昭和大学 医学部 | 倍率・合格最低点・難易度・対策

昭和大学受験合格のための攻略ガイド
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昭和大学

医学部受験生、特に現役生の人気が高く、多くの志願者を集めていたが、不適切入試で浪人・女子差別をしていたこと、6年間の学費が2200万円から2700万円に上昇したこと等が関係したのか、2020入試では一般I期で1,000名近く志願者を減らした。
文科省の調査により不適切入試は改善したとされ、2019入試では21歳5名、22歳以上4名が合格している。
セ試利用は全国を6ブロックに分ける地域別選抜であり、現役生のみが受験できる。出願資格があるなら狙ってみてもいいだろう。

昭和大学 概要
開学年度 昭和3年
創設者 上條 秀介
理事長
学長 久光 正
学部所在地 〒142-8555
東京都品川区旗の台1-5-8
交通手段 東急池上線・大井町線旗の台駅より徒歩5分
URL http://www.showa-u.ac.jp/
昭和大学 特色

昭和大学医学部の特徴は、学生教育においては『全人教育』『問題解決型教育』を基本とし、学生自らが問題点を良く考え、ことに臨んでそれを自らが解決していくという基本姿勢の涵養にある。
1年次は全寮制の富士吉田キャンパスで教養科目と医学基礎科目を中心に学習し、医療・福祉の現場を見学・体験する。
2年次から旗の台キャンパスに移って基礎医科学を履修し、人体の構造と機能、微生物学、生化学、病理学、薬理学など、病気の診断と治療を行ううえで、重要な基礎医学を学ぶ。
3年次は人間の病気と障害への理解を深め、基礎医学から臨床医学へ進む。
4年次は患者と病気を中心に捉え、画像診断や救急処置、基本的な診察・診断方法を身に付け、臨床実習に臨む。
臨床実習は、本学の7つの附属病院で行われ、4~5年次にかけて臨床医学のすべての分野を網羅する。
5~6年次は附属病院の各科をはじめ、国内外の他大学や医療機関など、希望する研修先でクリニカル・クラークシップ形式の選択実習を行う。
6年次の夏休み明けからは集中講義によって臨床医学・社会医学の総まとめを行う。
これら医学部6年間の教育の成果として、この10年間の医師国家試験の合格率は絶えず高い水準を維持している。

昭和大学 略歴
昭和3年 昭和医学専門学校を開学
昭和21年 昭和医科大学として開設
昭和39年 昭和大学と改称、薬学部を開設
昭和40年 富士吉田校舎が完成
昭和52年 歯学部を開設
平成14年 保健医療学部を開設

昭和大学の項目別受験情報

入試日程・募集人数

入試情報

繰上合格

補欠者は合格発表と同時に掲示する。合格者の手続状況等により欠員が生じた場合に、順次合格とし、簡易書留速達で通知する。

志願者数推移

2019年入学者男女比

現浪比(入学者)

現浪比(合格者)

医師国家試験合格状況

教授出身大学比率

学納金

寄付金・学債

入学後、本学の教育研究環境の整備充実等のため、任意の寄附金を募集いたします。

昭和大学の受験科目の最新出題傾向分析

昭和大学の過去5年間の受験科目における出題分野、難易度をメルリックス学院が誇る講師陣が分析します。
最新の攻略ポイントをしっかり押さえて、絶対合格を目指そう!!
◎=大問/○=小問

  • 英語出題

  • 英語分析

  • 英語傾向

    ‘例年同様、70分(数学と合わせて140分)だが、大問数は5→6題に微増。内容にもやや変更があり、短文完成の記述式がなくなり、代わりに語句整序と誤り指摘が加わった。[1]は発音2問、アクセント3問で’18数はと同じ。[2]はマーク式の短文完成(10問)、[3]語句整序(5問)、[4]誤り指摘(5問)でどれも基本的で確実な得点が望まれる。長文は予防接種制度に関する英文で、例年同様注釈がかなり豊富で親切。問題は、文中の空所語句補充選択、内容合致、代名詞の指す物の指摘、内容に基づいた説明など。問題数がやや増えたとは言え、総じて標準的な内容で時間的にも見合った出題と言えるだろう。

  • 英語対策

    長文はA4判2枚程度の長さのものが1問で記述は一部見られるが負担はほとんどないので、文法関連をできるだけ速やかに処理し、残りを長文に充てるのがよい。長文は’19では和訳は出題されていないが、それも想定して、同じような長さで標準レベルの英文を用いて、下線部和訳の演習もできるだけこなしておきたい。’18で出題されたイディオム表現の記述や記述式の短文完成は’19では出題されなかったが、語彙力や表現力は標準上レベルにまで引き上げておいて損はない。文法関連の問題は基本レベルが中心だが、だからこそ失点は許されないので、徒に難しい問題演習をするのではなく、頻出と言われる問題を普通にこなせることが大切と肝に銘じよう。

  • 数学出題

  • 数学分析

  • 数学傾向

    数学Ⅲの微分・積分の問題が最頻出。他大学では出題頻度の低い「確率分布(数学B)」からもよく出されていることに注意。他には確率、数列、極限、三角関数、ベクトルも頻出。中堅~上位私立大受験レベル典型問題の解法をしっかり理解し身につけその場で考えれば解ける問題が中心で’19もそのような問題がほとんど。一方、制限時間に対してボリュームがあり時間が足りないと思われる年もあり、’19は例年に比べると手間と時間のかかる問題が混ざっている。全4題でそれぞれが小問集だったり誘導問題だったりしており、’18と’19は[1]と[2]が誘導、[3]と[4]が小問集。記述式ではあるが答えのみを書かせる問題が多い。

  • 数学対策

    難問が出されることはあまりない。上位私立大受験レベル典型問題の解法や考え方をしっかり身につけ、問題の意図を読み取り誘導に乗れば解ける問題がほとんど。難問を解くテクニックを覚えるより、上位私立大受験レベルの内容について、丸暗記ではなく考え方をしっかり理解して覚えるように。また、制限時間の割には分量が多めで手間がかかる問題が出される年もある。上位私大レベルの典型問題の解法はどの単元も一通り身につけた上で、そのレベルの問題を多くこなし解くスピードと正確さもつけ、過去問を解きこの大学の問題に慣れ時間配分もできるようにしておこう。他大学では出題頻度の低い「確率分布(数学B)」もしっかりやっておこう。

  • 化学出題

  • 化学分析

  • 化学傾向

    生命化学を題材にした問題の出題が最近の必須問題。’19ではⅠ期で[1]の大問で出題された。脂肪酸の生体内での代謝を題材にして問題の説明文を読み解きながら解答を作る必要がありやや難しい。[2]では生体での緩衝作用を考える問題で炭酸とリン酸の電離定数の取り扱い。これも慣れている受験生でないと難しい。[3]は計算問題を中心とした小問集合問題で滴定や気体の計算など10問。[4]は金属結晶格子が出題された。Ⅱ期では[1]と[2]で生命化学に関する問題。[3]で計算の小問集合10問。[4]で電気分岐の問題が出題された。生命科学に関する問題は問題文の読み取りも必要になり難しいが、他の問題は標準的である。

  • 化学対策

    生命化学に関する問題がかなり深い内容で出題されるので、可能な限り生命化学に関連した話題や問題には触れておくようにしておきたい。傾向でも触れたが、生命化学以外の問題は受験の定番問題であり、対策はしやすい。定番問題を正確に素早く解き、生命化学関連の問題に時間を多くかけられるようにしたい。生命化学の問題で知らない物質が出てきても、文章中に解答のヒントが記載されているため、文章の正確な読み取りが必要になる。生命化学の問題に時間を割くことが合格の鍵となるだろう。生物選択者にとっては身近な話題なので有利になるだろう。物理選択者は生命科学に関する問題に弱い傾向にあるため、特にしっかりと対策をしておく必要がある。

  • 生物出題

  • 生物分析

  • 生物傾向

    大問4題となっている。1題は内分泌系に関する内容で、空所補充・文章補填30字と40字・副甲状腺の位置の描図・脳下垂体後葉の描図・バセドウ病が出された。1題は反射に関する内容で、空所補充・文章補填5字・膝蓋腱反射の描図・屈筋反射の描図・筋肉と腱の関係の描図が出された。1題はDNAに関する内容で、空所補充・ゲノムを2組持つ意味・乗換え・配偶子形成・ゲノムの組み合わせが出された。1題は生命の起源に関する内容で、空所補充・化学進化・ミラーの実験・窒素同化と脱窒・従属と独立栄養・共生説に関する記述40字2問が出された。記述と描図が多いが、内容は一般的な物なので慎重に解こう。

  • 生物対策

    記述問題が増え、語句や選択が増えた。ただ、実験を考えさせたり、図を書かせたり等、出題内容に変化を持たせている。各問題も空所補充、計算、記述と解答方法も変化させている。新課程からの出題が多く、DNAと遺伝子に関する内容が多くなり、各種のホルモンの名称とその働きを詳しく問う内容も多いのが特徴となっている。また、生態系からの出題も珍しく、内容も難しい。例年出題分野が少なく、分野の内容も深く問われる事が多かったが、本年は特に細かい内容を問われる問題が多い。過去のデータにとらわれる事無く、全ての分野において、図表などを活用し、細かい内容まで熟知するように勉強する事が必要と思われる。

  • 物理出題

  • 物理分析

  • 物理傾向

    大問4題で構成され力学、熱力学、波動、電磁気が出題されている。1題目は2つに分かれていて、空気抵抗がある鉛直投げ上げとコンデンサーの充電が出題されている。熱力学はピストン付き容器内での理想気体の状態変化が出題され、特別な状態変化があり、関係式が示されている。波動は凸レンズと凹面鏡が出題され、電磁気は電球を含む直流回路が出題されている。波動や電球の問題は標準的であるが、鉛直投げ上げと気体の状態変化では一部の問題で微積分を用いる必要があるので、類題を解いたことがない受験生は苦労しただろう。標準問題からやや難度の高い問題までが出題されているので、70分の試験時間でもあまり余裕はないだろう。

  • 物理対策

    やや難度の高い問題まで解いておくこと。見慣れない問題や難度の高い問題が解けることも大切であるが、実際に合格点に達するかどうかは標準問題を失点しないことが重要であり、得点源になる。それゆえ、あまり難問等に固執せずに広範囲に勉強をしておくことが大切である。また、見慣れない問題を解く場合の注意点は、一般に知られていない法則を用いて解く問題はあまりないので、落ち着いて問題を読み、今まで解いてきた問題と比較してみることであり、出題者の意図が理解できれば問題は解ける。毎年のように記述や描画が出題されるので準備が必要である。’16~’19は同じ難度であるが、柔軟な思考力が試されるので十分な準備が必要である。

昭和大学受験の
最新出題総評

医学部受験生、特に現役生の人気が高く、多くの志願者を集めていたが、不適切入試で浪人・女子差別をしていたこと、6年間の学費が2200万円から2700万円に上昇したこと等が関係したのか、2020入試では一般I期で1,000名近く志願者を減らした。
文科省の調査により不適切入試は改善したとされ、2019入試では21歳5名、22歳以上4名が合格している。
セ試利用は全国を6ブロックに分ける地域別選抜であり、現役生のみが受験できる。出願資格があるなら狙ってみてもいいだろう。

  • 英語
    基本~標準レベルの良問揃い、語彙力アップも忘れずに
  • 数学
    上位私立大入試レベル典型問題の解法をしっかり。確率分布に注意
  • 化学
    生命化学の問題が必須。いかにこれを読み解くかが鍵となる
  • 生物
    記述が多いので、時間配分に注意しよう。
  • 物理
    見慣れない問題もあるが、題意を読み取ることができればよい!!

小論文

●最近の話題や国の健康政策に関心をもっているか
●テーマ型

年度 試験区分 内容 字数 時間
19 選抜Ⅰ期 (1日目) AMR(Antimicrobial Resistance)薬剤耐性は、人だけではなく動物に認められるので、保健衛生上、両者に対するワンヘルス・アプローチにはどのような対策があるか。 600字 60分
選抜Ⅰ期 (2日目) 中国でゲノム編集技術による双子が誕生したが安全性や倫理性の問題、クローン人間誕生の懸念、医療への貢献への可能性もある。ゲノム研究に対するあなたの考えを述べる。
選抜Ⅱ期 海へ流出するプラスチックごみによってどのような問題が生じているか。解決する手立てにはどのような方法があるか考えを述べる。
地域別選抜(セ試利用) ニーチェの四つの徳を持て 曙光より 自分自身と友人には誠実、敵には勇気、敗者には寛容、あらゆる場合には礼儀を持て。これを参考に医師に必要な「徳」はどのようなものか。
18 選抜Ⅰ期 (1日目) 2017年に政府は働き方改革実現会議を開いた。医師の労働時間は長い。だが、医師には医師法で定められた「応召義務」がある。長時間労働の改善について考えを述べる。 600字 60分
選抜Ⅰ期 (2日目) エーリッヒ・フロムは『愛するということ』のなかで、問題提起をしている。それを解釈し「愛するという技術」について考えを述べる。
選抜Ⅱ期 医療の技術革新の一方、コスト上昇により、国民皆保険の維持が困難になっている。高度医療とコスト負担のあり方について考えを述べる。
地域別選抜(セ試利用) 哲学者、三木清は『人生論ノート』で「成功」は量的に計量できるが「幸福」は質的なものだと言うが、自身の具体的成功体験のエピソードをあげ、そこでの幸福を述べる。
17 選抜Ⅰ期 (1日目) フランスの思想家の言葉から、労働や芸術と比較した「遊びの特徴」とはどのようなものか考えを述べる。 600字 60分
選抜Ⅰ期 (2日目) AI(人工知能)により、将来、失業者の増加が懸念されているが、医療分野における、人間とAIの共存について考えを述べる。
選抜Ⅱ期 ノーベル生理学・医学賞の大村氏は熱帯病の特効薬を開発し大勢の命を救った。だが、10億人はいるとみられる様々な熱帯病の感染者の制圧が容易でない理由と考えを述べる。
地域別選抜(セ試利用) 8月に国民の祝日「山の日」が出来、無いのは6月のみ。作る場合の名称と理由を述べる。

●傾向
例年、受験日・方式にかかわらず、4~6行程度の長めのテーマ型である。数行のうち前半はヒントになっており、後半が実質的な設問。 4日のうち1問は哲学的観念的要素の強いものからの引用であり、その他は社会的なニュース性が強い。’19は、ゲノム編集技術、AMR(薬剤耐性)対策など、かなり新しいテーマだったが、本欄で昨年、AMRは予想している。また、’18の「働き方改革」「医療費」「健康保険」「チーム医療」等は複数校で出題され、’19も近畿大が出題。練習には近畿大、帝京大、関西医大などの課題を600字で論述してみよう。有名人の観念的な言葉は東海大、松本歯大などを利用する。’17は’15に続きまたロボット・AIは頻出。AIの有効な利用法は手術、希少ながんの診断、病理診断、問診アプリや翻訳など幅広い。’20もがん対策、ACP(人生会議)、健康日本21(第2次)、地域包括ケアシステム、チーム医療(昭和大が標榜)など、「オリンピックと感染症、テロと災害医療」「救急医療と蘇生」など知識の整理をしておきたい。

面接

■所要時間
個人10分
■面接の進行と質問内容
【面接前にアンケート記入あり】
医師志望理由と影響を受けた人、本学志望理由と影響を受けた人、入試説明会について、高校生活について、併願校について、最近感動したこと、医師に向いていると思う点、出身地の医療情勢で関心のあること(地域別選抜) など
【面接の質問内容】
・医師志望理由
・本学志望理由
・一次試験の出来について
・小論文の内容について
・高校生活、部活動について
・ボランティア活動について
・自分の長所、短所
・大学に入ってからやりたいこと
・寮生活について
・最近感動したことについて
・体力はあるか
・医師に向いている点を3つあげよ
・地方の医師不足について
・自己アピール

壁で仕切られた部屋で、何人もの面接が同時に行われる。時間になるとブザーが鳴って終了。面接前に記入するアンケートはⅠ期、Ⅱ期とも同じなので、Ⅱ期を受ける前にⅠ期の時は書きにくかった点を考えておくとよい。

面接官の人数:2名
受験生の人数:1名

合格請負人 田尻友久の最新分析

-昭和大学編-

一般Ⅰ期の正規合格者とセンター試験利用入試の合格者は初年度授業料300万円が免除となり私立医学部では学費が最も安くなる。
このため国公立大学との併願者が多く、Ⅰ期の正規合格と繰り上げ合格をあわせた総合格者は毎年250名を越える。
2次試験では、面接の前に医学部と昭和大学の志望理由と影響を受けた人、併願校、医師に向いていると思う点などをアンケートに記入する時間がある。
2018年度から特別協定校である昭和女子大学附属昭和高校のみを対象に若干名で推薦入試を行う。