岩手医科大学 医学部 | 倍率・合格最低点・難易度・対策

岩手医科大学受験合格のための攻略ガイド
医学部受験合格必勝のための受験情報・対策ガイド

岩手医科大学

一般入試で毎年550~600名ほどの1次合格者を出している。(2019は551名) これは私立医学部の中では多く、激戦を極める私立医学部入試の中では、比較的1次合格が出やすいとされる大学の1つ。
私立医学部の中では入試日程が早いため、いわば肩慣らし的に受験する人が多い。
2017から全科目マーク式となり、徐々に出題傾向が変化している。英語・化学は難化傾向にあるので、そのことを踏まえて対策を立てておく必要がある。数学の難易度は年によってばらつきがある。

岩手医科大学の項目別受験情報

入試日程・募集人数

入試情報

繰上合格

入学手続期間終了後、募集人員に欠員が生じた場合は、繰上合格の決定を行うことがあります。繰上合格の連絡は、成績上位順に、出願書類に記入された連絡先を通じて、志願者本人等に電話にて入学についての意思確認を行います。なお、医学部一般入学試験の繰上合格候補者については、合格発表(2020年2月5日(水)17:00頃)の合否結果の表示に併せてお知らせいたします。繰上合格候補者内の順位については、書面により通知いたします。

志願者数推移

2019年入学者男女比

現浪比(入学者)

現浪比(合格者)

医師国家試験合格状況

教授出身大学比率

学納金

寄付金・学債

入学後に「寄付金募集趣意書」により任意の寄付をお願いする。

岩手医科大学の受験科目の最新出題傾向分析

岩手医科大学の過去5年間の受験科目における出題分野、難易度をメルリックス学院が誇る講師陣が分析します。
最新の攻略ポイントをしっかり押さえて、絶対合格を目指そう!!
◎=大問/○=小問

  • 英語出題

  • 英語分析

  • 英語傾向

    時間60分、大問が7題で’18と同じ。’16より3年続けてオールマーク式で、この出題形式が定着したようだ。長文は2題で、1つは文中の単語補充、もう1つはA4判2枚半の長さで’18よりも短くなり、問いは内容真偽に加え、代名詞や下線部の指す物の指摘や脱文挿入など。その他では、発音・アクセントが3問ずつで計6問。短文完成5問、短い会話文中の空所補充3問、語句整序3問、そして、’18に初出の「短い英文中に4ヶ所下線が引かれ、文のまとまりをよくするために除去すべき文を選択するもの」が再度出題された。この問題も定着するかもしれない。オールマーク化する前(’15以前)の問題と比べると、時間的な余裕はないと言えそうだ。

  • 英語対策

    オールマーク式になってからの問題は従来に比して時間を要する内容になっているが、出題傾向はある程度定着したようなので、数は多くないが近々の過去問を参考に十分対策を練っておきたい。短文完成や語句整序は易~標準レベルでごく普通の演習をしっかりこなしておけば問題ない。発音・アクセントは数は少ないが対策は必須。英文中の空所補充や会話文は類題に多くあたって慣れておくこと。特に後者では口語表現にも強くなっておくとよいだろう。除去すべき文を選択する問題は近年のセンター試験を利用しよう。長文は内容真偽中心で過去問は数えるほどしかないものの、他の私大医学部でも類題は多くあるので、杏林大、獨協医科大、自治医科大、順天堂大などの問題で演習しておくといい対策になるだろう。

岩手医科大学 医学部の
最新攻略ポイント

  1. 出題傾向はほぼ定着、過去問を参考にしよう
  2. マークシート方式になってから時間的な余裕はない
  3. 長文は内容真偽中心、他の私大医学部で類題演習を積むこと
関連情報

多くの受験生を合格に導いてきた
メルリックス学院のプロ講師たち

牧 俊輔

英語科 主任講師
牧 俊輔

  • 数学出題

  • 数学分析

  • 数学傾向

    全3題。数学Ⅲの「微分・積分」は必出。「確率」もほぼ必出だが’18のみ出なかった。[1]は’15まで「確率」の大問、’16と’17は小問集、’18では図形の大問で、’19は「確率」に戻った。[2]は様々単元から出され’19は「ベクトル」。[3]は例年通り数学Ⅲの微分・積分。中堅~上位私立大レベル問題集に載っている考え方を使う問題が中心で高度なテクニックは必要ないが、基本的な解法・考え方をいくつか組み合わせながら解きほぐしていく総合的な問題がほとんど。’17以降、三角錐や四角錐に関する問題が続けて出されており、いずれも立体図形への洞察がそれなりに必要で解法パターン暗記では苦戦しそうな問題。

  • 数学対策

    「確率」や数学Ⅲの「微分・積分」が頻出であるが、他にも様々な単元から出されている。また、解法そのものは中堅~上位私立大レベル問題集によく載っているもので事足りる問題がほとんどだが、基本的な考え方をいくつか組み合わせて解いていく問題や、その場で考え解きほぐしていく能力を試される問題が多くなってきている。中堅~上位私立大レベルの典型問題はどの単元も一通りこなして基本レベルでの穴をなくし、その上で、中堅~上位国公立レベルのやや総合的な問題もこなしてその場で考える総合問題などにも対応できるようにしておいた方が良いだろう。問題は3題であるが制限時間が60分と短いので過去問で時間配分にも慣れておこう。

岩手医科大学 医学部の
最新攻略ポイント

  1. 微分・積分は必出、確率は頻出である
  2. 立体図形の問題はパターン解法では苦戦しそう
  3. 中堅~上位国公立レベルのやや総合的な問題もこなしておこう
関連情報

多くの受験生を合格に導いてきた
メルリックス学院のプロ講師たち

宮内 一

数学科 主任講師
宮内 一

  • 化学出題

  • 化学分析

  • 化学傾向

    ’17から全問マーク式の出題に変更になった。’19では大問数は3題になった。しかしマーク数が時間に対してかなり多く問題を解くスピードが求められる。出題された分野を見ると、化学の全分野から満遍なく出題されている。[1]は理論化学を中心に原子、結晶、熱化学、電池と電気分解、塩の液性などが出題された。[2]は無機化学を中心に気体の発生法、キップの装置、化学工業、15族元素の性質などが出題された。[3]は有機化学を中心にして元素分析、芳香族化合物の性質、糖、アミノ酸とタンパク質、医薬品などが出題された。いずれも小問集合の問題で正確な知識を化学の全範囲について習得できているかが得点の鍵になる問題であった。

  • 化学対策

    ’17に全問マーク形式に出題が変わって以降は正確な知識や正確な計算力を問う小問集合的な問題が出題されるようになった。一見は簡単そうにも見えるが意外ともれなく得点を積み重ねるのは受験生にとって厳しいのではないかと考える。教科書を中心とした基本内容をしっかり学習し、入試用の問題集で受験の頻出問題や定番問題を確実に学習する必要がある。また全分野から満遍なく出題されることから、穴のある分野をなくすように学習する必要がある。応用力が必要になる問題は少なく、知識の漏れによる失点などは防ぐように準備をしたい。特に学習が遅れがちにある生命科学や生活の化学の分野なども確実に学習しておきたい。

岩手医科大学 医学部の
最新攻略ポイント

  1. マーク数が時間に対してかなり多くスピードを求められる
  2. 正確な知識を全範囲習得できているかが得点の鍵
  3. 応用力が必要な問題は少ない、知識の漏れによる失点を防ぐ
関連情報

多くの受験生を合格に導いてきた
メルリックス学院のプロ講師たち

小枝 守

化学科 主任講師
小枝 守

  • 生物出題

  • 生物分析

  • 生物傾向

    大問5題となっている。1問は筋肉に関する内容で、骨格筋が多細胞化した利点・収縮速度の計算・データからの考察が出された。1題は内部環境と恒常性に関する内容で、空所補充・自律神経と心臓・肝臓とホルモン・標的細胞・甲状腺・糖質コルチコイドが出された。1題は誘導に関する内容で、胚葉由来・真皮と表皮の誘導実験・実験考察問題が出された。1題はいかに関する内容で、ミトコンドリアと基質・アルコール発酵・呼吸商の計算・データからの考察問題・電子の受容体が出された。1題はDNAと遺伝子に関する内容で、形質転換・ファージ・考察問題・計算が出された。語句を答える内容は一般的な物であるが、考察問題が多く、時間がかかるので注意。

  • 生物対策

    DNA関係の問題が多かったが、’18は今までとは違った分野からの出題となった。’19は生物の代表的な内容からの出題となった。免疫と遺伝は多くの大学で扱われるので難しさは無いが、行動や系統分類は内容が多岐にわたっており、かつ生物名も多く出てくるので難しい。細胞小器官も基本ではあるが、なかなか深く覚えている事は少ない。今までとは違う分野からの出題にする事で、広い知識を持つ生徒を集めようとしていると考えられる。大学の入試が本当に変わったのかは不明であるが、今後は分野を絞る事無く、全範囲を学習する必要があるが、DNA・免疫・恒常性・遺伝は重点的に押さえておこう。

岩手医科大学 医学部の
最新攻略ポイント

  1. 語句を答える内容は一般的なものが多い
  2. 今までとは違う分野からの出題が続いている
  3. 分野を絞ることなく全範囲の学習を
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多くの受験生を合格に導いてきた
メルリックス学院のプロ講師たち

日田 悌一

生物科 主任講師
日田 悌一

  • 物理出題

  • 物理分析

  • 物理傾向

    大問3題で構成され、力学、電磁気、熱力学からの出題である。力学は台と、台の上に乗った物体と糸で連結され吊された物体の運動の問題で、台を固定する場合と自由にする場合が出題されている。電磁気は磁場を横切る正方形と三角形のコイルに生じる誘導起電力の問題で、正方形コイルを磁場内で加速度運動させる場合も出題されている。熱力学はピストン付き容器内での気体の状態変化の問題で容器を逆さまにする場合も出題されている。全体的に標準的な問題が多いが、台を自由にする場合やコイルを加速度運動する場合では苦労した受験生もいただろう。試験時間が長くなったが、その分やや難度が上がっているので、時間配分に注意が必要である。

  • 物理対策

    基本問題~標準問題までをしっかりと解いておくこと。力学は全般的に出題されるので、幅広く学習しておくこと。電磁気ではコンデンサーを含む直流回路とRLC直列回路を含む交流を中心に、電磁誘導や電流が磁場から受ける力、ローレンツ力による荷電粒子の運動などが出題されている。熱力学では典型的な問題を全問正解できるようにしておくこと。原子は’09、’11、’12、’14、’16、’18に出題されているので、典型的な問題は解けることが必要である。波動からの出題は少ないが、’17で出題されているので準備が必要である。全体的に難度が上がっているので、時間配分やケアレスミスに十分注意しながら手早く解くことが必要である。

岩手医科大学 医学部の
最新攻略ポイント

  1. 力学は全般的に出題されるので幅広く学習しておくこと
  2. 原子は典型的な問題を解けることが必要
  3. 全体的に難度が上がっているので時間配分やケアレスミスに注意
関連情報

多くの受験生を合格に導いてきた
メルリックス学院のプロ講師たち

吉武 太郎

物理科 主任講師
吉武 太郎

岩手医科大学受験の
最新出題総評

一般入試で毎年550~600名ほどの1次合格者を出している。(2019は551名) これは私立医学部の中では多く、激戦を極める私立医学部入試の中では、比較的1次合格が出やすいとされる大学の1つ。
私立医学部の中では入試日程が早いため、いわば肩慣らし的に受験する人が多い。
2017から全科目マーク式となり、徐々に出題傾向が変化している。英語・化学は難化傾向にあるので、そのことを踏まえて対策を立てておく必要がある。数学の難易度は年によってばらつきがある。

  • 英語
    出題傾向はほぼ定着か、長文は出題内容を踏まえ類題で演習を
  • 数学
    微分・積分は必出、確率は頻出。難しくないが解きほぐす力は必要
  • 化学
    化学の全分野から満遍なく出題される。
  • 生物
    語句は一般的な物が多いが、考察問題が多く時間がかかる。
  • 物理
    20も難度が高くなると予想される、しっかりと準備すること!!

小論文

●読解力と解釈力が求められる

●資料文型

年度 試験区分 内容 字数 時間
19 一般 広井良則『持続可能な医療』を読み、「病気と環境」について考えを述べる。 600字 50分
18 一般 石川九揚講演録 『縦に書け、縦に考えよ―縦と横の文化学―』より 「縦」と「横」のイメージに関する考えを自由に述べる。 600字 50分
17 一般 平山郁夫『生かされて、生きる』より あなた自身の「自分の型」について述べる。 600字 50分

●傾向
岩手医大の資料文は、’17以外は短めであるため、読解力が求められる。岩手医大は’14に、「国民皆保険制度」を出題し、以後他校では頻出テーマとなっている。’19にも近畿大学で出題されており、私大医学部では医学・医療に関する出題が増えている。しかし’15から’18まで、日大と共に独自路線を歩んできたが、’19は題名も「持続可能な医療」、設問も資料文から「病気と環境」について述べるよう指示された。
’18は日本画家の平山郁夫の文章。美術学校では「自由に描け」と言われ、失敗を重ねながら体で技術を覚え、先人から学ぶ姿勢により、徐々に自分の型を作り上げていく話。 岩手医大にしてはわかりやすい文章なので、丁寧に読解し謙虚に省察する。’17と’15では、文系学部も含めて頻出の「わかる」ということについて述べる。 ’17の著者は数学に関する著作があり、当時日経新聞にエッセーを連載中だった。文中では世界的数学者の岡潔について触れ、「他者との共感性」と、幻肢患者への実験について述べている。現代文では「麻酔で皮膚感覚を遮断すると、幻肢患者でなくても、他人の身体的痛みを共感できる」という部分があるのだが、ここでは略されているので理解しにくい文章になっている。そこで資料文の「共感」をいかして、他者の痛みをわかることについて述べる。
岩手医大では、今まで資料文や設問に「いのち」という平仮名表記がよく出たので留意する。論述対策としては、日大の’14~’19の設問の前半を使って300字程度でまとめ、説明する力をつける。また、他者への共感性の理解には、自治医大(’19、’18の反論せよは除く)、最近の聖マリアンナ医大、’17の福岡大、’16の兵庫医大などの資料文を読んでみよう。’19は再び医療に関する課題になっているので、国民皆保険制度について触れた文章の年度以前の過去問をみておくとよい。医療の現状、社会の中の医療についてニュースなどを見て、地域包括ケアシステムや看取りの医療なども理解しておく。

面接

■所要時間
個人15分
■面接の進行と質問内容
【面接前にアンケート記入あり】
心理テストのようなアンケート。質問に対して「はい」「いいえ」「よくわからない」で答える。
【面接の質問内容】
・医師志望理由
・本学志望理由
・過去に本学を受けたことはあるか
・部活動について
・学校内で自分はどんな立ち位置にいるか
・リーダーシップについて
・自分の長所、短所
・ストレスの発散方法
・浪人生活について
・成績は伸びたか
・卒業したら岩手に残るか
・理想の医師像について
・希望する診療科とその理由
・総合診療医とは
・チーム医療について
・地域医療の問題点
・最近気になるニュース(医療・非医療)
・生物の履修について(物理選択者)
・自己PR(2分程度)

東京会場は広い部屋に複数のブースが設けられており、一斉に面接が行われるので大きな声で話すことを心掛ける。自己PRが課せられた時に何を言うか考えておいた方がいい。卒業後、岩手に残るかどうかはよく聞かれる。

面接官の人数:2名
受験生の人数:1名

夢の先へ

岩手医科大学の合格者の声
岩手医科大学 概要
開学年度 昭和3年
創設者 三田 俊次郎
理事長 小川 彰
学長 祖父江 憲治
学部所在地 〒028-3694
岩手県紫波郡矢巾町医大通1-1-1
交通手段 JR矢幅駅より徒歩15分
URL https://www.iwate-med.ac.jp/
岩手医科大学 特色

明治30年(1897年)の私立岩手医学講習所を前身とし、以来122年間「医療人たる前に誠の人間たれ」を建学の精神として、医学部7千余名、歯学部3千余名の良医を全国に送り出してきた。矢巾キャンパスでは、医・歯・薬・看護各学部の教育課程が行われており、他に類を見ない新しいコンセプトの医療系総合大学となる。また、令和元年9月には附属病院が矢巾キャンパスの隣の敷地に移転し、新附属病院にて各学部の臨床実習を行う。
カリキュラムではPBLを多く取り入れて学生の自主性を重視するとともに、1年次に看護・介護体験、2・3年次に地域医療研修と救急センター当直・救急車同乗体験、5、6年次にスチューデントドクターとして再度地域医療研修を行うなど、地域・現場に根ざした医学教育を行う。

岩手医科大学 略歴
昭和3年 私立岩手医学専門学校を設立
昭和22年 岩手医科大学に改称
昭和26年 新制岩手医科大学を開設
昭和40年 歯学部、教養部を設置
平成19年 矢巾新キャンパス完成、薬学部を開設
平成23年 医学部・歯学部を矢巾新キャンパスに移転
平成29年 看護学部を設置
令和元年 矢巾新附属病院開院(9月)

合格請負人 田尻友久の最新分析

-岩手医科大学編-

一般入試の1次試験は例年センター試験終了後、最初の水曜日に行われ、私立医学部入試では最初または2番目の入試となることが多い。
私立医学部入試では、どこから入る(受ける)かが大きなポイントとなるため1次合格者が600人を超える岩手医科大学を受験するかどうかは、じっくり考えてもらいたい。
尚、2次試験は東京でも受験できる。
一般入試の配点は、英語と数学が各100点に対し、理科は2科目で150点とやや英語と数学の配点が高い。
2017年度入試から全科目マーク式になった。