近畿大学 医学部入試対策 | 難易度・倍率・合格最低点・試験

近畿大学受験合格のための攻略ガイド
医学部受験合格必勝のための受験情報・対策ガイド

近畿大学

一般前期は1次合格者を250名前後しか出さないこともあり、他の医学部に比べて1次試験を合格すれば2次合格の確率が非常に高い。ただ、このところ繰り上げ合格者数は非公表であり、一般前期・一般後期、そしてセンター利用であるC方式の前期・後期・中期からバランスよく繰り上げを出しているようである。
一般入試は数学Ⅲなしでも受験できるのが特徴。C方式はそれぞれセンター利用科目が異なり、どれも合格には90%台前半の得点率が必要である。

近畿大学の項目別受験情報

入試日程・募集人数

入試情報

繰上合格

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志願者数推移

2019年入学者男女比

現浪比(入学者)

現浪比(合格者)

医師国家試験合格状況

教授出身大学比率

学納金

寄付金・学債

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近畿大学の受験科目の最新出題傾向分析

近畿大学の過去5年間の受験科目における出題分野、難易度をメルリックス学院が誇る講師陣が分析します。
最新の攻略ポイントをしっかり押さえて、絶対合格を目指そう!!
(赤丸)=大問/(青丸)=小問

  • 英語出題

  • 英語分析

  • 英語傾向

    時間60分、オールマーク式で大問5題、全小問数42問で’18と全く同じ。[1]短文完成(10問)、[2]日本文に合う英文選択(8問)、[3]語句整序(8問、日本文のリードなし)、[4]空所補充のみの長文(短め)、[5]内容真偽、文中空所補充、下線部同意表現選択から成る長文という構成。[1]はやや選択肢の語彙レベルが高めのものあり。[2]は判断に悩む選択肢も含まれておりやや難しい。[3]は標準的ではあるが、語彙やイディオム力の有無で出来が左右されるかもしれない。[4]は単語補充だけの読解だが、ここも語彙レベルがやや高め。[5]は「相関関係と因果関係の違い」について述べた文。今回も認知関連が出題されたことは注目しておきたい。
  • 英語対策

    例年言えることだが、問題で用いられている語彙レベルがやや高めなのが特徴的なので難レベルの単語や長文で脚注がついているような語句も積極的に覚える努力が必要だ。できれば英検上級の単語集までチェックしておくのが望ましい。[2]のような問題では日本文の意味を正確につかみ、英文との細かい意味の差異に気づくのがポイント。過去問で慣れておく他、記述問題は出題されないにしても、文法学習の中でやや込み入った内容の英文を「書く」練習を積んでおくことは意味があるだろう。語句整序については、日本語のリードなしの類題でストーリーメイクに慣れておくこと。長文はやはり脳や認知系のものが扱われることが考えられるので関心を持って関連英文を集めて読んでおきたい。

  • 数学出題

  • 数学分析

  • 数学傾向

    大問3題。[1]は穴埋め、[2]と[3]記述で、どれも私立上位大受験レベルの問題集によくある考え方を用いて誘導に従えば解ける問題となっていることが多いが、計算や場合の数の調べ上げ、場合分け等のやや面倒な問題が入っている年もあり、難しくはないが制限時間の割には手間のかかる問題が出ていることも多い。’19も同様で、どれも私立上位大受験レベルの問題集によくある考え方を用いれば解ける問題だが、[1]は手間がかかる。図形絡みの問題はほぼ毎年出され、’16から続けて正多面体の絡んだ問題が出されており、’19は[1]の最後が既に答えたいくつかの図形の中に正六面体の展開図となる図形がいくつあるかを答える問題。
  • 数学対策

    私立中堅~上位私立大受験レベルの問題集、センター試験対策問題集によくある問題はどの単元の問題も確実に解けるようにしておくべきだが、ここのところ出題頻度の高い図形の絡んだ問題は特にしっかりやっておこう。どの問題も親切な誘導がつくことが多いので、誘導問題を多く解いて典型的な誘導問題の流れをあらかじめ知っておくと同時に、前半で出てきた結果を後半でどう使うのか等を考えて誘導の意図をつかむ訓練をしておこう。また、計算や調べ上げ等が面倒な問題が出る年もある。問題を解く時には計算なども省かずに最後まで自力で解いて面倒な問題にも対処できるようにしておこう。誘導と時間配分に慣れておくために過去問を解いておこう。

  • 化学出題

  • 化学分析

  • 化学傾向

    例年、大問3題。穴埋めを含む記述式の問題である。問題内容は標準的で特に難問は見当たらない。計算問題や、論述問題も数問出題される。’19の前期日程では[1]は気体の発生反応と中和滴定の計算問題。[2]はアミノ酸の電離平衡に関する問題。[3]はDNAの構造に関する問題とオゾン分解による構造決定の問題が出題された。また、後期日程では[1]で芳香族化合物の反応経路と天然物化学(糖類、タンパク質、DNA、脂肪酸の融点の比較など)。[2]では陽イオンの定性分析の定番問題。[3]で金属結晶格子と浸透圧(重力加速度を使った計算が必要)な問題が出題されている。いずれも標準的な問題であるが、天然物や生命に関する学習が不十分だと厳しい。
  • 化学対策

    前期日程でも後期日程でも標準的な問題がここ数年出題され続けている。天然物化学や生命科学に関する出題も多く(特に’19は前後期ともに多く感じるが)この分野での知識力が不十分な受験生は合格に到達することは難しい。標準的な頻出・定番問題の解き方や考え方を確実に身に付ける。天然物や生命科学に関する知識を参考書などで丁寧に身に着けていくことが必要。また、論述問題も出題されることがあるため、化学の基本的な用語や現象などを表現する語句等をしっかり整理し覚えておく学習もしておきたい。化学の全範囲において不得意分野や未習分野をなくすように万遍なく学習しておかなければならない。

  • 生物出題

  • 生物分析

  • 生物傾向

    大問4題となっている。1題は細胞周期に関する内容で、細胞分裂に関する空所補充・分裂の順番・変異に関する記述・複製開始点の計算・細胞周期の計算が出された。1題はホルモンに関する内容で、空所補充・考察・バソプレシンの作用に関する記述・カルシウムイオン濃度・ナトリウムポンプが出された。1題は動物の行動に関する内容で、聴覚に関する空所補充・コウモリ・フクロウ・コウモリとヤガの関係が出された。1題は免疫に関する内容で、空所補充・免疫反応に関する記述(100字と75字と85字)が出された。空所補充は一般的な問題なので、丁寧に埋めていけば良い。しかし、語句や考察の記述は、多い上に内容が難しいので注意しよう。
  • 生物対策

    解答は全て記述である。生物用語の意味を正確に覚えて使いこなせるようにしたい。そのためにも、教科書にある用語をまとめながら、問題集の出題のされ方と一緒に覚えると良い。特に、記述は問題集の「問題」そのものが「答え」として使える場合が多いので、語句を覚えるときは出題の文章を参考にすると良い。実験問題に対する考察は、図解を用いて覚えると良い。図解には多くの実験が載っているが、必ず「目的」「実験器具」「実験者」「実験方法」「結果」「考察」が載っているので覚えると良い。特に、代表的な実験だけではなく、普段はあまり見ない実験に関しても覚える余裕がほしい。

  • 物理出題

  • 物理分析

  • 物理傾向

    大問3題で構成され、力学、電磁気、熱力学からの出題である。力学は放物線をなす針金に小球を通し、回転させたときの小球のつりあいや単振動の問題で、摩擦がある場合とない場合が含まれている。電磁気は磁場内で回転するコイルに生じる誘導起電力と交流回路に関する問題で、コイルの自己誘導を考える問題も含まれている。熱力学は理想気体の断熱変化と等温変化によるサイクルの問題が出題され、等温変化での仕事の式が示されている。基本~標準問題が出題され、誘導もされているが、力学や電磁気では微分して式をつくることが必要であり、電磁気の後半は解いたことがない受験生は苦労しただろう。焦ってケアレスミスをしないことが大切である。
  • 物理対策

    標準~やや難度の高い問題を解いておくこと。典型的な問題が中心であるが、’14のプリズム、’13の平面波の合成、’12の荷電粒子の運動や凸レンズと平面鏡による像、’11のガウスの法則やビーズ球の円運動、’10の小球の繰り返し衝突などのように出題の少ない問題や見慣れない問題、やや難度が高い問題なども出題される。その際は、焦らずにしっかりと問題を読み、誘導に乗ることが大切であり、題意の読み取りにくい場合は後まわしにしたほうがよい。’19では微分して式をつくることが求められている。時間に余裕のある年もあるが、効率よく問題を解く習慣をつけておくことが大切である。描画や記述も出題されるので準備しよう。

小論文

●短い字数で、用語知識や社会的問題をまとめる ●テーマ型
年度 試験区分 内容 字数 時間
19 一般 前期 医療における「男女共同参画」についてあなたの意見を述べる。 400字 40分
C方式前期・中期 AI(人工知能)が医師の仕事を奪うという意見について考えを述べる。
一般後期・C方式後期 これまでの皆保険制度と今後の医療制度のあり方について考えを述べる。
18 一般 前期 「終活」という言葉がよく言われるが人生の最終末をどう迎えるかは本人、家族、医療費の社会的負担から重要な問題だ。 現状把握と改善について考えを述べる。 400字 40分
C方式前期・中期 医師のプロフェッショナリズムについて2点あげられており、自分が考える三つ目の要素を述べる。 (別欄に要素を記入)
一般後期・C方式後期 「働き方改革」について、医師としてどう考えるか。
17 一般 前期 梶田隆章がノーベル物理学賞を「純粋科学」で受賞したが、純粋科学に対する自分の考えと受賞への評価 400字 40分
C方式前期・中期 医学の進歩がもたらした困難な課題について、具体的な例を挙げあなたの考えを述べなさい。
一般後期・C方式後期 “患者主体”の医療をめざすチーム医療において大切なことは何か
●傾向 例年テーマ型だが、’19も含め受験日によってテーマの長さが異なる。自分に関すること、医療に関すること、ニュース性のあるものなどほぼ3パターンある。医療に関するテーマの場合は基礎知識がほしい。また過去問と関連した出題や、’16の「チーム医療」のように再登場もあるので何年か分はチェックしておきたい。 ’19の「人工知能」が仕事を奪うかというテーマは頻出。まず、獨協医大、東海大他の資料文型から、基本を読み取る。 そこからさらに今回の「医師の仕事を奪うか」であるが、実際には診断や手術に使われており、最終責任は医師がとること、何か起きたときには医師の知識と経験が必要といったことがメディアでも取り上げられている。また、画像診断には優れた力をAIは発揮すると述べている病理学者もいるし、ワトソン君の診断の研究も行われている。共存の道を探ろう。皆保険制度については岩手医大、獨協医大、北里大等の資料文型で概略をつかみ、医療技術の進歩による高額化と高齢化、生活習慣病による医療費の増加が皆保険を圧迫している。頻出のテーマだから、皆保険がなくなったら自分(医師)はどうするのか身近な問題としてとらえてみよう。男女共同参画は、医師の過重労働や働き方改革(本学含め複数校既出)にも共通するテーマである。18の「終活」は話題だが医学部ではこれのみ。医師の「働き方改革」は’19も出題されている。本年度も引き続き、医療も含めた話題性のあるテーマには関心をはらっておきたい。’17の「10年後の日本の医療」は2025年に団塊世代がすべて後期高齢者になることを踏まえた地域医療、地域包括ケアシステム、多死時代の看取りを考えてみよう。ついでに、多職種連携のACP(アドバンスケア・プランニング・・人生会議)、「再生医療の課題と展望」には効果と安全性の課題があるが、話題の医療倫理的な問題といえば、ゲノム編集技術、新型出生前診断、着床前診断などもチェックしておこう。 面接対策を兼ねた知識の補強として、メルリックスの『医系小論文・面接用語集』は便利である。昨年の解説に続きAMR(薬剤耐性)対策、オリンピック・パラリンピックに向けた感染症対策、テロ・災害医療、ボランティアなども押さえておこう。

面接

■所要時間
個人10分
■面接の進行と質問内容
【面接前にアンケート記入あり】
3タイプの医師に優先順位を付ける・将来の進路
【面接の質問内容】
・医師志望理由
・人生で一番感動したこと
・最近気になる医療ニュース

面接官の人数:2名
受験生の人数:1名

夢の先へ

近畿大学の合格者の声
近畿大学 概要
開学年度 昭和49年
創設者 世耕 弘一
理事長 世耕 弘成
学長 細井 美彦
学部所在地 〒589-8511 大阪府大阪狭山市大野東377-2
交通手段 南海電鉄高野線金剛駅よりバス15分
URL https://www.kindai.ac.jp/medicine/
近畿大学 特色
「実学教育」と「人格の陶冶」を建学の精神に掲げ、患者さん一人ひとりの心に寄り添うことができる豊かな「人間性」を養う教育を実践するため、①医師に必要な基礎的知識・技能の修得 ②自ら問題を解決する積極的な態度の養成 ③広い学問的視野の育成 ④奉仕の心と協調精神の涵養 ⑤豊かな人間性と高邁な倫理観・責任感の養育、という5つの教育目標を掲げ医学教育を推進している。 総合大学の強みを生かした薬学部との連携講義、学部に隣接する近畿大学病院と近畿大学奈良病院2つの総合病院や教育連携病院で行う多彩な実習プログラムを実現し、くしもと町立病院での地域医療実習も経験することができる。 また、渡航費、宿泊費、保険料を大学が負担する医学部海外派遣プログラム等を実施しており、世界で活躍できる医師や研究者を育てる教育体制が充実している。
近畿大学 略歴
昭和49年 近畿大学医学部を開設
昭和50年 医学部附属病院開院
平成11年 医学部堺病院・医学部奈良病院開院
平成17年 高度先端総合医療センター(PET分子イメージング)開設
平成25年 救急災害センター開設
平成30年 医学部堺病院閉院
令和元年 近畿大学病院・近畿大学奈良病院に名称変更

合格請負人 田尻友久の最新分析

-近畿大学編-

2017年度から推薦・一般前期・センター利用入試でこれまで高かった英語の配点が下がった。 これは英語・数学・理科2科目がバランスよくできる受験生を合格させたいという大学側の意図である。 そのことが関係しているのかどうか、2017年度入試では入学辞退者が少なく、一般前期・一般後期ともに繰り上げ合格は0名であった。 また、これまで他学部と同じ入試問題で行っていた一般後期は医学部独自の問題となり1次試験と2次試験に分かれたが、受験者813名に対し1次合格者5名、2次合格者5名、入学者4名と非常に狭き門であった。