順天堂大学 医学部 | 倍率・合格最低点・難易度・対策

順天堂大学受験合格のための攻略ガイド
医学部受験合格必勝のための受験情報・対策ガイド

順天堂大学

一般A、一般B、センター・一般独自併用、センター利用前期/後期、地域特別枠と多様な入試制度があり、複数の地域枠を除くすべての入学試験は併願できる。
もともと一般入試は英語200点、数学100点、理科2科目200点と英語の配点が高く、英語力を重視していることがうかがえる。
2018に不適切入試が指摘され、浪人・女子が不利になるよう得点操作していたことが判明した。2019入試では21歳4名、22歳以上5名が合格している。

順天堂大学 概要
開学年度 昭和18年
創設者 佐藤 泰然
理事長 小川 秀興
学長
学部所在地 〒113-8421
東京都文京区本郷2-1-1
交通手段 JR御茶ノ水駅より徒歩7分
URL https://www.juntendo.ac.jp/
順天堂大学 特色

医学部、スポーツ健康科学部、医療看護学部、保健看護学部、国際教養学部、保健医療学部の6学部からなる「健康総合大学」であり、創立以来「心技ともに良き医師の育成」を教育目標として掲げている。
医師国家試験に求められる知識を身につけるだけでなく、日々進展していく医学を終生吸収し続ける人材を育てるとの考えから、6年間一貫カリキュラムの中で、広くアカデミズムに基づいた知的人材を育成している。実習は少人数制で行われ、単に受動的に知識を取得するのではなく、積極性と独創性のある医師の育成に努めている。1年次はさくらキャンパス(千葉)で約1年間寮生活を送り、集団の中における個の確立を目ざす。
4年次秋から6年次前期に行われる臨床実習は、順天堂医院をはじめとする6つの医学部附属病院で行われる。

順天堂大学 略歴
昭和18年 順天堂医学専門学校を設立
昭和21年 順天堂医科大学に昇格
昭和26年 新制順天堂大学に昇格
昭和27年 医学部を開設
平成5年 体育学部をスポーツ健康科学部に改組
平成16年 医療短期大学を医療看護学部として改組、改称
平成22年 保健看護学部を開設
平成27年 国際教養学部を開設
平成31年 保健医療学部を開設

順天堂大学の項目別受験情報

入試日程・募集人数

入試情報

繰上合格

合格発表と同時に補欠者を発表します。合格者の手続き状況により欠員が生じた場合に限り、順次入学を許可し、電報・電話等で通知します。

志願者数推移

2019年入学者男女比

現浪比(入学者)

現浪比(合格者)

医師国家試験合格状況

教授出身大学比率

学納金

寄付金・学債

教育施設の整備・教育研究設備充実のための協力金(寄付金・学校債)のご協力を入学後に説明し、任意でお願いしています。

順天堂大学の受験科目の最新出題傾向分析

順天堂大学の過去5年間の受験科目における出題分野、難易度をメルリックス学院が誇る講師陣が分析します。
最新の攻略ポイントをしっかり押さえて、絶対合格を目指そう!!

  • 英語出題

  • 英語分析

  • 英語傾向

    ’80分で大問5題、長文4題でテーマ型英作文1題のスタイルは変わらず。問題は、空所補充、内容真偽、脱文挿入、表題選択など例年同様。インタビュー形式の英文は’19でも出題。英文の長さは長くてA4判2枚ほどなので負担はそれほどないが、速やかにこなしていかないと英作文に十分な時間を割けなくなるので要注意。’18で多かった脱文挿入問題は、’19では2つの短文挿入に留まり、新たに英文中の脱段落箇所に入る内容選択が見られた。英作文は、「学生の学習成果に影響する要因、本人や親、教師にどれだけ責任があるか」を述べるもの。B4判に22行の線をできるだけ埋めることを求められており、短時間で内容、構成を考えて書かなければならず平易とは言えない。

  • 英語対策

    決して長いとは言えない時間内で数多くの問題をどう処理するかを考えると、読解については、長さやレベルは標準的でよいが英文を速く読み、迅速に解答する力を養うことだ。内容真偽中心でよいが、whyやwhatで問われる問題には特に慣れておき、同意表現や脱文挿入にも目を配ること。読解の際は、文章展開や前後関係、指示語や接続副詞などに注意を払うよう心がけたい。英作文の力は、一朝一夕では身につかないので、「書く」という観点から英文法を見て、基本例文的な簡単な文を書くことから始め、だんだんまとまりのあるテーマ英作文に移行しよう。読んだ英文について英語で自分の意見をまとめたり、小論文で書いた内容を要約したりすると格好の練習になるだろう。

  • 数学出題

  • 数学分析

  • 数学傾向

    70分で大問3題。[1]は小問集で一つ一つの問題がマーク式の誘導問題となっていることが多く、大問レベルの面倒な問題が混ざることも多い。[2]はマーク式の誘導問題となっている事が多く、[1]の小問のうちの1問レベルの問題となっている年もあるが面倒な問題となることもあり’19の[2]の(4)は少し考えさせられる。[3]はかつて公式の証明が多かったが’13から変わり、’15は証明問題ではない記述、’16は図形の証明問題、’17は関数や積分に関する証明問題、’18は証明ではなく図形に関する条件などを考えさせる問題で、’19は整数に関する証明問題。制限時間の割には問題量が多いので時間配分に注意が必要。

  • 数学対策

    [1]の小問にはそこそこ考えさせられたり計算処理に時間がかかったりする問題が混ざっていることも多いので、解ける問題から手早く解いていこう。[2]も同様。[3]ではかつて公式の証明が出されていたが’13から公式の証明でない記述問題となっている。[3]については上位国公立大の記述問題などで記述式の答案作成に慣れておこう。制限時間に対して問題量が多いので、解ける問題から解いていくように。[2]は誘導が煩わしい年もあったが最近は比較的誘導に乗りやすい事が多いので過去問で問題の流れに慣れておいた方がよい。典型問題は手早く正確に解けるようにしておき、過去問を解いて誘導の流れや時間配分等に慣れておこう。

  • 化学出題

  • 化学分析

  • 化学傾向

    例年、大問2題の出題が続いている。大問数は2問だが、計算問題の数も多くボリューム満点で時間がかかる。[1]はマーク式の小問から中問の集合問題。[2]では記述形式の問題で、例年やや難しい問題が出題されることが多い。’19では[1]は同位体の計算など化学量の計算問題、格子エネルギー、CODの測定、糖類の問題も含む有機化学の問題など多岐にわたる分野から出題された。[2]は中和滴定の問題と蒸気圧降下の定番問題が出題された。[2]では例年、考察力を必要とするやや難しい問題が出題されてきたが、’19ではどの問題も受験の定番問題と落ち着いた。しかし計算量も多く、正確な知識が求められるため、解答速度が重要な鍵となる。

  • 化学対策

    例年[2]が考察力を必要とするやや難しい問題であったが、’17以降は、いずれも標準的な受験の定番問題が出題され、難易度が下がった。’17以降に的を絞れば[1]、[2]ともに受験の標準問題や定番問題からの出題が多くなったため、まずは受験の定番問題を何回も繰り返し問題の解き方をしっかり自分のものにする学習と正しい知識を身につける。また計算問題の量が非常に多いので定番の問題については式の立て方を知っている、そして計算にあたっては計算の工夫の仕方などをしっかりと準備しておくことが望ましい。その上で、制限時間を設けて問題を解くなど、早く正確に問題を解く練習をしてほしい。

  • 生物出題

  • 生物分析

  • 生物傾向

    大問2題となっているが、1題は3分野に分かれているので、実質4題となっている。1問は骨格筋に関する内容で、構造・細胞の説明・収縮・グリセリン筋が出された。1題は植物ホルモンに関する内容で、オーキシン・サイトカイニン・エチレン・ジベレリン・アブシシン酸・ブラシノステロイド・組織培養が出された。1題は窒素循環に関する内容で、文章の正誤問題が4問と有機窒素化合物の分類が出された。1題は染色体と遺伝に関する内容で、語句記入・組換えかの指定してある遺伝の計算問題が出された。筋肉やホルモン、窒素循環に関しては、一部答えにくい内容もあるが、一般的である。しかし、遺伝は時間が掛かる問題なので、すべてを解くのは難しいと思われる。

  • 生物対策

    マーク式と記述式の併用になった。記述も多いので語句の使い方に注意をする必要がある。正誤問題が復活し、語句と実験考察が増えた。反応式も語句選択なので、知識は正確にすること。そのためには教科書中心に用語のまとめを行い、問題集の基本問題を多く解くことで知識の定着を図りたい。また、センター型の問題を解くことで、文章問題の正誤を判断する方法や、解答する速度を速くする練習をすると良い。実験問題は、多くの実験問題を解いて慣れる事が一番である。遺伝の問題のように、時間が不足する物もあるので、全体の時間配分に気をつけよう。

  • 物理出題

  • 物理分析

  • 物理傾向

    例年通り、マーク形式の[1]と記述形式の[2]で構成され、[1]の小問集合では壁に立てかけた棒のつりあい、3本の導線と磁場、ニュートンリング、ピストン付き容器内での気体の状態変化が出題され、マーク形式の大問では複数のコンデンサーとコイルによる電気振動の問題と、水素原子からの光子の放出・吸収の問題が出題されている。記述形式の[2]では、万有引力による人工衛星の運動の問題が出題されている。小問集合は解き易く、水素原子と人工衛星は解き慣れない問題が含まれている。さらに電気振動は難度が高く類題を解いたことがない受験生は苦労しただろう。時間に余裕はないので、解ける問題を優先的に解かなくてはいけない。

  • 物理対策

    標準~やや難度の高い問題をしっかり解いておくこと。小問集合は得点源のひとつなので全問正解が必要であるが、解き慣れない問題も含まれるので、満遍なく勉強し、苦手な分野ややり残しの分野がないようにしておくこと。難度の高い問題であっても物理的な法則が変わるわけではないので、しっかりと基礎固めをし、応用力をつけるために質の高い良問を解いておくことが大切である。その際には自分で解答をつくり、計算などもしっかりやっておくことが必要である。時間に余裕はないため、手早く解くことが大切であるが、問題によっては後回しにすることも必要になる。’17にはやや難度が下がったが、’18・’19は上がり、以前の難度に戻っている。

順天堂大学受験の
最新出題総評

一般A、一般B、センター・一般独自併用、センター利用前期/後期、地域特別枠と多様な入試制度があり、複数の地域枠を除くすべての入学試験は併願できる。
もともと一般入試は英語200点、数学100点、理科2科目200点と英語の配点が高く、英語力を重視していることがうかがえる。
2018に不適切入試が指摘され、浪人・女子が不利になるよう得点操作していたことが判明した。2019入試では21歳4名、22歳以上5名が合格している。

  • 英語
    迅速な読解、問題処理能力が必須、英作文対策は早くから念入りに
  • 数学
    過去問に慣れ、時間配分に注意して解ける問題から解くように
  • 化学
    例年よりやや易化?解答速度が合格の鍵か
  • 生物
    計算量が多く、時間が不足する。時間配分に注意しよう。
  • 物理
    難度の高い問題が出題されるので、解ける問題から解くこと!!

小論文

●絵や写真を見て文章を構築する力が求められる
●絵・写真型

年度 試験区分 内容 字数 時間
19 一般 写真を見て自分の思うところを述べる。(撮影者である井上考治は三歳で聴力を失った) 800字 70分
18 一般 写真(「La Viva Franse!」)を見て感じたことを述べる。 800字 70分
17 一般 兵士が猫に餌をあげている写真を見て猫の気持ちを書く。 800字 70分

●傾向
例年、小論文は1次試験で課され、絵あるいは写真が出題されている。設問中に絵や写真のヒントを兼ねた説明がついていることが多い。設問要求はシンプルで「思うことを自由に」、「感じたこと」を書けという場合が多い。
猫が登場した’17は、「猫の気持ちになって」書くという異例の設問。想像力・発想力、そして他者理解が求められていた。19は古い昔の写真だが、子どもたちの表情や作者についての付記も参考にして述べる。’18は出題意図がわかりにくいが、資料を見ていない人にも分かるように文章化する。順天堂大の、絵・写真の対象は、’19も含め子供や動物が多く、’18も男の子が二人、女の子が二人、そして所在なさげな足の長い小型犬が写っている。東日本大震災よりずいぶん前に、自衛隊員に助け出された泥だらけの犬のカラー写真もあった。また、フランスの農村画家の貧しい物売りの少年に寄り添う大きな犬、女性動物学者の顎に指を伸ばすチンパンジー、2頭の子馬・・・など。
’17は、積み上げられた土嚢の横で、外国人兵士が、彼の横顔の三分の二もない子猫を手に乗せ泣き出しそうな表情で給餌している写真。生後どの位だろうか。果たして生きられるだろうか。そんな子猫の気持ちを書けと言われても困るが、災害医療、新生児科、終末期医療などにおいて、医療者側が被災者や患者、家族を慮る気持ち、同時に相手の立場に立つことの難しさを自覚しているか(福岡大’18参照)。あるいは短時間で状況をつかむ、相手の背景を知ろうとする力であろうか。
絵・写真型や図表型の場合、序論において資料を見ていない人にもわかるように簡潔にまとめるのがポイント。資料文型の要約、あるいはインフォームド・コンセントと解釈すればよい。時間と字数も稼ぐことができる。登場者の背景を考えることは、将来医師として、患者の人生の物語を理解した医療(ナラティブ・ベイスト・メディシン)にもつながる。順天堂大では十数年前にすでに設問や面接でナラティブを問うていた。いずれにしても、事前の練習は必要である。

面接

■所要時間
個人20~30分
■面接の進行と質問内容
【面接前にアンケート記入あり】
併願校、本学志望理由など(匿名)
【面接の質問内容】
・医師志望理由
・本学志望理由
・小論文に書いたことについて
・センターの得点率と併願校について
・高校生活や部活動について
・リーダーに必要な資質は何か
・ボランティアについて
・留学経験について
・ストレスの解消法
・自分の書いた英語論文について英語でスピーチ
・持参した賞状やトロフィーについて
・寮で気の合わない人と同じグループになったらどうするか
・医師に必要な資質を5つあげよ
・診療科の希望はあるか
・地域医療について
・研究やITに興味はあるか

賞状や調査書など資料の持参が認められているので、できるだけたくさん持って行くとよい。面接では資料からもよく聞かれるので準備しておく。小論文に何を書いたかについても自分なりにまとめておくこと。

面接官の人数:4名
受験生の人数:1名

合格請負人 田尻友久の最新分析

-順天堂大学編-

一般A、一般B、センター・一般独自併用、センター利用、東京都・新潟県をはじめとする5つの地域枠と多様な入試制度があり、国際臨床医・研究医枠で5名を募集するなど、広く海外で活躍できる人材にも目を向けている。
2017年度から実施された一般Bでは英語の外部試験の成績を用いることも可能であり、英語力を非常に重視していることがうかがえる。
センター・一般独自併用およびセンター利用の2次試験で課される英作文は本質的な英語力を問うものである。