帝京大学 医学部 | 倍率・合格最低点・難易度・対策

帝京大学受験合格のための攻略ガイド
医学部受験合格必勝のための受験情報・対策ガイド

帝京大学

一般入試は1次試験日が3日間あり、日によって問題の難易度に差がある。3科目の合計得点(素点)で合否が判定され、複数日受けた場合は最も得点の高い日の点数が採用されるため、3日連続で受ける受験生も少なくない。
英語が試験時間60分で必須であり、残りは数学・化学・生物・物理・国語の中から2科目を選択して120分連続で解く。数学はI・A・II・Bで受験できるため、過去問を解いてから数学を選択するかどうか決めたい。国語は現代文・古文・漢文が出題されるが、現代文のみで受験できるように選択問題が出題されている。

帝京大学 概要
開学年度 昭和46年
創設者 冲永 荘一
理事長 冲永 佳史
学長 冲永 佳史
学部所在地 〒173-8605
東京都板橋区加賀2-11-1
交通手段 JR埼京線十条駅より徒歩約10分
URL https://www.teikyo-u.ac.jp/
帝京大学 特色

1年次から医師としての基礎となるコミュニケーション能力を身につけ、後期からは専門科目である組織学実習・解剖学実習が始まり、正常な身体について、構造・機能など概要の理解をめざす基礎医学の学習を開始する。
また2年次は1年次から引き続き基礎医学を学び、病気の原因、変化を解明する病理学や薬物の作用を探る薬理学、免疫学について学習する。2年次後期からは臨床医学の講義がスタート、3年次では臓器別に学ぶことで効率よく知識を蓄えていく。
4年次ではPBLチュートリアルで病気について考え、調べ、発表する力をつけ、4年次後期に診断学実習と症例演習(PBL)を実施。5年次で36週間の臨床実習(BSL)が行われ、患者・家族対医師とのコミュニケーションも学ぶ。
3つある附属病院のうち、板橋キャンパスに付設する附属病院は都内に数少ない「総合周産期母子医療センター」をあわせ持つ特定機能病院であり、また高度救命救急センターを擁している。

帝京大学 略歴
昭和46年 帝京大学医学部を開設
昭和52年 薬学部を開設
平成16年 医療技術学部を開設
平成21年 帝京大学医学部附属病院リニューアルオープン
平成24年 板橋キャンパス大学棟が完成

帝京大学の項目別受験情報

入試日程・募集人数

入試情報

繰上合格

辞退者が出た場合、成績上位者より順に相応人数の追加合格を出すことがあります。その場合、大学より、本人に電話または郵便で連絡します。

志願者数推移

2019年入学者男女比

現浪比(入学者)

現浪比(合格者)

医師国家試験合格状況

教授出身大学比率

学納金

寄付金・学債

施設設備の整備充実のため、医学部では「学校協力費のお願い」により学校協力費のご寄付を入学後にお願いしております。

帝京大学の受験科目の最新出題傾向分析

帝京大学の過去5年間の受験科目における出題分野、難易度をメルリックス学院が誇る講師陣が分析します。
最新の攻略ポイントをしっかり押さえて、絶対合格を目指そう!!
◎=大問/○=小問

  • 英語出題

  • 英語分析

  • 英語傾向

    選択問題がなくなり全問解答になって3年目だが、長文中心で文法関連の問題が抑えられた出題となっている。時間は変わらず60分。内容は、[1]読解総合(和訳あり)、[2]短めの英文で内容の真偽を問うもの。[3]内容合致のみの長文、[4]語句整序(5問)という構成。文法の単独問題は[4]のみだが、[1]で同意表現や誤り指摘、アクセント問題などが盛り込まれている。長文は、ガンと診断される割合の地域差とその理由や電子メディアが子供に与える影響がテーマだが、長さはA4判1枚程度で抑えられており負担は少ない。’18に続き出題された和訳部分は短く難所もないので差をつけにくいか。[4]は部分語句整序となっており標準的と言えるが、やや発展的な知識を要するものも含まれており、答えが出そうで出ずにもどかしい思いをしたかもしれない。

  • 英語対策

    ’19は’18と同様出題数は4題で各問題に15分かけられるので、長文中心とはいえ時間的な余裕は十分ある。文法問題は少ないものの、長文(大問[1])の中で誤り指摘や同意表現、アクセントなども盛り込まれているので、十分な知識を蓄え、実戦経験を積んでおくことが望ましい。’19の誤り指摘を参考にすると、文構造や構文、接続詞の用法などに習熟しておきたい。また、’19ではかなり平易ではあったが、和訳対策も必須。やや難化しても対応できるレベルに引き上げておくと安心。出題内容は流動的で予想が難しいが、長文中心の傾向は続きそうなので、医科学系英文を中心に演習が必要。’19では「ジャパンタイムズ」と「ニューヨークタイムズ」からの出典となっているので演習材料に大いに活用したい。

  • 数学出題

  • 数学分析

  • 数学傾向

    かつて[1]が必須、[2]~[6]は5題中3題を選択させていたが、’17から全問必須で4題。数学Ⅱの「微分・積分」からは毎年出され、「確率・個数の処理」「数列」「三角関数」「指数・対数」も頻出。’19の問題を見ると[1]が数学Ⅱの微分・積分、[2]は(1)がベクトルで(2)が三角関数、[3]は(1)と(2)が指数・対数で(3)が整数、[4]は(1)が数列の漸化式で(2)が個数の処理となっており、’18と同様に誘導問題と小問集が混ざっている。全問必須に変わった’17は難易度も傾向も例年通りであったが、’18は易化し、’19は’18より少し難度が上がったものの’17までの問題より解きやすい。

  • 数学対策

    出題範囲が数学ⅠAⅡBで他大学に比べ狭いが、’17までは解くのに時間がかかってしまう問題やじっくり考えさせる問題が目立つ年が多かった。’18は易化したが、’19は’18より少し難度が上がっている。今後は’19と同程度かそれ以上の難易度となっていく可能性が高いと思われる。’18や’19の問題を見ると上位私大受験者向けの問題集によく載っているような解法で解ける問題がほとんどなので、まずは上位私大受験者向けレベルの問題の解法をしっかり固めておくべきだが、今後難度が上がり、’17までの難易度に戻る可能性もあること考えると、できれば上位国公立大レベルの問題の解法までしっかり身につけておいた方がよい。

  • 化学出題

  • 化学分析

  • 化学傾向

    例年、5題中4題の選択形式であったが、’17からは大問4題、全問必須となった。例年、試験日程による難易度の差はほとんどなく、内容的にも似たような内容の問題が出題されている。’19では1日目の[1]で電池の問題が出題され電極電位や細胞膜の電位を計算する問題が出題された。[2]では脂肪族化合物に関する簡単な小問。[3]で陰イオンの定性分析の問題。[4]では高分子化合物のリサイクルや機能性高分子化合物に関する問題が出題された。簡単な設問も多いが問題の難易度は近年確実に高くなっている。問題文の正確な読み取りを求める問題が近年では必ず出題されたり、知識面でも教科書の範疇でかなり深い知識が求められている。

  • 化学対策

    入試の標準レベルの定番問題と基本的な知識を問う問題も多くあり、真面目に受験勉強をしている受験生であれば必ず1度以上目にしたことがある問題も多くある。ただ近年では問題文の正確な読み取りを求められる問題も出題されることがあるので、文章を丁寧に整理して読み取り問題文を忠実に理解する練習も意識して学習しておきたい。また、知識面でも深い知識が求められているので資料集なども含めて知識面の充実は必要になる。計算量はそれほど多くないので計算に時間を費やしてしまうこともあまり考えられない。また、空所補充の問題も出題されるため穴埋めによく使われるような現象などに対する化学用語の確認も怠りなくしたい。

  • 生物出題

  • 生物分析

  • 生物傾向

    大問4題となっている。1題はホルモンに関する内容で、空所補充・ホルモン・血糖量調節・糖尿病が出された。1題はゲノムに関する内容で、空所補充・ヌクレオチド・個体変異・遺伝子頻度の計算・40字の記述が出された。1題は代謝に関する内容で、ヘモグロビンに関する空所補充・肺の構造・電子伝達系・カロテノイド・母体と胎児の関係・黄疸・水俣病が出された。1題は免疫に関する内容で、受容体・抗原提示(樹状細胞,B細胞,マクロファージ)・抗体・実験考察問題の空所補充が出された。各分野とも語句を問う空所補充問題と、現象・語句の意味や働きを問う選択問題となっている。選択は文章になっている上に、すべて選ぶ物が多いので難しい。

  • 生物対策

    基本的な内容を問う問題が多いが、生物の用語の使い方や意味を正確に理解していないと間違える内容が多い。生態系や進化・分類を中心に、核酸・オペロン・遺伝子・PCR法なども増えると思われる。器官からの問題は、器官の特徴をからめた内容が多いので、教科書を十分に読んで、用語の使い方や意味を正確に覚えるようにしよう。実験や計算に関しては、図説をしっかり活用したい。図説には多くの実験とグラフが載せてあるので、内容の目的や結果を理解しながらまとめていくと良い。考察問題の数も増えて来たので注意しよう。問題集のグラフ問題や計算問題を積極的に解き、それぞれの解き方を覚えるようにすると良いと思う。

  • 物理出題

  • 物理分析

  • 物理傾向

    大問4題で構成され、力学2題、電磁気、原子が出題されている。1題目の力学は2つの小球の衝突の問題で、直線上と平面内の場合が出題されている。2題目の力学は壁に立てかけたはしごの釣り合いの問題で、登れる限界の角度なども問われている。電磁気は斜面上においた金属棒におもりを吊して滑らしたときの誘導起電力の問題で、速さやエネルギーの関係なども問われている。原子は電子波による干渉実験が出題され、内容はヤングの実験となっている。基本~標準問題までが出題され、典型的な問題が中心となっているので一度は解いたことがある問題ばかりであり、手早く解けば解き切れるだろう。ケアレスミスによる失点に気をつけることが大切である。

  • 物理対策

    ’17から、出題形式が変更され、大問5題から4題を選択するという形式から、大問4題のすべてが必須の形式になった。今までのように苦手な分野を避けることが出来ないので、全範囲を満遍なく学習し、苦手分野は無くしておくことが重要になる。基本~標準問題を中心にやや難度の高い問題や出題の少ない問題も出題されるので、標準問題と共に、やや難度の高い問題や出題の少ない問題も解き、解き慣れない問題が出題されても対処できるように柔軟な思考力や問題文を読み取る読解力を身につけておくことが必要である。形式が変更されても解くのにかかる時間は’17以前と同じであったので、手早く解けば解き切ることが出来るだろう。

帝京大学受験の
最新出題総評

一般入試は1次試験日が3日間あり、日によって問題の難易度に差がある。3科目の合計得点(素点)で合否が判定され、複数日受けた場合は最も得点の高い日の点数が採用されるため、3日連続で受ける受験生も少なくない。
英語が試験時間60分で必須であり、残りは数学・化学・生物・物理・国語の中から2科目を選択して120分連続で解く。数学はI・A・II・Bで受験できるため、過去問を解いてから数学を選択するかどうか決めたい。国語は現代文・古文・漢文が出題されるが、現代文のみで受験できるように選択問題が出題されている。

  • 英語
    英字新聞や雑誌の記事を演習材料に、和訳演習も必須
  • 数学
    難易度は変化しているが、まず上位私大レベルの問題を固めて
  • 化学
    標準問題の定着と確実な知識が必要
  • 生物
    空所補充問題と正誤問題の組み合わせとなった。
  • 物理
    出題範囲が広いので、やり残した分野や苦手な分野はなくそう!!

小論文

●設問要求の語句を明示して論述する力が求められる

●テーマ型

年度 試験区分 内容 字数 時間
年度 試験区分 内容 字数 時間
19 一般 (1日目) 近年、外国人の患者が病院、医院を受診する際に配慮すべきことを、「宗教」「コミュニケーション」の語句を用いて書く。 250~300字 30分
一般 (2日目) 人工知能、新薬などの目覚ましい医学の進歩による技術・技能を学ぶに当たり、
医学教育においてコミュニケーション能力が必要な理由を「患者」「医療スタッフ」の語句を用いて書く。
250~300字 30分
18 一般 (1日目) 超高齢社会における医療の問題点について、「医療費」と「少子化」という語句を使って書く。 300字 30分
一般 (2日目) 新薬ニボルマブの処方増加よる高額医療費が、
財政を圧迫しているが健康保健で国はどこまで負担すべきか「国の財政赤字」と「低所得者」という語句を使って、考えを書く。
300字 30分
17 一般 (1日目) 20年後の自分について、「専門分野」と「総合診療」という語句を使って書く。 300字 30分
一般 (2日目) 医師の生涯教育について「医療の発展」と「信頼」という語句を使って、考えを書く。 300字 30分

●傾向
’17 より小論文が課されるようになった。テーマ型だが、指示された二つのキーワードを用いて論述する。例えば、’19は、「宗教」と「コミュニケーション」というキーワードを用いて外国人患者への配慮について述べる。定住者、観光客、さらに外国人労働者の受け入れ拡大をはかるために、改正入管法が施行された。患者及び家族との言葉の壁にはAI使用のアプリを開発中である。正確に問診するにはアプリは便利である。英語力の向上も大事な一方、場合によってはゆっくりと日本語で話す方が良い場合もある。また、非言語である表情、態度も相手を安心させるためには重要である。宗教上で言えば、禁止された飲食など物への配慮、女性患者には女性医師の対応などが求められるだろう。文字数が短いので、知識情報を使いこなし、簡潔にまとめる。もう一日は、発展、進歩する医学・医療において、医学教育ではコミュニケーション能力が重要視されている理由を「患者」「医療スタッフ」というキーワードを用いて述べる。医師になった時も含め、自分の考えを医療スタッフと共有してく必要がある。つまり、患者の医療情報の共有にとどまらず、自分の考えも話しておく。医師同士も含まれる。働き方改革のために複数主治医制(帝京は附属病院とかかりつけ医の二人主治医制だが)なども出てきている。病院が力を入れている救急医療や地域の人に頼られる病院であることもチェックしてみよう。また、患者中心の医療、多死時代と看取り、地域包括ケアシステムと言われる現在、患者、家族に伝える能力と、聞いて引き出す能力がいる。また医師とは違う言葉、違う考え方の職種とも多職種協働をするには、やはり、患者情報を正しく伝え自分の方針を明確に伝える能力が必要である。’18は2日とも医療費の問題だった。患者一人に1000万円ほどを皆保険で払うことになった薬剤関連の研究者が、入試後にノーベル賞をとったので、これに限定した課題は出しにくくなったと思われる。
最近、もっと高額な白血病治療薬や、一件数十万円の検査代なども皆保険から支払われることになった。皆保険の維持、存続にも絡む問題である。本年度の対策には、新型出生前診断、ゲノム編集、災害医療・救急医療(オリンピックを含む)、医師の働き方改革、AI、児童虐待、海のマイクロプラスチックなどのニュースのチェック、資料文型の金沢医大の’19、北里大の複数年など資料文型の過去問を要約(時間がなければ読解のみも可)すると、考え方の基になり、併願対策としても有効である。

面接

■所要時間
個人10分
■面接の進行と質問内容
・医師志望理由
・本学志望理由
・第一志望はどこか
・高校時代に頑張ったこと
・部活動について
・調査書について
・高校卒業後の経歴
・大学入学後にやりたいこと
・得意科目と苦手科目について
・自分の長所、短所
・どのような医師になりたいか
・体力はあるか
・最近気になるニュース
・自己PR
・試験前に友達が自分も好きなアーティストのコンサートのチケットが取れたから一緒に行こうと言われた。あなたはどうしますか。

最初に「緊張せずリラックスして受けてください」と言われる。同じ部屋で4組ほどが同時に面接している。高校の調査書からの質問も多く、面接官との会話のような形で進んでいく。MMIのような課題シートを読んで自分の意見を答える質問がある。

面接官の人数:2名
受験生の人数:1名

合格請負人 田尻友久の最新分析

-帝京大学編-

私立医学部では珍しい3科目での入試であり、英語が必須科目で、更に国語も選択できるため文系の受験生も受験しやすい。
また全ての受験生が苦手科目を避けての受験となるため偏差値で示される入試の難易度は実感より高めに出がちである。
1次試験日は3日間あり1日だけの受験も可能だが、帝京大学を受験するのであればやはり3日間全てを受験することが望ましい。
2017年度入試から現役生のみの推薦入試を実施したが、初年度の合格者は3名であった。