東京女子医科大学 医学部 | 倍率・合格最低点・難易度・対策

東京女子医科大学受験合格のための攻略ガイド
医学部受験合格必勝のための受験情報・対策ガイド

東京女子医科大学

女性のみに門戸を開放している日本で唯一の医学部。2020から推薦制度が大きく変わり、指定校推薦で約8名、卒業生子女枠の「至誠と愛」推薦で約7名、一般公募推薦で約20名を募集し、指定校推薦以外は1浪生まで受験できるようになった。
不適切入試問題で女子受験生の人気が集まっており、2019の一般入試は前年比120%の志願者数を集め、繰上合格が補欠順位94位まで回る異例の事態となった。

夢の先へ

東京女子医科大学の合格者の声
東京女子医科大学 概要
開学年度 明治33年
創設者 吉岡 彌生
理事長 岩本 絹子
学長 丸 義朗
学部所在地 〒162-8666
東京都新宿区河田町8-1
交通手段 都営地下鉄大江戸線若松河田駅より徒歩5分
都営地下鉄新宿線曙橋駅より徒歩10分 またはJR新宿駅よりバス20分
URL http://www.twmu.ac.jp/univ/

 

東京女子医科大学 特色

東京女子医科大学医学部は、高い志をもって社会に奉仕できる医師を育成するために、「医師としての実践力を高める」ことを目標としています。
医師には、患者さんの表面だけでなく、内在する問題をも引き出し、それを解決する能力が求められます。自ら問題点を見つけ、分析し、適切な解決法を考える力を備えていなければなりません。
本学部では、テュートリアル教育、統合カリキュラム、「至誠と愛」の実践学修の3つの特徴的な教育により、こうした実践力を身につけていきます。テュートリアル教育では学生が少人数に分かれて問題の発見・解決を行い、統合カリキュラムでは患者さんの抱える問題を臓器・器官ごとに基礎から臨床まで統合的に考え、「至誠と愛」の実践学修では医師としての使命感・倫理観・態度・コミュニケーション能力を養います。そして、生涯を通して医療に貢献できる女性医師の育成をめざします。

東京女子医科大学 略歴
明治33年 東京女医学校を設立
明治45年 東京女子医学専門学校を開設
昭和22年 東京女子医科大学予科開設
昭和27年 東京女子医科大学を開設
平成10年 看護学部を開設
令和 2年 新校舎棟完成予定

東京女子医科大学の項目別受験情報

入試日程・募集人数

入試情報

繰上合格

2次合格者と同時に補欠者を掲示するとともに本人宛に郵便で通知する。補欠者は2/20
(木)以降に合格者の手続き状況などにより欠員が生じた場合に順次繰り上げて合格者を
決定する。合格者には本人宛に電話にて連絡の上、郵送で通知する。

志願者数推移

2019年入学者男女比

現浪比(入学者)

現浪比(合格者)

医師国家試験合格状況

教授出身大学比率

学納金

寄付金・学債

入学式後に任意で依頼

東京女子医科大学の受験科目の最新出題傾向分析

東京女子医科大学の過去5年間の受験科目における出題分野、難易度をメルリックス学院が誇る講師陣が分析します。
最新の攻略ポイントをしっかり押さえて、絶対合格を目指そう!!

  • 英語出題

  • 英語分析

  • 英語傾向

    ’18と同傾向、内容で全4題。[1]の読解は、内容真偽、文中下線部の内容説明文選択やタイトル選択で空所補充はなし。記述パートは下線部和訳と長文テーマにそった英作文(25語以内)が出題。作文テーマは「店側は顧客に対しビニール袋の提供を完全に止めるべきか」[2]は脱文挿入(3問)で、短めの英文中に2、3行から成る1段落の英文を挿入するもの。文脈、代名詞の指す物、Thisやtheirなど指示形容詞、alsoなどの副詞に注目しながら考えれば要領よく処理できるだろう。[3]はアメリカ人の睡眠不足に関する英文で、グラフを用いた語句補充のみで注意深く読み取れば平易。[4]はコンピュータ表示の図を参考にしながらのやや長めの会話文。

  • 英語対策

    例年概ね同様の出題内容と言えるので、まずは近年の過去問から全体像をつかむこと。長文、会話文、図やグラフなどデータ、和訳とテーマ型英作文は必須と考えてよかろう。特に、会話文ではよく知られている頻出口語表現は確実にチェックしておきたい。また、グラフ、図表関連の問題はセンター試験やマーク模試などでも扱われることが多いので、類題探しにはさほど苦労はしないだろう。唯一の記述パートである和訳と英作文は点の稼ぎどころなので高得点できるよう念入りな演習が必要だ。特に差がつきそうな英作文はテーマ型なので、演習に用いる英文は読むだけでなく、それについての自分の意見を短くまとめる練習をしておくことで効果的な学習ができるだろう。

  • 数学出題

  • 数学分析

  • 数学傾向

    大問4題。場合の数・確率、整数、数列が頻出。場合の数・確率は’18には出されなかったものの頻出で、’17は確率と複素数平面の融合問題も出されていた。整数は’14、’15、’17、’18に出されている。数列は’18と’19に続けて出されている。’16までは数学Ⅲの積分計算の問題が出されることも多かった。他には指数・対数、式の計算・高次方程式などからもよく出され、これからは複素数平面にも要注意。考えさせる問題や解くのに時間がかかると思われる問題が1題入っている年もあるが、上位私大レベルの典型問題の解法で解ける問題がほとんどで’19も中堅~上位私大レベル典型問題の解法で解ける問題のみとなっている。

  • 数学対策

    数学Ⅲの積分計算は、誘導ありなら基本問題だが誘導がないため苦戦しそうな問題が出る年もある。積分の計算は、少なくとも上位私大レベル典型問題までは誘導なしでも解けるようにしておこう。数列の漸化式を解くパターンについても同様。整数問題や場合の数・確率はそれなりに考えさせる問題が出る年もある。これらの単元については少なくとも上位私大レベル、できれば上位国公立大レベルまでやっておこう。その他の単元も上位私立大レベル典型問題は何を出されても解けるようにしておこう。時間がかかる問題ややや解きにくい問題が混ざっている年もある。過去問を通して時間配分等に慣れておき、本番では解きやすそうな問題から解いていこう。

  • 化学出題

  • 化学分析

  • 化学傾向

    例年大問4~5題の出題が続いている。’19では5題の出題だった。出題内容は[1]で小問12問。原子の構造から生命科学まで化学の全範囲から万遍なく出題される。化学の基本法則に関する問題や計算が必要な問題も含まれる。またすべて選べと正答の数がわからない問題があることも少し厄介である。[2]は機能性高分子化合物の問題。イオン交換樹脂と吸水性ポリマーが出題された。[3]は硫化水素の電離定数。[4]は標準電極電位と酸化還元に関する問題でやや考察が必要な問題も含まれている。[5]はアセチレンの誘導体に関する問題が出題された。受験の定番問題をしっかりと対策しておけば合格点をとることは難しくはない。

  • 化学対策

    [1]の小問集合の問題がやや解答しにくい。化学の全範囲から満遍なく出題されている。確実な知識が必要である。難問や奇問は出題されないため、予備校のテキストや受験用の問題集で標準・定番問題をきっちりと正確に素早く解けるように訓練することが必要。時間に対してやや問題数が多いような感じもするので頻出問題や定番問題は確実に、かつ短時間で正答することができるようにしておきたい。また過去の問題では芳香族化合物の合成の実験問題、水蒸気蒸留に関する実験問題が出題された。実験問題からの出題も多いため、こうした分野にも注意を払っておきたい。教科書の全範囲をもれなくしっかりと学習し終わること大事。

  • 生物出題

  • 生物分析

  • 生物傾向

    大問5題であるが、9問の構成になっている。1題は、ヒトの神経系・膝蓋腱反射・神経の伝導速度と伝達の時間の計算・実験考察が出された。1題は体液に関する実験考察問題が出された。1題は減数分裂に関する内容で、細胞周期・配偶子形成と遺伝が出された。1題は遺伝に関する内容で、ヒトの伴性遺伝・ハーディワインベルグの計算問題が出された。1題は分子系統樹と進化史に関する内容で、系統樹の作成・年表・カンブリア紀・石炭紀・ペルム紀・新生代に起こったことが出された。各問題とも問題数が多いが、内容としては解きやすい。しかし、選択問題は長い文章から選ぶ物も有るので、1度読んだだけで判断できる様にする必要がある。

  • 生物対策

    実験問題と遺伝が中心であったが、生態系や進化や分類の問題も多くなってきている。文章量が多いので、内容を理解するのに時間がかかり、時間的にも不足すると思われる。分野が変わってきているので、苦手分野を作らないように、教科書に載っている語句はすべて説明できるようにしておきたい。語句の意味を取り間違えただけで解答が逆になることもある。注意して覚えよう。実験は少なくなってきたが、それでも図解に載っている実験の目的や器具・方法・結果に関しても覚えるようにしよう。特に、目的は十分に理解して、実験に関する考察を考えるのも良い。問題集も多く解いて、語句の確認と実験問題の解き方を覚えよう。

  • 物理出題

  • 物理分析

  • 物理傾向

    大問3題で構成され、熱力学、力学、電磁気からの出題である。熱力学は理想気体の熱サイクルの問題で、定積変化、等温変化、定圧変化により構成されている。力学は鉛直面内での単振り子の運動で、釘にかかりひもの長さの変化する単振動や円運動が出題されている。電磁気はコンデンサーで、極板間に誘電体を挿入する問題や、挿入後に他の充電されたコンデンサーと接続する問題が出題されている。基本~標準的な問題であるが、熱サイクルやコンデンサーでは丁寧に解かないとミスしやすいだろう。日頃から丁寧に解く練習をしておくことが必要となっている。試験時間に対して問題は多くないので、手早く解いていけば全問解くことはできる。

  • 物理対策

    標準問題を中心に丁寧に解いておくこと。’19は’06、’07、’10、’11、’12、’14~’18と同様に難度の高い問題はなかったが’08、’09、’13はやや難度の高い問題も出題されているので、しっかり準備をしておく方がよいだろう。また、’10では出題のなかったグラフの描図が’11~’19では出題されている。グラフの描図を含む記述はよく出題されるので、しっかり練習をしておくことが必要である。力学では難度の高い単振動も出題されたこともあるので、やや応用性のある問題もしっかり学習しておく方がよい。解答の過程の記述を求められることもあったので、日頃から見せられる答案作りを心掛けておくことも必要である。

東京女子医科大学受験の
最新出題総評

女性のみに門戸を開放している日本で唯一の医学部。2020から推薦制度が大きく変わり、指定校推薦で約8名、卒業生子女枠の「至誠と愛」推薦で約7名、一般公募推薦で約20名を募集し、指定校推薦以外は1浪生まで受験できるようになった。
不適切入試問題で女子受験生の人気が集まっており、2019の一般入試は前年比120%の志願者数を集め、繰上合格が補欠順位94位まで回る異例の事態となった。

  • 英語
    グラフなどを用いた問題演習と英語で自分の意見をまとめる練習を
  • 数学
    特に場合の数・確率、整数、数列は上位私大レベルまでしっかりと
  • 化学
    標準的な問題内容。考察が必要な問題も。
  • 生物
    基本的な内容が多いので、解きやすいと思う。
  • 物理
    '20も描図や記述が出題されると予想される、準備をしよう!!

小論文

●適性試験との時間配分が重要
●テーマ型

年度 試験区分 内容 字数 時間
19 一般 あなたの母親が「遺伝性乳がん」の疑いがあると診断された。あなたと母親が遺伝子検査を受けることに賛成か反対か述べる。 800字 適性試験と合わせて60分
18 一般 一般卵子凍結に関する資料文を読んで、「賛成」、「反対」、「どちらでもない」という立場で論じる。 800字 適性試験と合わせて60分
17 一般 子宮頸がんワクチン接種における積極的推奨について、「賛成」、「反対」、「どちらでもない」から一つ選び、理由とともに答えよ。 600~800字 適性試験と合わせて60分

●傾向
’16から一般入試でも小論文が課されている。小論文の練習方法だが、課題に対する知識が無い場合は、関連した新聞記事を検索して使うか、長めのテーマ型(本ガイドブック参照・・昭和大、関西医大、短いが近畿大の医療に関する課題)から、600字30分、あるいは800字40分で書いてスピードアップをはかる。
’19は自分の母親が遺伝性乳がんの疑いがあった時、遺伝子診断を自分や母親が受けるかどうかというテーマ。20年以上前、医療制度や考え方の違うアメリカにおいて、母親が遺伝性乳がんの場合、二人の娘のうち1人は乳がんになる可能性があると言われ、十代の娘の胸を予防のために切除する例があった。保険会社は治療ではないから支払わないといい揉めた。勿論娘のアイデンティティについても話題となった。遺伝子検査も進み、近年アメリカの女優が予防的切除をしたため、遺伝性乳がん・卵巣がんが日本でも知られるようになった。家族性(遺伝性)ということは、検査結果によっては、本人ばかりではなく、周囲の血縁者も結婚、就職、人生に影響を受ける。インフォームド・コンセントからもう一つ踏み込んだ、遺伝カウンセリングにも関連してくるテーマである。そこから今年の話題は、新型出生前診断のできる施設の拡大をはかる日産婦と待ったをかけた厚労省。着床前診断のニュースもあった。40代の女性に端を発した透析中止問題もあった。ゲノム編集では中国で女児の双子誕生(昭和大で既出)。妊婦さんと風疹症候群。女子アスリートに対する鉄剤注射。結構女性に関する話題の多い年であった。オリンピックもあるので、感染症やテロと救急医療なども抑えておきたい。18は卵子凍結について。昨年のテーマも女性に関わる社会的問題である。卵子凍結は、病気の治療前に保存しておく。晩婚化や働き方の多様化により、将来子どもを持ちたいときに利用できる。’17の子宮頸がんワクチンは、国や自治体が接種を強く勧める定期接種(勧奨接種)だが、重篤な副反応報告があり、接種は停滞している。指示されたどの立場を選んでもわかりやすく述べていればよい。
昭和大、近畿大で’18には「医師の働き方改革」、19には医療と男女共同参画も出題されているので「至誠と愛」を中心に女性医師育成、役割を考えてみよう。医療に関する知識の入り口として、北里大、聖マリアンナ医大、川崎医大、金沢医大などの資料文型を読む。テーマを探す際には本ガイドブックの各大学の項で出題内容を確認すると効率的である。

面接

■所要時間
個人10~15分
■面接の進行と質問内容
【面接前にアンケート記入あり】
併願校の合格状況
【面接の質問内容】
・医師志望理由
・本学志望理由
・併願校について
・部活動について
・好きな科目とその理由
・浪人生活について
・入学したらどの部活に入りたいか
・テュートリアル教育は自分に向いているか
・ボランティアについて
・尊敬している人
・感銘を受けた本とその理由
・辛いことをどのようにして乗り越えたか
・体力に自信はあるか
・どんな医師になりたいか
・最近気になる医療ニュース
・建学の精神を知っているか
・絵を見せられて自分ならどう答えるか(2分間)

建学の精神やテュートリアルなどのカリキュラムについてはしっかり目を通しておきたい。志望理由書と自己評価書から質問されることもあるので、出願する際には面接で聞かれることを想定して書くこと。2人の登場人物が喋っている絵を見せられて、吹き出しの中のセリフを考える質問もある。

面接官の人数:3名
受験生の人数:1名

合格請負人 田尻友久の最新分析

-東京女子医科大学編-

100年を超える伝統を誉るが、医学教育は常に改革を続け、テュートリアルを導入したMDプログラム90、統合カリキュラムを完成させたMDプログラム94に続き2011年4月新入学生からMDプログラム2011が導入された。

また、先端生命医科学センターでの再生医療への取り組みや早稲田大学との連携など豊富な症例数を活かした研究にも力を入れている。
至誠会保育園、女子医ファミリーサポート、女性医師再教育センターなど女性医師への支援も手厚い。

指定校推薦入試は医学部では珍しく、受験者はほぼ100%合格となる。
公募の推薦入試は3時間で100問を解く適性試験が課せられるが2011年11月実施の公募推薦入試から小論文も出題されるようになった。
一般入試の難易度は女子しか受験できないこともあって、それほど高くはない。
しかし、女医の養成には一日の長がある上に多くの女医仲間を得ることができる。
優秀な教員も多く女子ならぜひ受験を検討するといいだろう。
尚、一般入試で補欠になると順位が付く。