東京慈恵会医科大学 医学部入試対策 | 難易度・倍率・合格最低点・試験

東京慈恵会医科大学受験合格のための攻略ガイド
医学部受験合格必勝のための受験情報・対策ガイド

東京慈恵会医科大学

東京慈恵会医科大学の項目別受験情報

入試日程・募集人数

入試情報

繰上合格

補欠者は2次試験合格発表と同時に発表する。入学手続者が募集定員に満たない場合には、補欠者の上位から繰上合格の候補者を決め、本人に通知する。

2021年度入学者男女比

2021年度現浪比(入学者)

2021年度現浪比(合格者)

医師国家試験合格状況

教授出身大学比率

学納金

寄付金・学債

なし

東京慈恵会医科大学の受験科目の最新出題傾向分析

東京慈恵会医科大学の過去5年間の受験科目における出題分野、難易度をメルリックス学院が誇る講師陣が分析します。
最新の攻略ポイントをしっかり押さえて、絶対合格を目指そう!!
(赤丸)=大問/(青丸)=小問

  • 英語出題

  • 英語分析

  • やや難

    長文中心の出題は変わらずだが、英作文はテーマ英作文的なものに

  • 英語傾向

    ’18より内容に大きな変化があり’19でも同傾向の出題であったが、’20では更に変更が加わった。時間60分は同じだが、大問は4→3題へ減少で長文3題のみになり、従来大問扱いだった英作文が長文問題の中に組み込まれる形となった。長文3題は従来1題出されていた問題形式が3倍に拡大されたようなもので、内容真偽、文脈に合った語句の空所補充、同意語彙選択などだが、代名詞の指すもの指摘や脱文挿入、和訳などはなし。空所補充はマークに加え、本文中から探して入れるものだが記述もあり。英作文は2ヶ所あり、ガンの転移の仕方の研究に関する問題で「今後のガン治療はどう変えるべきか」を述べるものと、与えられた語を用いて文脈に合った相応しい文を書くもの。前者は自分の意見を自分の言葉で書くことを求められており、従来よりもやや難か。
  • 英語対策

    ’20でやや出題に変更があったものの、対策すべきは長文と英作文であることには変わりない。文法・語法力の充実は大前提であり、その上で内容真偽中心の読解演習を積むことだ。文脈を考慮した空所補充や同意語選択もかなり見られるので類題で慣れておくべきだし、語彙力の向上も不可欠だ。かなり以前の問題も含め、長文の過去問には必ずあたっておくべきだろう。問いを見てみると、「文脈」を意識した読み方が求められているのは相変わらずのようだ。’20では和訳や日本語での説明はないが、対策しておいても損はなかろう。英作文は、’20でのテーマ英作文とも言える問題が’21で出題されるかはわからないが、それを想定して演習で扱った英文に関して自分の意見を述べる練習をしておくことは有意義だろう。
  • 数学出題

  • 数学分析

  • やや難

    上位私大レベルは全範囲網羅。頻出単元は難関国立大レベルまで

  • 数学傾向

    90分で4題。[1]は上位私大レベルの素直な問題が多いが工夫の必要な問題が入ることもある。[2]~[4]は難関~上位国公立大2次試験で見るような問題が中心で、最頻出である数学Ⅲの微分・積分からはやや面倒な問題が出ることが多い。’20は[1]が確率で上位私大レベル、[2]の数学Ⅲ「積分」は上位~難関国公立大で出そうな証明入り誘導問題、[3]の「整数」も上位~難関国公立大で出そうな証明入り誘導問題、[4]は空間座標の図形に関する問題で図形的な洞察と工夫が要り難関国公立大レベル。比較的易しめだった’19に比べると’20の難度はやや上がったが、上位~難関国立大で出そうな問題が目立つ例年通りの出題。
  • 数学対策

    [1]は上位私大入試レベルの問題を中心に幅広く出されている。解きやすい[1]でなるべく点数を落とさないよう出題範囲の問題は出題頻度の低い単元でも少なくとも上位私大受験レベルの頻出問題は一通り網羅しておこう。[2]以降では、最近は難関国立大レベルの面倒な問題を中心に出されている。まずは上位国立大の典型問題なら迷わずしっかり解けるようにしておき、その上で過去に[2]~[4]でよく出されている単元については難関私大~難関国立大レベルの問題にも慣れておいた方がよい。制限時間に対して量の多い年が多い。試験当日は完答を狙うのではなく解ける問題から確実に解くようにし、過去問で時間配分などにも慣れておこう。
  • 化学出題

  • 化学分析

  • 問題文をよく読み内容を正しく理解する。手間がかかる。

  • 化学傾向

    例年大問4題からの出題となっており、質・量ともかなりハイレベルの問題となっている。’20では[1]は凝固点効果に関する問題。冷却曲線に関する数学的な解釈なども問われている。[2]は窒素を主題にしてオストワルト法やハーバー・ボッシュ法、窒素酸化物について熱化学や化学平衡などについて考える問題。[3]は有機化合物の構造決定の問題。やや難しく考察力が必要。[4]は有機化合物の分離を題材にした問題で分配平衡やエステルを合成する実験に関する内容なども問われている。長い問題文ではあるがしっかりと読み取りができれば比較的解きやすい問題も多いある。ただ全体的に難度は非常に高い。最近では、生活や生命をテーマにした総合問題の出題も多い。
  • 化学対策

    「受験の定番問題の解法を覚えた」という学習だけでは合格点にはとても及ばないだろうし、時間内に解答することも厳しい。受験勉強の定番問題は正確に習得し、国公立大学の過去問などの問題文が長い問題を解き、未知のものを文章の題意に沿って読み解き、考察力を鍛える訓練が必要。ほとんどの問題では文章の中に解答のヒントが隠れている。しっかりと問題文を読み込み正確に理解し、自分の持っている知識に基づき、正確に考察していくことを普段から心がけて学習していきたい。典型問題や知識の穴埋めも出題されるが、これらに時間をかけている余裕はない。典型問題については問題を見た瞬間に解法が思いつくくらいの学習量が必要である。
  • 生物出題

  • 生物分析

  • やや難

    例年よりも易化したが対策は例年通り念入りに

  • 生物傾向

    大問数は例年と変わらず4題となっている。第1問は異化、ATP、呼吸商に関する知識と実験考察問題、第2問は神経の伝導と伝達に関する知識と実験問題、第3問は動物の発生と遺伝子に関する知識とホメオティック遺伝子に関する実験問題、第4問は進化と突然変異に関する知識と異数化と進化の関係に関する考察問題が出題された。文章や問題自体はシンプルであるため説明が少ない。選択問題の選択肢も紛らわしいものが多いので注意が必要である。また記述は100字程度が2問と少々長い記述が求められる。例年より’20は易化した感じが見受けられるが、この傾向が次年度も続くとは限らないので例年通りの対策をするのがよいと考える。
  • 生物対策

    各問題とも知識と実験データから考察させる問題や文章読解力を求める問題で構成されている。慈恵ということで構えてしまうと難しく見えてしまうかもしれないが、蓋を開けてみれば教科書レベルの知識だったり、少し考えればわかる問題も多くなっている。DNAと遺伝子に関する内容が多く、各種のホルモンの名称とその働きを詳しく問う内容も多い。また、生態系からの出題があると、内容が難しくなる傾向がある。全ての分野において、図説などを活用し、細かい内容まで熟知するように勉強する事が必要と思われる。例年通りの対策として、正確な知識、高い読解力、問題解決能力を国公立の過去問などで勉強して試験にのぞむのがよいだろう。
  • 物理出題

  • 物理分析

  • やや難

    標準問題が中心だが、見慣れない問題がよく出題されている!!

  • 物理傾向

    大問3題で構成され、原子と、生物と関連させた電磁気・熱力学が出題されている。原子は中性子と原子核の直線上での衝突で、中性子の減速に関する記述問題では知識も必要となる。電磁気は血管内の血液の流れを抵抗、コンデンサー、コイルを含む交流回路へとモデル化した問題であり、動脈硬化の判定についての記述も出題されている。熱力学は左心室の動きを熱サイクルへとモデル化した問題である。原子は解き慣れた問題であるが、血管内の血流や心臓の血液の流れは解き慣れない問題なので苦労しただろう。ただ、人体の問題であっても計算自体は物理なので、誘導に乗れれば解ける。問題を手早く読み取る読解力と問題に臆しない気持ちが大切である。
  • 物理対策

    標準~難度の高い問題までを解いておこう。標準問題の中に難度の高い問題が含まれることもあるので、難度の高い問題も解いておくことが必要である。近年は見慣れない設定の問題が出題されるので、思考力を試すような問題も解いたほうが良い。’14の金属円柱でのはね返りなどの思考力を試すような問題や、’16のマイクや中性子波、’17のイオンチャンネル、’18の水滴の落下運動、’19の気泡の運動、’20の血管内の血流や左心室の動きなどの様な一見すると見慣れない問題も出題されている。難度は高くなくても計算に時間のかかる問題もあるので、解くスピードを上げておくことは必要であり、問題を解く順に注意が必要となる。

小論文

●考察力と論理展開力が求められる ●資料文型

●傾向 3年前より、小論文が復活した。60分~120分という時間も、1200字~2400字という文字数設定も、国・私大の他学部を含め異例である。 ’20はAIについて出題されている。これは、知識・情報があった方が書きやすいといえる。数年来私立医学部で出題されてきているテーマである。今後の医療への導入は広がるだろう。特に画像診断には強い。現在のAIは1950年代に「AI」と命名されてから第3世代である。簡単に言うとコンピューターとインターネットだから、アメリカの企業がそれでは売れないと考え「AI」を借用したところ、狙いは当たり、言葉の普及は早かった。経路検索や顔認証、家電にも使われ日常化している点はみのがされがちだ。第3世代の特徴は今までファジーであった部分「目」と「耳」をもったことだといわれる。日本医師会の無料配布誌「ドクタラーゼ」でも昨年周産期のチーム医療とともに特集を組んでいた。今年は周産期の医療や新型コロナウイルス感染症が特集されている。’19は経験と教育である。国公立の一般入試の教育学部の資料文(長め)で練習可能。ごく長い文章を読んで考えたい場合は、上智大学の推薦の心理の資料文。あるいは短いものだと金沢医大の’19。※神経回路の構築には初期教育における多様な経験や実体験が必要であり、その時期を逃すと意識下の形成に欠損してしまう。聴覚、視覚の例や、子猫の実験が述べられている。※発生学と変異については、動物と違いヒトは巨大な脳を持ったことで、変異の大にしても思いやる心をもったという内容である。※科学技術への考え方の変化が研究者側と社会の側から述べられている。これらを慈恵大の設定で論述してみる。新刊書で科学技術と研究などを読んでおくのもよい。ただ、日によって内容は大きく異なるので、以下も参考にして練習してほしい。’18はそれぞれ学校、教育に関する自国の社会問題と国際的に取り上げられる問題。フランスの学校のスカーフ問題は、異なる文化・宗教に対する、学校の中立性や生徒(スカーフを強制する父親等の男性から)の自由を守る意味合いがあった。だが、これは、他国の問題ではなく、日本においても外国人労働者が、定住にあたり自分の文化的宗教的価値を要求した際にどこまで受け入れるかという問題につながっている。いずれも、自分や自国の問題として相対化できる力が求められている。 小論文では、自分の考えを他者に分かりやすく伝える力、また「自分の知識を基にして状況理解、判断力を評価する」を求めていることを念頭に練習する。  冒頭の対策の他には獨協医大や北里大の課題を利用する。どちらも90分なので手始めにそのまま取り組んでみる。次に、120分にして自分でテーマ設定をして、2000字~2400字で論述する。長い文章における論理展開を意識した論述前のメモ作成の練習が鍵となる。全体の展開を大きな4部構成の構想を練る。次に各部をさらに2~3段落に分け、論がぶれないように何を書くか考える。できたら先生に、資料文の読解力・テーマに対する基礎知識・論理力を確認してもらうこと。

面接

■所要時間
個人7分 テーマ別7分×4回
■面接の進行と質問内容
<個人>
・医師志望理由
・本学志望理由
・併願校について
・調査書の内容
・部活動について
・医師の社会における役割

<テーマ別>
【グラフ読み取り】アレルギー、肺炎、近視に関する年齢別のグラフから読み取れることを答える。
【絵画読み取り】絵を見て、①どういう場面か、②どのように解釈したか、③なぜこれを出題したと思うか
【選択肢並べ替え】グループで研究課題に取り組む時にメンバーが自分を信頼して「うつ病だからできない」と言ってきた。その後の自分の行動を正しいと思う順に並べよ。
【状況設定】ハーバード大が人種の多様性を確保するために、アジア系人種の点数を一律減点していることは差別にあたるか否か。


個人面接1回とテーマ別面接(MMI)4回の計5回。ローテーション形式で行うため、どの部屋から始まるかはわからない。テーマ別の部屋では、受験生の回答に対して面接官がさらに質問してくる。

面接官の人数:1名
受験生の人数:1名

夢の先へ

東京慈恵会医科大学の合格者の声
東京慈恵会医科大学 概要
開学年度 明治14年
創設者 高木 兼寛
理事長 栗原 敏
学長 松藤 千弥
学部所在地 〒105-8461 東京都港区西新橋3-25-8
交通手段 JR山手線新橋駅より徒歩10分 都営三田線御成門駅より徒歩3分
URL http://www.jikei.ac.jp/univ/
東京慈恵会医科大学 特色
「病気を診ずして病人を診よ」を建学の精神に掲げ、全人的な医学・医療を実践し、人間を中心とした医療を究めていく人材を育成しています。カリキュラムは6年一貫・統合型で、基礎医学、社会医学、臨床医学の各領域が有機的に連携したものとなっています。 1年次は国領キャンパスで総合教育を学習し、2年次からの西新橋キャンパスでは本格的な医学専門教育を実施。4年次から6年次にかけては臨床医学教育が主体となります。人間性や倫理的判断、国際性、コミュニケーション能力などを養う医学総論カリキュラムを6年次まで通して実施するのも特徴のひとつ。自由度の高さも本学ならではで、6年次の前期15週間の選択実習では、学内外の医療機関、基礎医学研究所、海外の病院などで学ぶことが可能です。
東京慈恵会医科大学 略歴
明治14年 成医会講習所を設立
明治24年 成医学校を東京慈恵医院医学校に改称
大正10年 東京慈恵会医科大学を設置
昭和27年 新制東京慈恵会医科大学に昇格
平成4年 医学部看護学科を開設
平成14年 大学1号館が完成
令和2年 慈恵大学病院に新外来棟・母子医療センター開設

合格請負人 田尻友久の最新分析

-東京慈恵会医科大学編-

一般入試のみの入試だが、出題される問題の難易度は高く、最難関校ではあるが合格最低点は60%前後と低い。 入試の難易度は、ここのところ慶応大学医学部との差がジリジリと狭まっているように感じる。 面接は2017年度入試からグループが廃止され、MMIと呼ばれるテーマ別面接が導入された。 また、小論文も復活したが、1200字以上と私立医学部ではかなりの分量を書かせるものであった。 補欠には順位が付けられるが国公立大学との併願者が多いため、200人を超える繰り上げ合格が出る年もある。