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東京医科大学医学部の入試結果に見える女子受験生の志向

こんにちは。
学院長の鈴村です。

東京医科大学医学部の2022年度入試結果が公表されました。

【東京医科大学】令和4年度入試結果

女性差別で騒がれた東京医科大学ですが、今年の男女別合格率は

一般選抜:男性13.8% 女性10.8%
共テ利用選抜:男性19.0% 女性16.8%
学校推薦型選抜:男性25.0% 女性24.6%

となっています。

前回の東邦に引き続き、ここでも推薦での女性の強さが目立ちます。
ただ、東医は入試区分ごとに細かいデータを公表しています。
それを見ると、女子受験生の現役志向、そして推薦志向がわかります。

東医の推薦データを見ると、全受験生における女性の割合は約5割です。
ちなみに東医の推薦は一般公募は現役のみ、地域枠は現役と1浪が受けられます。
推薦受験者に占める女性の割合は約5割で、男女別合格率もほとんど差はありません。

これが一般選抜の受験者になると、現役と1浪の男女比率はかなり差があります。

<一般選抜の受験者における男女比率>
2022年高校卒(現役):男性52.9% 女性47.1%
2021年高校卒(1浪):男性60.5% 女性39.5%

現役の受験者は男女ほぼ半々ですが、1浪になると男性が6割を越えます。
ちなみに2浪以上になると、いずれも男性の割合が7割を越えています。
これは「女子は(親も本人も)浪人を敬遠する」という傾向を実証するデータです。

一般選抜で合格者が最も多いのは1浪、次に2浪、現役と続きます。
今年の東医は合格者のボリュームゾーンである1浪から2浪に占める女性比率の少なさが、そのまま女性の合格率の低さに反映されています。
その証拠に、昨年の一般選抜における男女別合格率は男性17.8%女性17.6%とほぼ拮抗しています。
昨年は受験者に占める女性比率が、

2022年高校卒(現役):46.8%
2021年高校卒(1浪):42.7%
2020年高校卒(2浪):37.1%

と高かったことが、そのまま女性の合格率の高さに直結したようです。

興味深いのは、共通テスト利用選抜の女性の合格率の高さです。
全体の合格率は男性19.0%女性16.8%です。
ところが、2浪の合格率は男性7.1%女性17.6%と男女が逆転しています。
また、一般選抜のように受験者の男女比率が、現役と1浪で極端に異なることもありません。

<共通テスト利用選抜の受験者における男女比率>
2022年高校卒(現役):男性49.8% 女性50.2%
2021年高校卒(1浪):男性56.5% 女性43.5%
2020年高校卒(2浪):男性71.2% 女性28.8%

ちなみに昨年の共通テスト利用では、ここまで2浪の女性合格率が男性と比べて極端に高いことはありませんでした。
今年の共通テストの平均点低下を受けて、もう後がない2浪生のうちの女性が手堅く出願した結果かもしれません。

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