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埼玉医科大学

一般入試は前期・後期の2回試験が行われる。英語の配点が150点と高く、試験時間が80分と他の教科より長いことから英語を重視していることがうかがえる。
また、国語的な能力も重視しており、推薦入試・一般入試で行われる小論文(基礎学力試験)は現代文の総合問題で、配点は50点である。
2020からセンター利用は前期のみに戻った。センター利用は2次試験で小論文が行われ、推薦・一般とは異なる独特の形式で出題される。

夢の先へ

埼玉医科大学の合格者の声
埼玉医科大学 概要
開学年度 昭和47年
創設者 丸木 清美
理事長 丸木 清之
学長 別所 正美
学部所在地 〒350-0495
埼玉県入間郡毛呂山町毛呂本郷38
交通手段 東武越生線東毛呂駅より徒歩20分 またはJR毛呂駅より徒歩3分
URL http://www.saitama-med.ac.jp/
埼玉医科大学 特色

本学の教育の目標は「すぐれた臨床医の育成」にある。
すぐれた臨床医とは、①医師としての専門性、②豊かな人間性と社会的視野、③探究心と科学的思考能力を持った医師を育成することにある。
そのため各学年を通して共通の考え方で教育が行われ(6年一貫教育)、臓器や機能の上から統合された教育(統合教育)を目指している。
例えば、従来は解剖学で形態、生理学で機能、病理学で病気の成り立ち、内科外科学で診断と治療、放射線医学で画像診断といった具合で学習し、学生が自分で統合していく必要があった。しかし新カリキュラムでは、それらを有機的に結び付け、効率良く理解を深めることができるようになっている。その際、少人数で問題基盤型の「考える学習態度」を養うことも意図している。1年次に行われる「人体の構造と機能1」と「細胞生物学」という臨床医学を視野に入れた講義が、6年一貫教育の特徴である。

埼玉医科大学 略歴
昭和47年 埼玉医科大学開学
昭和60年 総合医療センター開院
平成13年 ゲノム医学研究センター開設
平成18年 保健医療学部開設
平成19年 国際医療センター開院

埼玉医科大学の項目別受験情報

入試日程・募集人数

入試情報

繰上合格

合格発表と同時に、補欠合格候補者に対して本人あてに通知する。辞退者が出て欠員が生じた場合、個々に繰り上げ合格の連絡をする。

志願者数推移

2019年入学者男女比

現浪比(入学者)

現浪比(合格者)

医師国家試験合格状況

教授出身大学比率

学納金

寄付金・学債

入学後に任意の寄付金を募集する。

埼玉医科大学の受験科目の最新出題傾向分析

埼玉医科大学の過去5年間の受験科目における出題分野、難易度をメルリックス学院が誇る講師陣が分析します。
最新の攻略ポイントをしっかり押さえて、絶対合格を目指そう!!

  • 英語出題

  • 英語分析

  • 英語傾向

    大問数は7→6に減ったが、小問数は全46→53問に微増。文法関連は10問で、短文完成(8問、うち2つの文の空所に共通する語を選択するものが3)と語句整序(2問)、残りは全て長文となっている。この構成は’18と同様。会話文やグラフを使ったものも見られるが、前者は長文の内容を受けての2人の会話文となっている。文法問題は数も少なく平易なものが多い。長文5題は長短織り交ぜてあり、長い物はA4判3枚に及んでいる。内容真偽中心だが、語句補充や同意表現選択なども見られる。時間は80分だが、処理する分量を考慮すると余裕があるとは言えない。文のテーマや主張、下線部の内容、空所に入る語句などを文脈に照らして的確かつ迅速にとらえる必要がある。

  • 英語対策

    全体の8割以上が長文で、それを80分でこなさなければならず、精神的負担は少なくない。もちろん文法問題で確実に得点できる力は不可欠ではあるが、演習の中心は長文読解におくべきだろう。ジャンルを問わず、「英文を読んで解答に必要な情報を把握する」訓練を徹底しておかなければならない。標準レベルでよいが、できるだけ長めの英文を選び、速読即解、的確な情報収集の演習を重ねること。語句補充やパラフレーズ(言い換え)なども入っているものがなお望ましい。’20も’19とほぼ同じ内容、レベルであるなら、文法は5~10分で処理し、長文1題に14~15分あてられることになるので、文の長さは考慮しながら、日頃から15分を目安に長文演習を心がけるとよいだろう。

  • 数学出題

  • 数学分析

  • 数学傾向

    毎年大問4題。[1]は小問集で中堅~上位私大レベルの問題を様々な単元から。[2]は図形や三角関数の絡んだ問題が多く、’15~’17は違ったが’18は図形、’19は三角関数の絡んだ問題。[3]は微分・積分が多いが’19は複素数平面と極限。[4]は毎年「個数の処理・確率」。微分・積分も毎年出され面積・体積を求める問題だけでなく積分計算の問題等も出されることもある。また、図形絡みの問題も目立つ。私大医学部にしては解きやすい問題が多く、中堅私立大~上位私立大受験者向け問題集によく載っている典型問題の解法・考え方が身についていれば解けるような問題が中心だが、やや考えさせる問題が入ることもある。

  • 数学対策

    [1]の小問集では様々な単元から出されている。まずはどの単元も中堅私立大~上位私立大レベルまでしっかり固めておこう。図を描いて考えさせる問題が出されることも多い。図形絡みの問題については、図を描いたりして図形的な意味を考えながら解く問題をしっかりやっておこう。「微分・積分」は数学Ⅲの定積分の計算等でそれなりにテクニックを要求される問題が出されることもある。積分の計算については上位私立大レベルより少し上のレベルの問題までしっかりやっておこう。[4]の「個数の処理・確率」はそれなりに考えさせる問題が出されることもあるので、この単元についても上位私立大レベルり少し上のレベルまでやっておこう。

  • 化学出題

  • 化学分析

  • 化学傾向

    ’17以降、前期試験では[1]の小問集合が無くなり、大問数も4題から3題に減少した。’19の出題内容は[1]でアルミニウムをテーマにして反応性や融解塩電解の問題。[2]は物質の三態と水の蒸気圧を考える気体の計算問題。[3]は脂肪族化合物をテーマにした物質の性質やエステルの構造決定の問題が出題された。全問マーク式であり、解答時間に対しては適切かやや多いくらいの分量と思われる。後期試験では昨年と同様、大問3題ではあるが[1]で電子配置、化学結合、オストワルト法などテーマが複数ある集合問題。[2]で浸透圧の問題。[3]でサリチル酸とサリチル酸の誘導体に関する問題が出題された。

  • 化学対策

    前期、後期とも大問3題になったこともあり、分量が少なくなったように感じるかもしれないが計算問題の量もそれなりにあり、問題数的にはとても時間的な余裕があるとは考えられない。また無機や有機が大問として出題され全体に対する出題の割合が多くなっていることも考えると、一夜漬け的な知識の詰込みではなく、化学の基本に基いた理解や知識を身に付けておく必要がある。なっている。また、計算分野についても、浸透圧の問題など大問で出題されているため苦手な分野や未習の分野が出題されてしまうと痛手を受けることになってしまうので漏れのない学習が計算分野でも必要になってくる。難問や奇問はほぼ出題されていないので標準的な定番問題を仕上げて本番に臨みたい。

  • 生物出題

  • 生物分析

  • 生物傾向

    大問5題となっている。1題は減数分裂と発生。1題は生態系。1題は腎臓。1題はハーディ・ワインベルグの法則。1題は総合問題であった。ほとんどの問題が時期や現象を答える内容と計算問題となっている。核相の組み合わせ・ウニの受精の過程・眼の誘導の連鎖・個体数の計算・産卵数の計算・純生産量の計算・植物ホルモンと働きの組み合わせ・腎臓での再吸収量・ハーディーワインベルグの計算・血縁度が出されている。総合問題は、分類・聴覚・配偶子・大脳・自然免疫・核・ミトコンドリア・rRNA・進化が出された。問題量が多く、計算も多いので時間内に解くのは難しい。

  • 生物対策

    1題は総合問題の形式となっているので、出題分野は広くなっている。各大問は文章量が多く、内容から答えを選ぶ問題が多いため、時間のかかる問題が多い。分野によっては内容が深い事も有り、出来るだけ多くの知識を身につける方が良い。同時に、組み合わせで答える内容が多いので注意しよう。教科書の他に図説を良く読んで、普通は聞かれない内容も覚えた方が良い。ただ、小問の内容は大問と重なっている物もあるので、分野毎に理解しておけば解ける内容も多い。また、基本的な計算問題は解けるようにしておこう。計算問題は確実に得点が取れるので、ミスると痛手である。

  • 物理出題

  • 物理分析

  • 物理傾向

    大問3題で構成され、力学、熱力学、電磁気から出題されている。力学は、壁にひもで吊され水平となっている棒のつりあいで、斜めに力を加える問題と、ひもでおもりを吊して円運動をさせる問題が出題されている。熱力学は理想気体の状態変化で、一般的な熱サイクルの熱効率と、逆向きの熱サイクルによるヒートポンプの性能を誘導する問題が出題されている。電磁気は荷電粒子の電場内の運動と、さらに磁場をかける問題が出題されている。標準的な問題が中心に出題され、熱サイクルの問題と荷電粒子の運動は誘導に乗れば解きやすいが、棒のつりあいはやや解きにくい。試験時間が50分では時間にはあまり余裕はないので、手早く解かなくてはいけない。

  • 物理対策

    標準~やや難度の高い問題まで解いておこう。典型的な問題を中心に出題されているが、出題の少ないテーマが出題されることもあるので幅広く学習しておくことが必要である。旧課程の時は原子からの出題が多く、’07の後期、’08の前期と後期、’10の前期と後期、’11の前期にエックス線、’12の後期でミリカンの油滴の実験、’13の前期にα粒子の散乱、後期でコンプトン効果、’14の後期に光電効果などが出題されている。新課程入試になり、原子は必修となっているので今後もこの傾向は続くと考えられたが、ここ数年は出題が少ない。試験時間が2科目で100分と余裕がないので、ケアレスミスなく問題を解くことが大切である。

埼玉医科大学受験の
最新出題総評

一般入試は前期・後期の2回試験が行われる。英語の配点が150点と高く、試験時間が80分と他の教科より長いことから英語を重視していることがうかがえる。
また、国語的な能力も重視しており、推薦入試・一般入試で行われる小論文(基礎学力試験)は現代文の総合問題で、配点は50点である。
2020からセンター利用は前期のみに戻った。センター利用は2次試験で小論文が行われ、推薦・一般とは異なる独特の形式で出題される。

  • 英語
    長文中心の出題、時間配分を考慮しながら「読み、答える」訓練を
  • 数学
    個数の処理・確率、微分・積分は必出、図形絡みの問題も多い
  • 化学
    大問3題の出題形式。標準的な定番問題。
  • 生物
    語句を単独で答える内容が少なく、計算問題が多い
  • 物理
    '20では原子が出題される可能性があり、難度も上がっている!!

小論文

●複数の資料文と小問に対する時間内処理能力が求められる
●現代文型

年度 試験区分 内容 字数 時間
19 一般 前期 長めの文章。大問4問あり、小問計22問(すべて選択肢)。
1. サン・テグチュペリ 渋谷豊訳『人間の大地』
2. 佐藤俊樹『社会は情報化の夢を見る--〔新世紀版〕』--ノイマンの夢・近代の欲望
3. 宮本茂頼『「火垂るの墓」自己責任論 高畑薫は預言者だった?』
4. ピエール・ベイヤー 大浦康訳『読んでいない本について堂々と語る法』
60分
センター利用(前期) 1. 支援する人の立場について(5分程度の音声)問1.要約。問2.「耐え難い誘惑」と何か。
2. 校長としてあなたが先生を1人雇用する場合の条件を5つ挙げ、特に大事なもの3つの理由を書く。
1.200字/600字
2.800字
45分
18 一般 前期 長めの文章(章図表を含む)。大問4問あり、小問計26問(すべて選択肢)。
1.「ソロモンの歌・一本の木」吉田秀和
2.「粘菌 その驚くべき知性」中垣俊之
3.「翻訳教育」野崎歓
4.『創造的福祉社会「成長後の社会構想と人間・地域・価値」』-60分
60分
17 一般 前期 長めの文章(章図表を含む)。大問4問あり、小問計26問(すべて選択肢)。
1.エブリン・フォックス・ケラー 石館三枝子・康平訳『動く遺伝子ートウモロコシとノーベル賞』
2.杉原厚吉『理科系のための英文作法-文章をなめらかにつなぐ四つの法則』
3.村越真『人はなぜ道に迷うのか?方向音痴のための地図の読み方』
4、鯨岡峻『ひとがひとをわかるということー間主観性と相互主体性』
60分

●傾向
現代文型の大問は例年4問。全問選択肢だが、各大問とも資料文が長く(A4で3ページ前後)、小問合計数も多いので、現代文を解く時より、感覚的に急がないと間に合わない。読みにくい文章や図表がある場合もある。’19前期は大問3が珍しく1ページ、ほっとしたのもつかの間、大問4は4ぺージあるので、初めに全問をざっと見て時間配分を考える。まず、2年分解いてみること。平均的には大問1問10分~20分を目安にする。その後、もう少し埼玉対策に時間が取れれば、自分の得意、不得意どちらかを重点的に強化しておくとよい。マーク式だが、素早く読んで、素早く解答していく。
’19のセンター利用も大問2問だが、文字数指定となった。時間が足りないと思われるので、1の対策は例えば聖マリアンナ医大を読み上げてもらって要約し、問3を600字で書く。また2対策はテーマ型を使って迷わず書き進む練習をする。’18のセンター利用の小論文は、かなりユニークであった。B4用紙に自由に記述するものと、文字指定の小問が2問である。[設問2]の方は5分ほど音声を聞き取り、問題に答える。かつて、関西医大の推薦入試でこの形式が使われたことがある。資料文型よりもさらに、勘違いや間違った解釈をする可能性が高い。医療の現場では情報共有力と、患者理解のいずれも聞く力は大切である。日ごろの力で十分こなせる課題である。

面接

■所要時間
個人10~15分(セ試利用は個人2回)
■面接の進行と質問内容
【面接前にアンケート記入あり】
医師志望理由、本学志望理由、入学してからやりたいこと、人と接する時に気をつけていること、部活やボランティアで頑張ったこと
【面接の質問内容】
・医師志望理由
・本学志望理由
・高校生活や高校の成績について
・高校時代で一番思い出に残っていること
・部活での自分の役割について
・得意科目と苦手科目について
・なぜ浪人したと思うか
・浪人生活で何を心がけたか
・大悪に入ってからやりたいこと
・体力に自信はあるか
・医師の過重労働について
・小論文についての質問(セ試利用)
・自己アピール

試験前に面接票を20分間で記入する。調査書の内容からよく質問され、面接官によってリラックスした雰囲気だったり、緊張した雰囲気だったりと異なる。セ試利用の面接は2回に分けて行われ、1回目は通常の個人面接、2回目は小論文に関する質問。

面接官の人数:3名
受験生の人数:1名

合格請負人 田尻友久の最新分析

-埼玉医科大学編-

人口10万人当りの医師数が日本で最も少ない埼玉県で唯一の医学部を有する大学で2011年に新しい教育棟が完成し、教育環境が一層整った。
ゲノム医学センターなどでの先進医療研究は、理化学研究所などとの共同研究も含め活発に行われている。
また、2014年6月に新しい理事長が就任し、今後が注目される。

埼玉医科大学の入試で注意しなければならないのは推薦も一般も「小論文」である。
埼玉医科大学の小論文は「現代国語」と考えた方がいいかもしれない。
埼玉医科大学を受験するのであれば、独特の小論文の準備として、過去問をやっておいた方がいいだろう。
一般後期入試は他の医学部に合格した受験生は出願していたとしても基本的に受験しない。
既にどこかに合格した強敵のいない戦いであるから、最後までチャレンジしてもらいたい。