関西医科大学 医学部 | 倍率・合格最低点・難易度・対策

関西医科大学受験合格のための攻略ガイド
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関西医科大学

推薦入試は特別枠と特色枠に分かれ、併願できる特色枠は志願者が増加している。特色枠には英語型や国際型があるが、ほとんどが英語型(CEFR B2以上)での出願である。
一般入試は前期と後期に分かれており、前期は大阪の他、東京、名古屋、福岡で受験できるが、後期の試験会場は大阪のみである。
2016は一般前期の補欠合格者が全員繰り上げ合格となり、さらに1次不合格者の中から追加合格者を出して2次試験を実施するということがあった。

関西医科大学 概要
開学年度 昭和3年
創設者 濱地 藤太郎
理事長 山下 敏夫
学長 友田 幸一
学部所在地 〒573-1010
大阪府枚方市新町2-5-1
交通手段 京阪本線枚方市駅より徒歩5分
URL http://www.kmu.ac.jp/
関西医科大学 特色

平成25年のキャンパス統合により、最新の教育・研究・診療施設(附属病院)が機能的に効率よく配置され、全国屈指の施設が誕生しました。さらに、将来の研究者を育てるユニークな「研究医養成コース」や、ICTを積極的に活用した学習支援システム(KMULAS)を導入するなど、新しい教育も取り入れています。
平成30年度1学年から、新しいディプロマポリシーのもとで、新カリキュラムを導入しています。新カリキュラムでは、全学年にわたって水平・垂直統合型カリキュラムを実施し、グループ討論を重視した症例基盤型教育を導入します。参加型臨床実習は4学年3学期から開始し、内容・期間とも現行よりさらに充実したものとなります。
また医師の資質として重要な医療プロフェッショナリズム教育、看護学部との多職種連携教育は1学年より実施します。6学年では、本学附属の医療機関での実習に加えて、大阪医科大学、兵庫医科大学、近畿大学医学部との相互選択制臨床実習や学外市中病院、アメリカ・カナダ・マレーシア・ドイツ等国外での実習も選択可能です。参加型臨床実習を終了後、Post-CC OSCEや卒業試験でこれまでの学習が総合的に評価され、すべての試験に合格すると卒業となり、医師国家試験合格後、医師としての第一歩を踏み出していくことになります。

関西医科大学 略歴
昭和3年 大阪女子高等医学専門学校を設立
昭和24年 大阪女子医科大学学部を開設
昭和29年 関西医科大学と改称、男女共学制実施
平成25年 枚方学舎新設
平成30年 看護学部・大学院看護学研究科開設

関西医科大学の項目別受験情報

入試日程・募集人数

入試情報

繰上合格

合格発表と同時に補欠者の発表を行う。合格者に欠員が生じた場合に補欠者の中から、成績順に繰上合格の発表を掲示および郵便にて行う。

志願者数推移

2019年入学者男女比

現浪比(入学者)

現浪比(合格者)

医師国家試験合格状況

教授出身大学比率

学納金

寄付金・学債

教育、研究施設設備の整備拡充のため、任意の寄付金、学校債の募集を入学後に改めて案内する。

関西医科大学の受験科目の最新出題傾向分析

関西医科大学の過去5年間の受験科目における出題分野、難易度をメルリックス学院が誇る講師陣が分析します。
最新の攻略ポイントをしっかり押さえて、絶対合格を目指そう!!
◎=大問/○=小問

  • 英語出題

  • 英語分析

  • 英語傾向

    近年出題傾向は流動的で、特に長文以外はフタを開けてみないとわからない。大問数は5(’17)、4(’18)、5(’19)でほぼ同じ。[1]は発音問題(10問)でやや不意をつかれるがどれも標準的。[2]は会話応答文選択で’18の[1]に相当しそうだが、会話自体はやや長いものの、こちらの方が平易。[3]は2つの英文の空所に共通の1語を入れる記述問題で標準的だがケアレスミスを誘うものもある。[4]、[5]は長文で、前者は空所補充、語句整序、語形変化などの問題のみで内容に関する問いはなし。後者はA4判4枚にわたるかなり長い英文で、内容真偽の他、空所補充、(文ではなく、短い語句の)和訳、同意表現など。

  • 英語対策

    長文以外は何が出るかわからないものの、ある程度過去問を遡って演習しておくことは意味があるだろう。会話文、とりわけ口語表現を多く使った問題には馴染んでおいた方がよいだろうし、また’19[3]のような共通語を入れる問題は比較的入手しやすいので、できるだけ多くあたっておくとよい。特に、多義語や動詞にも名詞にもなる語などに注目すること。長文は医学的な内容に限らず、長さ重視で、できれば800~1000語レベルの長めのものを、上限の時間を決めた上で処理する訓練をしておきたい。文法の単独問題や記述問題はないが、長文の中での語形変化や語句整序などは問われているので、標準以上の文法・語法力養成が不可欠なのは言うまでもない。

  • 数学出題

  • 数学分析

  • 数学傾向

    大問4題。’14まで中堅私大~上位私大レベル典型問題の解法が身についていれば解けるような、大学の難易度にしては解きやすい問題が多かった。しかし’15から上位国公立大レベル以上の問題も目立つ。’17 までほとんど穴埋め問題だったのが、’18には最後の[4]が導出過程も書かせる記述式となり、’19は小問集がなくなり全問が導出過程も書かせる記述式となって国公立大のような形式へと変わった。上位私大~上位国公立大レベル問題集によく載っている考え方が身についていれば解ける問題がほとんどで’19も同様だったが、面倒な問題や、難関私大レベルの問題も入る年もある。毎年大問のうち一つは微分・積分や極限の問題。

  • 数学対策

    以前は解きやすい問題が多かったが、’15 以降は上位国公立大レベルが中心となり、難関私大レベルの問題も出されている。この大学の入試難易度を考えると今後もこの難易度が続く可能性が高い。上位私大~上位国公立大レベルの典型問題は早く正確に解けるようにしておくのはもちろんのこと、最近の難易度やこの大学の入試ランキングを考えると難関私大レベルの問題までしっかりこなし、応用力と実戦力をつけておいたほうが良い。’19は全問が導出過程も書かせる記述式という国公立大学のような形式へと変わったが、問題の質はそれほど大きく変わっていはいない。’15 以降の過去問を解いてこの大学の問題や時間配分に慣れておこう。

  • 化学出題

  • 化学分析

  • 化学傾向

    例年大問4題からの出題である。’19の前期では[1]は水銀を題材にした問題。水銀塩触媒のアルキンへの水の付加も出題されている。[2]は銅の電解精錬に関する問題。[3]はゴムやフェノール樹脂など合成高分子化合物の問題。[4]は繊維に関する問題。レーヨンやPETなどの合成に関する問題が出題された。また、後期では[1]はアニリンの合成実験に関する問題。[2]は海水の淡水化をテーマにした問題。逆浸透や蒸留などが出題されている。[3]は逆滴定と蒸気圧を考える気体の問題。[4]は有機化学の反応、浸透圧や凝固点降下、化学平衡などの小問集合問題が出題された。やや難度が高い出題内容だった。例年、生命科学や環境化学の問題が出題されることが多い。

  • 化学対策

    生命科学あるいは環境科学、生活の化学からの問題が頻繁に出題される。難易度も年度によってやや変動があるようだ。’19では前後期とも知識面においても考察面においてもやや難度が高い問題が出題されている。’19の問題を今後も難易度の目安として考えて対策すればよいだろう。また、今後も生命化学や環境・生活の化学からの問題は出題が継続されると考えらる。生命化学や天然物化学、合成高分子の内容に関して精度の高い学習(知識も高分子の計算問題も)が必要になる。計算問題も比較的多く受験用のな問題集の学習を繰り返し行い、有機化学の分野では参考書などを中心に深い知識の学習までが必要になる。

  • 生物出題

  • 生物分析

  • 生物傾向

    大問5題となっている。1題は「すべて」または何番目かを選ぶ問題8問で、皮膚・純生産量・共生・進化・地質時代・免疫グロブリン・肝臓・交感神経が出された。1題は脂肪の代謝に関する内容で、構造・β酸化によるパルミチン酸の分解の回路を使った計算が4問・呼吸商・脂質に関する正誤問題が出された。1題は筋収縮に関する内容で、空所補充・正誤問題・フィラメントの長さ・考察問題が出された。1題はPCR法に関する内容で、正誤問題・温度・分子量の計算・プライマー・考察問題が出された。1題は発生に関する内容で、ツメガエルを使った中胚葉誘導に関する問題が出された。計算が手間を取るので、時間配分に注意しよう。

  • 生物対策

    語句を問うの、組み合わせを考えるもの、進化や歴史の順番を問う問題が有ったり、回路図から計算するもの等、普通は覚えていない内容を聞かれるので難しい。特に、初めて見る回路図を利用する計算は、普段練習していないので解くことは難しいと思う。計算問題は一般的なものも有るが、時間が掛かる物があり、ミスをしないように注意しよう。また、論述と描図も出されているので、時間的にも厳しい内容となっている。資料集の内容をすべて覚えるくらいの気持ちで勉強するしか方法が無いと思われる。全体として時間を必要とする問題が多いので、時間配分を考え、数問は解かない決断をする必要もある。

  • 物理出題

  • 物理分析

  • 物理傾向

    大問4題で構成され、力学、電磁気、波動、熱力学からの出題である。力学はねじを締めたり、緩めたりするときの力の大きさを求める問題で、モーメントの釣り合いも出題されている。電磁気はコンデンサー1個、電池3個、抵抗3個、スイッチ3個からなる直流回路の問題で、イオンチャンネルも出題されている。波動はくさび形空気層に斜めに入射する問題で、熱力学はスターリングエンジンを単純化した問題で、等温変化での仕事の式が提示されている。基本~標準的な問題が出題されているが、ねじ、くさび形空気層、スターリングエンジンは誘導に乗れないと厳しい問題である。電磁気は正しく回路を読めればよく、イオンチャンネルは内容は簡単である。

  • 物理対策

    基本~やや難の問題をしっかり解いておくこと。熱力学と原子のどちらか一方だけを選択するスタイルから、新課程になり必修の大問4題となった。全分野から幅広く出題されるので、苦手な分野でも基本的な知識は身につけておくことが必要である。特に出題が少ない、素粒子、トランジスタ、真空管、オクターブ、被爆、誘導加熱、X線の集光、発光ダイオード、フェーン現象、視細胞の受け取るエネルギーと光の粒子性、、タッチパネル、PET、イオンチャンネルなどが出題されている。記述や描画が出題されることも多いので準備が必要である。’18、’19はやや難度が下がっていて、’17以前のような難度の高い問題は出題されていない。

関西医科大学受験の
最新出題総評

推薦入試は特別枠と特色枠に分かれ、併願できる特色枠は志願者が増加している。特色枠には英語型や国際型があるが、ほとんどが英語型(CEFR B2以上)での出願である。
一般入試は前期と後期に分かれており、前期は大阪の他、東京、名古屋、福岡で受験できるが、後期の試験会場は大阪のみである。
2016は一般前期の補欠合格者が全員繰り上げ合格となり、さらに1次不合格者の中から追加合格者を出して2次試験を実施するということがあった。

  • 英語
    出題傾向は流動的だが、時間を意識しながら長めの長文で対策を
  • 数学
    国公立大のような形式に。上位国公立大レベルまでまず固めて
  • 化学
    やや高度な知識と考察力が必要。
  • 生物
    計算問題に時間が取られ,時間内に終わらせる事が難しい。
  • 物理
    ’17以前の難度に戻るかもしれない、しっかりと準備しよう!!

小論文

●社会的問題について考えを述べる力が求められている
●テーマ型

年度 試験区分 内容 字数 時間
19 一般前期・セ試利用 将来臨床医を志す者として、「医学生も同年齢の『普通の』学生と同じに振舞い同じ気持ちになれば、
多くの患者さんと同じ気持ちにたてる」と、「異なる行動・考え方が求められる」という相反する意見にどう考えるか。
500字 45分
一般後期 近年、へき地医療、救急、産科、外科など肉体的・精神的に過酷な領域の敬遠は、
地域と診療科の不均衡による医療崩壊の一因である。医師を志すあなたの考えを述べる。
18 一般前期・セ試利用 手術による完治可能性は60%だが、超高齢のためリスクが30%。
あなたが医師なら手術と緩和医療のどちらを勧めるか考えを述べよ。
500字 45分
一般後期 税金は高齢者ではなく将来を背負う世代に重点的に使うべきか、
どちらに使うか明確にして考えを述べよ。
17 一般前期・セ試利用 健康寿命について述べよ 500字 45分
一般後期 人工知能と医学について

●傾向
’19からかなり長目のテーマ型になった。論述文字数は短いのに、テーマを写せば100字は行ってしまうという長さである。だが、一方で、テーマに対する知識でどうにかなるというより、医師を目指す自分を取り巻く問題として医療と社会を見つめておきたい。’19前期は北里大は、医学部教育や医師の在り方を論じた資料文が多いので、一度目を通しておくとよい。後期は医師の地域的、診療科的偏在について理解していれば書きやすいテーマである。’18の1日目は、よく考えると設定が曖昧で難しい。例えば完治可能性とはどういう病気がどのように治るということなのか。また、超高齢とは何歳位を指しているのか。手術のリスクとは手術中に死亡する可能性を指すのか。また、緩和ケアとは、がんと告知された時から始まるというがどうなのか、次々と疑問がわく。また、演習時に「医師の立場」だけで考える人は、手術派に傾くが、家族の立場も踏まえることのできる人は超高齢だから、緩和ケアということもしっかりと考えることができる。現に国はがんと診断された時からの緩和ケアを推奨しているし、緩和ケアチームも在るわけだから、医師イコールと手術と単純に考えるにしてもインフォームドコンセントや治療法の選択に当たり、ACP(アドバンスケアプランニング)も考慮し、配慮のある書き方になるだろう。医療費に関しては保険も含めて頻出である。
短いテーマ型なら、久留米大、近畿大、長目は昭和大、ユニークは愛知医大、医療以外は杏林大を参考に練習をしてみよう。特に’18、’19は、医療系に詳しい先生に添削をしてもらうと良い。

面接

■所要時間
個人10分(2回行う場合あり)
■面接の進行と質問内容
・医師志望理由
・本学志望理由
・小論文について
・併願校について
・調査書について
・高校生活(部活動)について
・なぜ何年も浪人したか
・浪人生活で得たものはあるか
・苦手科目とその克服法
・趣味について
・大学に入ってしたいこと
・周囲と上手くやっていく自信はあるか
・自分が医師に向いていると思う点
・将来、何科で働いてみたいか
・最近の医療ニュースについて
・建学の精神について
・僻地医療について(特別枠併願者)

雰囲気は和やかで、答に詰まっても面接官の方から助け舟を出してくれる。オーソドックスな質問ばかりなので落ち着いて答えたい。面接室の外に係員がいて、10分経つとドアがノックされ全員同時に終了する。受験生によっては2回目の面接がある。

面接官の人数:3名
受験生の人数:1名

合格請負人 田尻友久の最新分析

-関西医科大学編-

公募制の推薦入試は「地域枠」とはなっていないが、入学後は奨学金を優先貸与され卒業後に義務年限が発生するので注意したい。
一般入試は標準的な出題が多いが、化学は生命科学系の問題が多く出題される(2016年度では出題されなかった)。
このタイプの問題に慣れておくことが得点を大きく左右する。
2013年度に現在の枚方キャンパスが完成し、最新の施設や設備を兼ね備え附属病院がすぐ隣にある利便性から受験生の人気が上昇している。