私立医学部・歯学部予備校・塾のメルリックス学院

開講オリエンテーションのご挨拶をYouTubeにアップしました

こんにちは。
学院長の鈴村です。

本日、メルリックス学院は2021年度の開講オリエンテーションを行いました。
オリエンテーションで話した私の挨拶をここに再掲します。



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長い時間、皆さんお疲れさまです。
私の話で最後になりますので、あともう少しだけ我慢してください(笑)

私は中学1年生の時に母を亡くしました。
胃がんでした。
発見された時にはもう手遅れで、余命3ヶ月でした。

今でこそ、患者本人にがんを告知することは当たり前ですが、35年前は患者本人には知らせないことも珍しくありませんでした。
また、今は5年生存率という形で伝えられることが多いですが、当時は余命という形で命の期限を告げられました。

我が家も父の判断で、母本人には知らせないことになりました。

母が体調を悪くして入院したのは12月でしたが、主治医に言われた言葉を今もまだ鮮明に覚えています。

「桜の花は見られないかもしれないね」

当時はまだ、地球温暖化がそれほど問題になっていなかったので、桜は大体3月下旬から4月上旬にかけて咲くものでした。
つまり、12月の段階で3月下旬まで保つかどうかわからないということは、余命は大体3ヶ月ということになります。

母が亡くなったのは3月18日でした。
主治医の言ったことは正しかったことになります。

ただ、余命3ヶ月と告げるのではなく、「桜の花が見られないかもしれない」という言葉で伝えてくれたことによって、私たち家族は母の死期をある程度まで納得して受け止めることができました。

今も毎年、桜の花を見るたびにその時のことを思い出します。
家族の間でもその時の話がたびたび出ます。
母を亡くしたことは私にとって哀しい出来事ですが、桜の花にまつわるその話は私の人生を豊かにしてくれています。

医師というのは、非常に高度な専門職であり、医師にしか許可されていないことがたくさんあります。
その一方で、患者さんとそのご家族にとっては、医師の言った一言が一生忘れられない記憶になることもあり、その人の人生を左右するような重い職業です。

そういった特殊で素晴らしい職業を目指している皆さんのことを、私は常に尊敬しています。
自分にはとてもそんな重責は担えないと思っています。

そして、その尊敬する皆さんのために、私はいつも自分に出来る限りのことをするつもりで仕事をしています。
その思いは先生方やスタッフも同じだと思います。

皆さんには1年間ここで思いきり勉強して、そして次のステージに進んでほしいと願っています。
ありがとうございました。

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