私立医学部・歯学部予備校・塾のメルリックス学院

歯学部で3年連続学年1位~卒業生インタビュー(2)

歯学部に進学したメルリックス学院の卒業生から「3年連続学年1位になりました」という連絡があったことをきっかけに、普段どんな風に勉強しているのかを聞いてみました。そのインタビュー2回目です。

第1回はこちらから

 

オンライン授業でも遠慮なく質問する

「1年生の時はまだペースがつかめなくて、授業が終わった後に自分なりのまとめノートを作っていました」

Aさんは入学してからのことを順に話してくれました。

「それが2年生になったら1年生の3倍忙しくなって、時間をどうやったら有効に使えるか、それまで以上に考えるようになりました」

Aさんが通っている歯学部では、2年生になると小テストが週3回あり、80点以上を取るまで再試を受けなければなりません。
朝から授業を受けてその後で実習、そして1日の最後に小テストという厳しいスケジュールの中で、耐える力、どんな時でもやるべきことをやる力が養われたと言います。

「今は帰りの電車の中で、さっきのように印をつけたプリントを見るようにしています」

Aさんは自宅から大学まで、電車で2時間かけて通学しています。
決して勉強時間に恵まれているわけではありません。

「とにかく、本当に大事なところを8割は取れるようにします。入試と同じで皆ができるところはできなければいけないので、そこは絶対に落とさないようにします」

そう言って、先ほどのプリントをもう一度、見せてくれました。

「このピンクの部分は絶対に大事なので、優先的に覚えると決めてやります」

とはいえ、試験の範囲は膨大なので、ピンクの部分だけといってもかなりの量があるはずです。
どうしても頭に入ってこない、暗記できないという時もあるでしょう。
そういう時はどうしているのでしょうか?

「どうしても暗記できないところは先生に聞くようにしています。先生はポイントを教えてくれるので、そのポイントを糸のようにつないで、頭の中でイメージを作るようにしています」

そういえばAさんは現役生の時、私との面接練習でも、よく聞かれる質問はいくつかのキーワードをつないで、流れの中で覚えるようにしていました。
単発で「このワードだけ覚える」というのではなく、流れと一緒に覚えることで忘れにくくなるそうです。

「友達にも聞きますし、先生にもよく質問します。コロナでオンライン授業だった時も、わからないところがあると1人で先生にどんどん突っ込んでいました」

オンライン授業というと、カメラとマイクをミュートにして、おとなしく授業を聞いているというイメージがありますが、そこで臆せず質問するというのはさすがです。

 

「今のやり方が一番効率がいい」

「この3年で身についたのは耐える力ですね。勉強の中身というより、どんな時でもやるべきことをやるという力が身につきました」

確かに、授業で配られたプリントにマーカーやアンダーラインを引いて、一目でわかるようにしておく作業を毎日続けるのは大変なはずです。
今日はやる気が出ないな、面倒くさいな、眠くてたまらないなという日も(人間ですから)あるはずです。

「気分転換にゲームとかもしますよ。私はずっと勉強だけしているのは難しいタイプなので、金曜の夜とか、週に1回ぐらいはゆっくりしています。試験が終わった翌日は何もしないオフの日を作ったり」

確かにAさんは真面目ですが、いわゆるガリ勉(死語?)タイプではありません。
友人もたくさんいるし、いわゆるイマドキの若者と言っても差し支えありません。

「勉強法は常に改良しているので、いつも『今のやり方が一番効率がよく、自分が納得してできるな』と思っています」

自分が納得するという言葉が出てきて、私はハッとしました。

「やっぱり自分で納得していないとできないですから」

私の脳裏には勉強計画を立てるのに四苦八苦している生徒の姿が浮かびました。
人の言うことを参考にして勉強計画を立ててみたものの、自分流にカスタマイズすることができず、途中で投げ出してしまう生徒をこれまでにたくさん見てきました。

あくまで人の勉強計画は参考であり、自分なりのやり方を工夫して見つける必要があるのに、それができずに挫折してしまう生徒のなんと多いことか。

やはり自分自身が納得して「これでいい」と思わなければ、計画は実行できませんし、そもそも勉強を進めることもできません。

「寝る時間も増やしたいし、自由な時間、遊ぶ時間を増やしたいので、いつもどうすれば効率よく勉強できるかを考えています」


(歯学部に合格した時にAさんからお礼としていただいたうさまるバッグ。いつも教務室から学院長室に移動する時に使っているのでくたくたです💦)

Aさんに「普段どうやって計画を立てているのか。アプリなどは使っているのか」と聞いてみました。

「アプリは使っていないです。家のパソコンで簡単な勉強計画のフォーマットだけを作って、それを印刷して計画を書き込んでいます。一番ラクで時間もかからないので」

今回Aさんに話を聞く中で、何度もこの「時間がかからない」「ラク」という言葉が出てきました。
とにかく変な完璧主義に陥ることなく、どうすれば効率よく勉強できるかをひたすら追求する姿勢は徹底しています。

「試験1ヶ月前から勉強すると、勉強時間は10科目前後の場合、大体150時間ぐらい必要であると考えています。それを科目ごとにどうやって割り振っていくかを計画表に書き込みます」

この「1ヶ月で150時間」といった数字がサラッと出てくるところがさすがです。
自分に必要な勉強量をわかった上で、勉強計画をコントロールしていなければ、こういう言い方はできません。
抜くところと大事なところが、自分でよくわかっているのだと思います。

「1日ごとに勉強計画を立てて、もし終わったらその日はそれ以上やらずに遊びます。計画も立てて終わりではなくて、途中で見直して調整するようにしています」

この常に改良する飽くなき情熱は一体どこから湧いてくるのか。
話を聞いているうちに段々と根本的な疑問が湧いてきました。

常に良くしようと前を向くそのエネルギーは一体どこから来ているのか?

 

第3回に続きます。

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