私立医学部・歯学部予備校のメルリックス学院 | 医学部受験・再受験・入試

『医学部に入る』に掲載されました

国公私立全国82医学部の受験ガイドとして、毎年、朝日新聞出版から発行されている『医学部に入る』シリーズ。
今年はその雑誌に取材記事を掲載していただきました。

全国の医学部受験生にお伝えしたいので、その記事を引用します。

『医学部に入る 2021 (週刊朝日ムック) 』朝日新聞出版


医学部入試の正確な情報をプロとして発信

私立医学部専門予備校であるメルリックス学院は「情報に強い」をうたい文句として、これまでに多くの合格者を出してきた。
特に推薦・AO(総合型)入試については圧倒的な強さを誇るが、なぜ入試情報に強い予備校として知られるようになったのか、鈴村学院長は語る。

「そもそも、私たちは最初から情報に強い予備校を作ろうと思ったわけでも、推薦・AO入試に特化しようと思ったわけでもありません。
ただ、受験のプロとして真面目にコツコツと情報分析をしていたら、いつの間にか情報に強いと言われるようになっていたというのが本音です」

メルリックス学院といえば、田尻前学院長の『合格請負人ブログ』が有名だが、その前から鈴村学院長には忸怩たる思いがあったという。

「受験生や保護者からのお問合せで本当によく聞かれるのが『私立医学部は医師の家庭じゃないと受からないんでしょうか』というご質問です。
『合格したら多額の寄付金が必要なんですよね』と言われることも日常茶飯事でした。
日頃、多くの生徒たちと接していて、一般家庭の方々も医師家庭と同じように合格していくのを見ているだけに、どうしてそんな不確かな噂がいつまでも独り歩きしているのだろうと、密かに憤りを感じていました」

国公立医学部はセンター試験で9割以上が必要な超難関、私立医学部は医師の家庭有利で多額の寄付金が必要という世間のイメージを変えたかったと鈴村学院長は語る。

「今後の日本は団塊の世代が後期高齢者になる2025年問題など、医療がますます重要になっていきます。
その中で一人でも多くの優秀な人に医師になってほしいというのは、一個人として患者の立場からの願いでもあります」

そのためには、家庭が医師であろうとなかろうと、とにかく医師になりたいという強い意思を持つ受験生のために、正確な情報を発信しようと努めてきたと鈴村学院長は言う。

「それが医学部の不適切入試事件で元に戻ってしまった感があります。
受験者数が増加して私立医学部の難易度が上がり、公平な入試が行われるようになっていたのに、これでまたダーティーなイメージがついてしまった。
世間の先入観を変えるために、私たちの情報発信もまた一からやり直しです

どうやって実際に情報を入手しているのか?

では、実際にはどのように入試情報を入手して、生徒指導に活かしているのだろうか。

「まず、できる限り大学の方とお会いして、直接お話をおうかがいするようにしています。
そうすると、ただ入試が変更になっただけではなく、そこに至った経緯や背景なども垣間見えることがあります。
また長年、医学部入試をウォッチしていますので、前回はこういうタイミングでこういう変更があったといった、その大学の入試の流れが頭に入っているという強みもあると思います」

実際に大学の方と話をする中で、入試に関するアドバイスを求められることもあるという。

「田尻前学院長は、ある大学から『現役生を増やしたいがどうすればいいか』と尋ねられて、理科の配点を下げるよう提案したことがあります。
実際にその後、理科の配点は変更されました。
また、私がある大学の入試担当者と『今の医学部はこういう人材が欲しいですよね』と話した内容が、AO入試として実現したこともあります」

試験問題が非公表であることも多い推薦・AO入試ではどのように情報を集めているのだろうか。

「受験した生徒たちに、アンケートによる聞き取り調査をして、できるだけ正確に問題の形式や難易度を再現するようにしています。
面接やグループ討論の様子も表面的な報告だけでなく、面接官の様子や自分の発言がどう受け止められたかなど、細かな部分まで聞き取ります。
メルリックス学院の『情報』は、これまで在籍した生徒たちが残してくれた『財産』であり、それが毎年、後輩たちに引き継がれていきます」

2021年度の入試は? 狙い目の大学は?

では、2021年度入試で受験生にとって特筆すべき情報はあるだろうか?

「今年はコロナ禍で、いつも通りに入試が実施されるとは限らないと考えておく必要があります。
各大学ともコロナで受験できなかった生徒のために追試日程を用意すると発表していますし、試験会場も定員を減らして実施されるため、2会場、3会場にまたがる場合もあるでしょう。
2次試験日が選択できる大学のいくつかは入試要項にわざわざ『希望通りになるとは限りません』と明記しています。
予想外のことが起きる覚悟はしておくべきです

長い休校期間など、大きな影響を受けた高3生にとっては特に酷な状況と言える。

「確かにその通りですが、医学部入試で最後に勝つのは、常に基礎学力がしっかり身についている生徒です。
私たちの提供する情報も基礎学力がなければ、有効に活用することはできません。
自分が解ける問題を見極め、時間内に正確に解くこと、という入試の本質はいついかなる時も変わることはありません。
無理に難しい問題にチャレンジすることはなく、常に基本に立ち返り地道に勉強してください」

情報があふれている現代だからこそ、その落とし穴に注意することも必要だという。

「今は情報がSNSなどですぐに広まる時代です。
例えば、2021年度入試では東京女子医大が6年間の学費を1200万円上げることがインターネット上で話題になりました。
とても払えないと受験を諦める方も多いと思いますが、東京女子医大は大学HPに奨学金や提携教育ローンの案内も掲載しています。
つまり、学費負担を軽減する方法はあるということです。
マスコミの記事や人の噂だけでなく、必ず一次情報にあたることも大切です」

田尻前学院長のブログはほぼ毎日更新されており、鈴村学院長もYouTubeやTwitterなどを通じて、身近な目線で受験生に情報を提供している。

「有名な『夜と霧』の中で、ヴィクトール・フランクルは強制収容所の生活に絶望するたび、聴衆に対して強制収容所の心理学について講演している様子を思い浮かべたと言います。
目の前の苦悩を過去の出来事であるかのように見ることができる彼の客観的な視点は、困難な状況の只中にある人に、一つの大きなヒントを与えてくれていると思います。
コロナ禍を乗り越えてつかんだ合格は、きっと将来医師になった時に自分を支えてくれるでしょう」