か要旨をまとめ、結論では設問要求の語句(今回なら「コミュニケーション」等)を使って意見をまとめ、設問要求に答えていることを示す。また前後の段落の内容が関連しているか、論展開に注意する。テーマ型から、資料文型になった初年度は、「語る」「物語」といった、当時の私大医学部頻出のナラティブ系だった。だが、次年度からは医療制度や医学部初出の語句・概念が出題され、医療の現状に迫るテーマが続いている。「混合診療」 EBM(エビデンス・ベイスト・メディシン・・根拠のある医療)(16)、「健康長寿社会」 、「先制医療」 「フレイル」(17)、「医療とテクノロジー」「近い将来に直面する課題」(18)。 さらに、’19の資料文は、認定NPO法人ささえあい医療人権センターCOMLの代表者の文章。初期研修医と模擬患者の医療面接の会話には、設問要求の「コミュニケーション」は出てこない。だが、COMLの目的・趣旨には「日本で初めてメディアでインフォームド・コンセントの必要性が紹介された1990年に発足」、また、「コミュニケーションは一方だけの努力では成り立たない」とある。また、設問では、その問題点の有無を問うており、非常によく考えられたテーマである。’18以前の問1は下線部(前述の下線の語句参照)の200字説明だったが、本文に参考となる説明が少ないので、結構難しい。
知識も兼ねた資料文型だと北里大、聖マリアンナ医大、金沢医大、混合診療や、先進医療などの語句はテーマ型の近畿大。新しいテーマだと昭和大の「ゲノム編集」「AMR(薬剤耐性)対策」などを参考にして資料をチェックしておくと役立つ。また、北里大や聖マリアンナ医大は下線部説明や意見論述の対策も兼ねるので手に入れば練習用にするとよい。意見の根底には医学・医療の発展、患者家族のために尽くす姿勢が求められる。

面接

■所要時間
個人10~15分
■面接の進行と質問内容
【面接前にアンケート記入あり】
センターの点数、併願校
【面接の質問内容】
・医師志望理由
・本学志望理由
・併願校の有無
・寮の規則を守れるか
・高校生活について
・得意科目と不得意科目について
・浪人生活について
・最近読んだ本
・今までで一番感動したことは何か
・リーダーを経験したことはあるか
・チーム医療における医師の役割
・理想の医師像
・医師偏在の原因と解決法
・卒業後は岡山に残るか
・卒業後のビジョン(地域枠)

事前に併願校をアンケートに記入するが合否には関係ない。1年次は全寮制なので、面接の最初に寮の規則を守れるか質問されることがある。出願書類からもよく質問されるので、自分が書いたことを簡潔にまとめておくとよい。

面接官の人数:3名
受験生の人数:1名

合格請負人 田尻友久の最新分析

-川崎医科大学編-

推薦入試は特別推薦入試として中国・四国地域枠と岡山県地域枠で実施され募集人員は約20名である。
附属校推薦の募集人員は約30名なので、定員110名中4割以上を推薦の定員が占めることになる。
但し、実際は附属校推薦の合格者は例年20人台である。
一般入試は岡山県倉敷市にある本学キャンパスでしか受験できないため、移動を考えた上で日程を組む必要がある。
2次試験日は大学側が指定するが、実際は受験番号順に1日目から面接日時が割り振られる。