こんにちは。
学院長の鈴村です。
12月1日よりガイドラインを設けた上で、Twitterの質問箱を再開しています。
細かい規定を設けたにも関わらず、たくさんの方にご質問いただき感謝です。
ありがとうございます。
その中に、こういうご質問がありました。
『現在、一般で金沢医科、帝京、獨協、川崎の受験を考えているのですが、正規合格者の得点率や繰上合格者の得点率はどのくらいなのでしょうか?
一次合格者の最低点数しか掲載されていないことが多いので、もし分かるのであれば教えていただけるとありがたいです。』
まず最初に、この質問をされた方を非難するつもりは全くないことをお断りしておきます。
同じような合格最低点に関するご質問は、入試直前のこの時期になると非常によくいただきます。
そして、聞かれるたびに思うことがあります。
「最終合格は1次試験と2次試験の合計で判定されるんだけどな…」
しかし、この方が知りたい「最低点」というのは、おそらく「1次試験」の点数のことだと思われます。
例えば、受験者全員の成績開示をしている大学のデータを比べてみると、
正規合格者:260/400点(65%)
繰上合格者:300/400点(75%)
1次合格者:240/400点(60%)
といったようなケースを見ることも珍しくありません。
(わかりやすく数値をそろえてあります)
この場合、小論文・面接の配点がそれなりに高く、2次試験で逆転が起きていると思われます。(実際に2次試験の配点がそれなりにあることが、公表されて初めてわかりました)
ところが、質問箱に寄せられるご質問の多くが、
正規合格者>繰上合格者>1次合格者
の順に1次試験の点数が高いと信じて疑っておらず、2次試験の存在は初めからスルーしているかのようです。
「合格最低点はあくまでも目安」であり、問題ごとの配点がわからないのに、金科玉条のごとくすがるものではないと考えているのですが、この時期の不安な受験生はなかなかそうもいかないようです。
以前、出題ミスのあった大学が「大問2を全員正解として9点を加算する」と発表したことがありました。
大問4題の100点満点の科目でたったの9点!?と驚いたのですが、考えてみれば配点があらかじめ公表されているわけではありません。
生徒が持ち帰った問題冊子の正答率と、1次合格の合否がリンクしていないこともざらにあります。
合格最低点に関しては、あくまで「目安」として、それよりも「合格する学力がある人なら必ず取る問題」を確実に正解し、ミスを1つでも減らすことが合格に繋がることは間違いありません。
ちなみに、メルリックスから発行している『私立医歯学部受験攻略ガイド2021』には、各大学の公表している最低点を掲載しています。
また、メルリックスの内部生には過去3年間の合格最低点一覧をお渡ししています。
あくまでも、過去問を解く時の「目安」として使ってほしいと思っています。
======================================
『私立医歯学部受験攻略ガイド2021』をプレゼント!
お申し込みはコチラから
https://www.melurix.co.jp/news/5280/
======================================
2022年 (58)
2021年 (65)
2020年 (57)
2019年 (120)
2018年 (21)