東北医科薬科大学 医学部 | 倍率・合格最低点・難易度・対策

東北医科薬科大学受験合格のための攻略ガイド
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東北医科薬科大学

東日本大震災からの復興と東北地方の医療環境の発展に貢献することを目指して2016年4月に新設された。
大学から合計3000万円の学費が貸与されるA方式、大学からの学費貸与と地方自治体の修学資金制度に応募するB方式、そして一般枠の3方式に分かれて募集が行われ、いずれも併願することができる。
難易度は、一般枠<B方式<A方式の順に難しい。
毎年、正規合格と繰上合格を合わせた総合格者数は200名台であり、2次受験者の半分以上が最終的に合格する。

夢の先へ

東北医科薬科大学の合格者の声
東北医科薬科大学 概要
開学年度 平成28年
創設者 高柳 義一
理事長 高柳 元明
学長 高柳 元明
学部所在地 〒981-8558
宮城県仙台市青葉区小松島4-4-1
交通手段 JR仙山線「東照宮駅」下車、徒歩15分 または、仙台市営バス「東北医科薬科大・東北高校前」下車、徒歩1分
URL http://www.tohoku-mpu.ac.jp/
東北医科薬科大学 特色

本学医学部は、幅広い臨床能力を持つ医師の養成を通じて、東日本大震災からの復興・復旧の核となり、東北地方の地域医療へ貢献することをミッションとしています。
地域医療に使命感と熱意を持ち、災害医療などにも対応できる総合診療医を中心とした医師の養成、地域への定着を促す教育と卒後のキャリアアップにつながる仕組み・カリキュラムを構築しています。
特に、東北各県のネットワーク病院を活用した地域滞在型の教育システムやキャリア形成支援の仕組み、また定員の半数以上を対象とする修学資金制度(最大3,000万円貸与)を設けることで、医師の地域定着を図ってまいります。(修学資金制度は卒業後、医師として東北の地域医療に一定期間従事することで貸与金額の返還を免除する制度です。全国どこの居住地であっても出願できます。)

東北医科薬科大学 略歴
昭和14年 東北薬学専門学校を設立
昭和24年 東北薬科大学となる
昭和37年 大学院薬学研究科修士課程を設置
平成25年 東北薬科大学病院を開設
平成28年 医学部を設置
東北医科薬科大学に大学名称を変更
平成30年 福室キャンパスを開設
平成31年 新大学病院棟完成

東北医科薬科大学の項目別受験情報

入試日程・募集人数

入試情報

繰上合格

二次試験合格者以外の二次試験受験者は繰上げ合格対象者となります。欠員が生じた場合、繰上げ合格対象者の中から成績順位と枠、方式の希望状況に従って繰上げ合格を順次実施します。また既に合格し、入学手続きを完了している場合も、欠員状況に応じて希望上位の枠、方式へ自動的に繰上げを行います。(この際、いかなる理由があってもその時点で合格(手続)している枠・方式に留まることは出来ません。)

志願者数推移

2019年入学者男女比

現浪比(入学者)

現浪比(合格者)

医師国家試験合格状況

教授出身大学比率

学納金

寄付金・学債

入学後に、教育研究の質的向上と維持及び施設設備等教育研究環境の充実のため教育研究協力資金を募集します。この募集は任意に協賛をお願いするものであり、入学の条件とするものではありません。

東北医科薬科大学の受験科目の最新出題傾向分析

東北医科薬科大学の過去5年間の受験科目における出題分野、難易度をメルリックス学院が誇る講師陣が分析します。
最新の攻略ポイントをしっかり押さえて、絶対合格を目指そう!!
◎=大問/○=小問

  • 英語出題

  • 英語分析

  • 英語傾向

    70分、大問5題で、オールマーク式。長文2題、文法・語法問題が3題は変わらずだが、誤り指摘がなくなり、代わりに同意語句選択が出題された。長文は、抗ガン剤の進歩と問題点、揮発性有機化合物の環境への影響がテーマで、’18に引き続き理科学系の英文となっている。長文の問いは定型化しており、内容真偽、空所語句補充、同意語選択、下線部の和訳文選択、脱文挿入など。英文中の下線部和訳選択は、似たような選択肢に惑わされないように細部まできちんと読んで正確に内容を把握した上で選ぶようにしたい。文法関連では、短文完成を含めイディオムの出題が大半になっているが、基本的な目にしたことのあるはずのものが多くミスはできない。また、語句整序の不要語が含まれる形はそのまま踏襲された。

  • 英語対策

    出題傾向や内容は概ね開学当初よりほぼ同じと言えるが、’19では文法問題では出題内容に変化があったので、今後もその点を考慮に入れながら対策を講じる必要がある。過去問は全部で4年分なので、もちろんすべてにあたっておくことが望ましい。文法・語法関連では、短文完成はもちろん、誤り指摘、語句整序に加え、同意語句表現、そして慣用表現やイディオムにも対処できるよう語彙面も十分強化しておきたい。長文問題は、A4判2~3枚ほどのやや長めの長文で、理科学系のややハイレベル寄りの英文で内容吟味中心の読解演習をしておきたい。文法問題は比較的易しいものが多く、落とすとダメージが大きいので、オーソドックスな問題を迅速かつ正確に解答できる力を養っておくこと。

  • 数学出題

  • 数学分析

  • 数学傾向

    マーク式の大問3題。医学部初入試の’16は私大医学部の問題としてかなり易しめであったが、’17から難度が上がりその後は同じような難易度が続き、今は私大医学部の問題として標準的な難易度となりつつある。’19の[1]は「空間ベクトル」の典型問題、[2]は「個数の処理」で難しくはないが後半でやや慎重さが必要、[3]は「いろいろな曲線」から楕円の問題で難しくはないが計算等を上手くやらないと手間がかかる。’17以降はどの問題も解くための解法は上位私立~上位国公立大受験者向けの問題集などによく載っている問題だが、与えられた条件を読み取りその場で考えながら典型問題の解法を組み合わせて解く問題が中心。

  • 数学対策

    初の医学部入試であった’16は易しかったが、翌年の’17には難易度が上がり、以降、難易度は若干上下しているものの落ち着いてきており、これから暫くは’17~’19の難易度と傾向が続く可能性が高いと思われる。’17以降の問題を見ると、上位私立大~上位国公立大受験者向けの問題集などによく載っている典型問題の解法・考え方をしっかり理解して身につけ、その上で、複数の知識の絡んだ問題を解く応用力もあることが要求されている。まずは上位私立大受験者向け問題集などに載っている基本・典型問題は穴が残らないように一通りしっかりやって身につけ、その上で上位国公立受験者向けの問題集などで応用力をつけておこう。

  • 化学出題

  • 化学分析

  • 化学傾向

    教科書の範囲内で細かい知識内容までしっかりと学習することができているか?また、標準的な入試問題をしっかりと学習することができているかが勝負になる。この傾向は医学部解説の4年前から変化していない。出題内容であった。総問題数は25問と、問題数は毎年若干の変動はあるがほぼ変わらず解答時間に対して適切な問題量と思われる。(計算問題の量がやや多いことが気になるが・・・)’19の出題内容は、[1]で原子軌道と化学結合の問題。CODの計算問題。[2]はアンモニア・ソーダ法の工程と化学量の計算の問題。[3]は油脂の性質と構造及びセッケンに関する問題。[4]は計算問題を含む高分子化合物の問題でプラスチックのリサイクル法も問われている。

  • 化学対策

    必要な知識量としては教科書をどれだけしっかりと細かい部分まで学習し記憶しているか・・・といっても化学基礎、化学の2冊の教科書をかなりのレベルに仕上げることは相当の時間と努力が必要となるが。また、計算問題がやや多く出題されている傾向があるので化学量の計算等の基本的な計算問題は繰り返し間違えずに解答できるように訓練しておきたい。全体的に問題を見ると入試の標準的な問題、基本的な化学量の計算、若干深い知識が求められる教科書の範囲内の問題が繰り返されている。教科書の内容の習得をまず第一の目標にして、入試の本番までに標準的な受験用の問題集を一冊確実に仕上げることで対応できる。

  • 生物出題

  • 生物分析

  • 生物傾向

    大問3題となっている。1題は血液と腎臓に関する内容で、血糖量調節・血液凝固と繊溶・腎臓と原尿量の計算が出された。1題は神経に関する内容で、神経と筋収縮・伝導速度の計算・不応期・脱髄が出された。1題はDNAに関する内容で、セントラルドグマ・アミノ酸の性質・電気泳動と実験考察問題が出された。血液、腎臓、神経に関しては一般的な内容の問題なので、問題数は多いが解きやすい。しかし、DNAに関しては文章が長い上に、提示してあるDNAの塩基配列が長く、文章の意味を理解して解くには時間が掛かりすぎる。時間配分に注意して、問題を解く順番も考える必要がある。

  • 生物対策

    ’17から大問が1題増えて3題になった。分野が少ないので苦手な分野を作らないように注意を要する。特に’18の第1問の細胞接着だけの問題や’19のDNAの考察問題の様に特定の内容の問題を作られてしまうと、得点が伸びない生徒も多かったのではないかと思われる。生物の用語を問う問題も多く出されているが、考察問題も増えた。その為、実験考察に関する問題は、受験生の能力を測るのに適した問題なので、今後も出されると思われる。用語を覚えるには単語帳を使って覚えるのが良いが、覚えているか否かを確認するには標準的な問題集を使って解くのが良い。実験考察問題は、出来るだけ多くの実験考察問題に接し、解き方を教えてもらうのが良いと思う。

  • 物理出題

  • 物理分析

  • 物理傾向

    大問3題で構成され、力学、電磁気、波動が出題されている。力学は鉛直ばね振り子の単振動の問題で、振動の途中でおもりを何回も換える問題となっている。電磁気は抵抗と電池、非直線抵抗、コンデンサーを組み合わせた直流回路の問題で、スイッチの切り替えで条件を変える問題となっている。波動はフェルマーの原理から反射の法則や屈折の法則、球面で屈折するときの公式を導かせる問題となっている。標準~やや難の問題を中心に出題されている。鉛直ばね振り子は難しくはないが時間がかかり、直流回路とフェルマーの原理では解き慣れずに苦労した受験生もいただろう。試験時間に対して問題が多いので、解ける問題から解いていくことが必要である。

  • 物理対策

    ’16の入試開始から、徐々に難度が高くなっている。’16~’19では原子からの出題はなかったが、’20では出題されることが予想されるので、全分野を満遍なく学習しておくことが必要である。また、標準問題を中心に出題されていたが、’18と’19では解き慣れない問題や難度の高い問題が出題されているので、しっかりとした準備が必要であると考えられ、やや難度の高い問題も解いておくことが必要である。しかし、典型的な標準問題をミスなく解き、得点を上げることも重要である。試験時間に対して問題数が多く、手早く解くことも要求されているので、日頃からなるベく短時間で解ける解法や知識を増やしておくことも必要になるだろう。

東北医科薬科大学受験の
最新出題総評

東日本大震災からの復興と東北地方の医療環境の発展に貢献することを目指して2016年4月に新設された。
大学から合計3000万円の学費が貸与されるA方式、大学からの学費貸与と地方自治体の修学資金制度に応募するB方式、そして一般枠の3方式に分かれて募集が行われ、いずれも併願することができる。
難易度は、一般枠<B方式<A方式の順に難しい。
毎年、正規合格と繰上合格を合わせた総合格者数は200名台であり、2次受験者の半分以上が最終的に合格する。

  • 英語
    理科学系でレベル高め、長めの英文を使って読解演習を積め
  • 数学
    まず典型問題の解法をしっかり。上位国公立レベルの応用力も
  • 化学
    標準的な問題かつ教科書の範囲内での細かい知識が必要
  • 生物
    標準的な問題が多いが、問題量が多く、時間的に難しい。
  • 物理
    原子の出題や高い難度が続くと予想されるので、準備しよう!!

小論文

●医学・医療、医師としての意識が求められる

●テーマ型

年度 試験区分 内容 字数 時間
19 一般 義務と権利の関係性について述べる。 600字 60分
18 一般 犯罪被害者、加害者の人権保護について 600字 60分
17 一般 医療技術の進歩により人は幸福になったか。恩恵と問題をあげて述べよ。 600字 60分

●傾向
医学部創設の’16から、小論文が課されるようになった。テーマ型のため、設問要求に即した構想を練る練習と、知識や情報をつけるという2つの方向から力をつけていく。後者は他大学の小論文や面接対策にもなる。19の「義務と権利」を書くにはインフォームドコンセントが便利である。患者にも義務はあるが、医師には病状、処置、病名、複数の治療法、予後、検査の目的と方法、薬の作用と副作用などの医療情報を説明する義務があること、また、治療をしなかったらどうなるかも説明すべきである点を押さえる。アメリカでは法的に医師の説明義務となっているが、日本は医療法の中に入っているので、インフォームドコンセントにおける医師の義務が曖昧である。また、日本では「説明と同意」と訳され、医師の分かりやすい説明や信頼関係の構築が中心になっているが、本来は患者の知る権利や自己決定権を尊重し、納得の上の治療法の選択を支えるべきである。1973年の全米医療協会の「患者の権利章典」も参考になる。’18は、加害者の人権にも配慮される現代において、被害者の人権、プライバシーをメディアがどう守るか、またメディアからどう守るか、そもそもなぜ両者の人権を守るべきなのか、よく論じられているテーマである。また、医療の現場においては、患者の人格・人権を守る意識が求められる。医療過誤にも通じる問題でもある。3~4段落構成の構想メモを作成してから論述するようにしたい。
’17は、「医療技術の進歩における恩恵と問題」が問われた。これは「科学技術の進歩の光と影」の類題で頻出テーマである。構想時には、恩恵と問題を具体的に複数あげてみて、説明しやすい例を使う。北里大や金沢医大の過去問はヒントになる。
4年間テーマ型だが、資料文型から知識を得ておくのもよい。医学・医療なら、例年北里大、聖マリアンナ医大、金沢医大、川崎医大(’19は研修医と模擬患者の医療面接だからインフォームドコンセントを考る足掛かりになる)、北里大、聖マリアンナ医大、テーマ型は昭和大、近畿大、関西医大。また、’19の金沢医大や日大(著者の福岡伸一は「生物と無生物の間」が著名)、兵庫医大(本川達也は「ゾウとネズミの時間」「歌う生物学」が著名)は生物や神経に関する資料文だから、視野を広げるのに都合が良い。メルリックス配布の『医系小論文・面接用語集』で知識・情報を押さえておこう。

面接

■所要時間
個人15分
■面接の進行と質問内容
・医師志望理由
・東北の医療を活性化させるにはどうすればいいか
・東北の医療に医師としてどう貢献するか
・地域医療について何ができるか自己PR(2分間)
・ずっと東北で医療に携わる覚悟はあるか
・得意科目と苦手科目について
・高校時代に頑張ったこと
・部活について
・友人について
・座右の銘
・将来進みたい診療科
・10年後の自分について(医師としての将来像)
・人に悪い知らせをする時に何に気をつけるか
・楽譜を読めない高齢者にどうやってピアノを教えるか
・生物をやっていないことに不安はないか(物理選択者)

東北地方の地域医療に貢献することを目的として設立された医学部であり、東北の地域医療に貢献できるかは深く突っ込んで聞かれる。用意していないような質問もされるので落ち着いて答えたい。面接官は医学部と薬学部の教員が務める。

面接官の人数:2名
受験生の人数:1名

合格請負人 田尻友久の最新分析

-東北医科薬科大学編-

「東北地方の地域医療を支える」ことを明確な使命として、2016年4月に全国で81番目の医学部として誕生した。
定員100名のうち修学資金枠が55名、一般枠が45名であり、すべての方式を併願することができる。
難易度は修学資金枠A方式が最も高く、次にB方式、一般枠の順である。
特に出身地による有利不利はないが、設立の趣旨をよく理解して東北地方の医療に貢献したいという思いを面接でアピールする必要がある。