東邦大学 医学部 | 倍率・合格最低点・難易度・対策

東邦大学受験合格のための攻略ガイド
医学部受験合格必勝のための受験情報・対策ガイド

東邦大学

6年間の学費が2580万円と私立医学部の中では比較的安いため、医学部受験生の人気は高い。
2020からこれまで一般入試と同時に行われていた付属校推薦が分かれて、11月に実施された。募集人員も約25名と明記された。
一般入試の配点は英語150点、数学100点、理科2科目150点と英語の比重が高い。1次試験では学科試験の他に基礎学力という試験が行われ、SPIなどの適性試験のような問題や課題文の要約などが出題される。

東邦大学 概要
開学年度 大正14年
創設者 額田 豊・額田 晉
理事長
学長 高松 研
学部所在地 〒143-8540
東京都大田区大森西5-21-16
交通手段 JR蒲田駅よりバス4分、下車後徒歩2分
URL https://www.toho-u.ac.jp/
東邦大学 特色

『自然・生命・人間』を建学の精神に掲げ、「かけがえのない自然と人間を守る」を医学教育の原点としている。
医学部の教育は「医学を通じて人類の福祉に貢献するために豊かな知性と深い医の倫理観」に基づいた全人的医療が行える人間愛に満ちた「より良き臨床医」を育成することを目標としている。これを達成するために、優秀な教員とトップレベルの教員数を確保し、約1,700床のベッドを有する3つの付属病院(大森・大橋・佐倉)では学生たちが豊富な臨床経験を通して医療人に求められる知識・技術と温かな人間性を養うことができる。また6年の一貫教育、ゆとりあるカリキュラム、少人数教育、グループ学習が行われている。一方、学生の自主能力の育成にも主眼を置いており、自由な雰囲気と活発な課外活動も行われ、これを通じて人間相互関係の理解を深めている。
また特長として、6年次に選択制臨床実習を行っている。特に海外では本学と学術交流協定を結んでいるアメリカ、イギリス、ポーランド、タイ等で、現地の医学生に交わって医学を学び国際的な視野と技術に触れられる。

東邦大学 略歴
大正14年 帝国女子医学専門学校を設立
昭和22年 東邦医科大学(旧制)予科開設
昭和25年 東邦大学医学部と改称
東邦医科大学本科(旧制)開設
昭和27年 東邦大学医学部医学科(新制)開設
平成18年 東邦大学大学院医学研究科(医学専攻・看護学専攻 修士課程)開設
平成27年 創立90周年

東邦大学の項目別受験情報

入試日程・募集人数

入試情報

繰上合格

補欠合格者の繰り上げは、第2次試験受験者の中から行い、該当者に電話で連絡し、文書をもって本人宛に通知します。

志願者数推移

2019年入学者男女比

現浪比(入学者)

現浪比(合格者)

医師国家試験合格状況

教授出身大学比率

学納金

寄付金・学債

入学許可後、本学の医学振興のための任意の寄付金をお願いしております。

東邦大学の受験科目の最新出題傾向分析

東邦大学の過去5年間の受験科目における出題分野、難易度をメルリックス学院が誇る講師陣が分析します。
最新の攻略ポイントをしっかり押さえて、絶対合格を目指そう!!
◎=大問/○=小問

  • 英語出題

  • 英語分析

  • 英語傾向

    ’18と同様、時間は90分、オールマーク式で大問5題、小問数70。[1]~[4]は長文、[5]のみ文法で誤り指摘(10問)と短文完成(5問)でこれは’18と全く同様。長文の問題は内容真偽を中心に、空所補充や同意表現などで例年同様だが、語句補充と同意表現はしっかりとした吟味が必要。長文のテーマは、大気汚染や睡眠、ペニシリン、記憶など医学関連にとどまらず多岐に渡っている。文法関連で10分要するとしても長文1題に20分はかけられる計算なので、慌てずに問題文にざっと目を通しポイントを把握してから、意識的にその該当箇所を探しながら読み進めたい。相変わらず語句の脚注は一切ないので、医学系に限らず語彙力は磨いておくに越したことはないだろう。

  • 英語対策

    近年の傾向としては間違いなく長文中心の出題であり、長文のテーマや出題内容など、過去問を参考にしながらの演習が必須と言えるが、数は少ないものの文法関連も問われているので、誤り指摘や短文完成は十分演習しておくべきだろう。特に、前者はやや難レベルのものまで網羅して文法や語彙の用法に強くなっておきたい。他大学に比べ時間的には余裕があると言えるが、できるだけ短時間で求められている解答を見出せるかがポイントとなるので、500~700語レベルの英文を20分程度で読解し、内容真偽を中心に、空所補充や語句のパラフレーズ(言い換え)などが含まれるマーク式の問題に解答する演習を日常的にこなすことが望ましい。医学関連のものにこだわらず、’19の出題テーマも参考にしながら科学系の雑誌やネット上にもネタを求めたい。

  • 数学出題

  • 数学分析

  • 数学傾向

    全問マーク式で小問レベルの大問が並び、’16からは全10題。’12は易しく、’13は大きく難化と、難易度の変化が大きい時もあったが、’14以降は難易度も傾向も以前と比べると安定してきており、前半は中堅私大~上位私大レベルの問題集によく載っていそうな問題が並ぶが後半になると考えさせる問題が多くなるというスタイルが続いている。どの年も出題範囲から幅広く出され、他大学では出題頻度の低い極座標・極方程式等の単元からもよく出されている。「データの分析」からの出題頻度も高く’15~’17、’19にこの単元から出されている。’18と’19は最後の[10]で空間座標と他の単元の絡んだ問題が続けて出されている。

  • 数学対策

    出題範囲となっているすべての単元から幅広く出され、「データの分析」からは’15~’17、’19に出されているので注意。まず、中堅私大受験者用問題集レベルのものはどの単元の問題も穴が残らないようしっかりやっておき、その上で私大上位受験者レベル以上の考えさせる問題までやっておこう。’14以降は難易度も傾向も安定してきており、’17に問題数の変化がありやや易化したが、前半に易しい問題が多く、後半に手間のかかる問題が多いのはここのところ変わっていない。過去問を解いてこの大学の形式に慣れ、本番では前半の易しめの問題を計算ミスに注意して確実に取り「まずは取れる問題を取る」という姿勢で臨むようにしよう。

  • 化学出題

  • 化学分析

  • 化学傾向

    例年大問3題。[1]で小問集合の問題が25題前後出題されてきたが’19の出題内容は[1]で原子の構造や物質の三態などから小問が6問。基本的な出題の内容。[2]はpHの計算。ダニエル電池。有機化合物の元素分析。ブタノールの性質に関する問題で合計10問。[3]は中和滴定。反応速度の問題で合計8問。[4]で幾何異性体に関するエネルギー的な考察やペプチドの性質、光学異性体などに関する問題が8問出題されている。問題総数は直近3年間は計40問の出題であったが、’19では32問に減少している。問題内容的にも比較的易しい問題が多く、また出題数もそれほど多くなく簡単に感じた受験生も多くいたように思う。

  • 化学対策

    近年では問題数の減少などもあってやや易化しているように感じる。深い知識が必要となる問題はほとんどなくなり、標準的な受験の知識を確実に持っていれば解答に窮することはないような問題内容になっており高得点が可能。まずは標準問題や受験の定番問題を素早く正確に解けるようにしておく必要がある。また例年、生命や生活に関する問題も多く出題されているのでこうした分野などにも精度の高い知識力が必要。教科書レベルの基礎項目をしっかりと記憶し、受験に頻出な用語や知識などを参考書や予備校の授業などで確実に身に付けておくことが必要。また計算問題も複数題出題されるので定番の計算問題の解き方はしっかりと身に付けておかなければならない。

  • 生物出題

  • 生物分析

  • 生物傾向

    大問6題となっている。1題はヒトの体を構成する元素と物質に関する内容で、元素の種類・役割・物質の名称が出された。1題は細胞膜に関する内容で、選択透過性・アクアポリンに関する考察問題・バソプレシンとの関係が出された。1題は解糖系に関する内容で、解糖系に説明・酵素の働き・実験考察が出された。1題は組織培養と遺伝に関する内容で、細胞周期・スクロースの必要性・遺伝子の働き・遺伝子組み換えと遺伝子の働きが出された。1題は組換えに関する内容で、連鎖群の確定・組換え・染色体地図・考察が出された。1題は化学進化に関する内容で、ミラーの実験・シアノバクテリア・進化説・多細胞化が出された。問題数は多くないが、時間的に厳しい。

  • 生物対策

    実験問題の考察や正誤問題と、発生と器官形成や恒常性・神経系などはよく扱われている。例年文章量が多いので、短時間で正確に内容を理解する訓練が必要であるが’16は易しくなった。しかし、’17は難しくなり、’19分少量が少なくなった。例年であれば他の大学の入試問題の2年分を60分で解く位の速度は必要である。過去問を解く場合は、1年分を45分で解くことを目標とすれば良い。各問題の正誤を判断するのに、何度も読み直す時間はないので、一字ずつ確認しながら読み、不適な部分があればそれ以上読まない訓練も必要である。教科書を使って用語の意味と使い方を十分に覚えておこう。

  • 物理出題

  • 物理分析

  • 物理傾向

    大問7題で構成され、力学、波動、熱力学、電磁気が出題されている。力学は2つのばねに挟まれた物体の単振動と、積み重なれた2つの物体の加速度運動が出題され、波動は音源のみが動き風が吹くときのドップラー効果が出題されている。熱力学はバネ付きピストン容器内での理想気体の状態変化と、ヘリウムとネオンの2乗平均速度や平均運動エネルギーが出題されている。電磁気は交流のRLC直列回路と、抵抗3個による直流回路が出題されている。各分野の典型的な問題が出題さているが、抵抗3個の直流回路では条件が電力で表示されているので、解き慣れないために苦労した受験生もいただろう。基本~標準問題が中心で、手早く解く必要がある。

  • 物理対策

    基本~標準問題をしっかり解いておこう。その際に、手早く問題を読み、計算も正確に速くするように心掛けておくことが大切である。ただし、’05の問1や問4のようになかなか解法が思いつかない問題や時間がかかる面倒な計算が出題された場合には、その問題に固執せずに後に回すことを判断できて欲しい。一般に出題が少ないパルス波の反射、気体分子の2乗平均速度、自己誘導、交流などの問題も出題されるので、しっかりと準備しよう。’11、’13~’19では正誤問題の出題がなかったが、’12では出題され、答えの数に指定もなかった。正誤問題の対策として、基本的な知識の整理のため教科書にしっかり目を通しておくこと。

東邦大学受験の
最新出題総評

6年間の学費が2580万円と私立医学部の中では比較的安いため、医学部受験生の人気は高い。
2020からこれまで一般入試と同時に行われていた付属校推薦が分かれて、11月に実施された。募集人員も約25名と明記された。
一般入試の配点は英語150点、数学100点、理科2科目150点と英語の比重が高い。1次試験では学科試験の他に基礎学力という試験が行われ、SPIなどの適性試験のような問題や課題文の要約などが出題される。

  • 英語
    内容真偽中心のマーク式問題の長文演習必須、目安は1題20分
  • 数学
    前半の易しめの問題を確実に。「データの分析」等もしっかりと
  • 化学
    全問選択式の問題。化学の全範囲から満遍なく出題
  • 生物
    選択肢が多く、文章も紛らわしいものが多いので注意
  • 物理
    '20では原子が出題されるだろう、万遍なく学習しておこう!!

小論文

●実施しない
※ただし、基礎学力において課題文を読んで200~240字程度に要約する問題が出題される。

面接

■所要時間
個人3分×4回 グループ15分
■面接の進行と質問内容
<個人>
放送に従って順に4つの部屋に案内される。部屋ではそれぞれ課題シートを渡され、それについて答える。
・10個ほどのキーワードの中からいくつか選んで科学的に考察する(老化、蚊、風…)。
・友達が部費を勝手に使ってしまい、そのことを黙っていてほしいと頼まれる。あなたはどうするか。
・レポートの提出の期限を守れなかったことに対して教授に謝罪の電話をする。(面接室の衝立の後ろに教授役の人がいる)
・国民皆保険制度に賛成か反対か。

<グループ討論>
課題シートが与えられ、受験生同士で話し合って出した結論を面接官に報告する。
・空室や空き家の割合が年々増えている資料を見て、それに対する対策を考えて優先順位を付ける。

個人面接は4つのブースを順番に移動しながら、それぞれの部屋で与えられる課題に答えるMMIと呼ばれる形式。グループ討論は1つのテーマについて受験生同士で話し合い結論を面接官に伝える。

面接官の人数:個人1名 グループ討論2名
受験生の人数:個人1名 グループ討論4名

合格請負人 田尻友久の最新分析

-東邦大学編-

2016年度入試から小論文が廃止され、基礎学力(試験)が導入された。
SPIなどの適性試験のような問題や課題文の要約などが出題される。
一般入試はすべてマーク式で英語の配点が高い。
過去問演習は不可欠で、独特の出題形式に慣れることも大切だが、特に時間配分を事前に考えておくといいだろう。
また、2次試験では個人面接とグループ討論が行われ、特に個人面接ではいち早くMMIを取り入れている。
推薦入試は、2校ある付属高校からの推薦入試のみを行っている。