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合格体験記 ~金沢医科大学医学部AO 入試合格までの軌跡(3)~

3 浪目で金沢医科大学AO 入試(当時)に合格したS.T さん

彼は(北陸ではない)地方の県立高校を卒業して、1 浪の時からメルリックス学院に通い、3 浪目で縁もゆかりもない金沢医科大学のAO 入試で見事に医学部合格を手にしました。
これまで2回にわたって、メルリックスの【私立医学部受験コース】のベーシッククラスに入学した彼について、私(鈴村学院長)がインタビューしてきました。

金沢医科大学医学部AO 入試合格までの軌跡(1)コチラ
金沢医科大学医学部AO 入試合格までの軌跡(2)コチラ

最終日の今日は、いよいよ3浪目、金沢医科大学AO入試を受けた時の話です。

辛かった浪人時代~やめようと思ったことは?~

鈴村:⾧い浪人生活の中で、医学部受験をやめようと思ったことはありましたか?

S さん:うーん…。(しばし考え込む) 1 浪目は教師になりたいな、という気持ちがまだ少しあったので、もし 2 年やってダメなら教師の道に進もうかな、とは考えていました。

鈴村:教師になりたかったんですか?

S さん:はい。小さい頃の文集には「お医者さんになりたい」と書いていたのですが、医師一筋というわけでもなくて、違う職業に就こうかなと考えたこともありました。

鈴村:でも、他の学部は受けていませんよね?

S さん:はい、受けていません。2 浪目の途中で体調を崩しましたが、このまま勉強すれば行けるんじゃないかという手応えを感じていたので、3 浪目になってからは全く医学部を受けることに迷いはなかったですね。

鈴村:そうは言っても、毎日勉強していると嫌になることもありませんでしたか?

S さん:ありましたが、ありがたいことに大抵は寝れば何とかなってしまうので、そこまで引きずることはそんなにありませんでした。
あと、3 浪目の夏過ぎだったと思うのですが、数学の庄司先生に「休むことも仕事だよ」と言われて、精神的にかなり楽になりました。

鈴村:庄司先生がそんなことを(笑)

S さん:ちょうど日曜の夕方ごろ地下鉄に乗って、日比谷のあたりまでよく行きました。大手町方面で皇居ランナーが走っているのを眺めたり、帝国劇場が並ぶあたりを散歩しながら、ぐるぐると色々なことを考えました。そして、帰りの電車で頭を切り替えて、1 日のラストスパートをかける…そんな感じでした。

鈴村:いい話ですね。

S さん:3 年間、どのクラスもそれぞれいい雰囲気だったと思いますが、3 浪目のクラスは特に恵まれました。(『私立医学部受験コース』のハイレベルクラス) 皆で合格しようという雰囲気があって、一緒に頑張ることができました。あのクラスの雰囲気に助けられた部分は大きいと思います。

金沢医科大学 AO 入試合格~今までにない手応え~

鈴村:金沢医科大学の AO 入試を受験するにあたって、目標ラインなどは決めて臨みましたか?

S さん:いいえ、決めませんでした。とにかく基本的な問題が出ることはわかっていたので、ミスしたら負けだと思っていました。なので、ミスをなるべく少なくするように、ミスをしないということだけを心がけて入試に臨みました。

鈴村:そうは言っても、あれだけ簡単な問題だと、合格ラインは 8 割だ、9 割だと雑念が湧いてきませんでしたか?

S さん:もちろんそうですが、これまでやってきた勉強の力試しとして受けるつもりでしたし、とにかく今の自分にできることをミスせずやるということだけを考えていました。

鈴村:当日の手応えはどうでしたか?

S さん:これまでにない手応えでした。ほとんどすべての問題に、確信を持って解答することができました。苦手の英語も⾧文を最後までしっかり読むことができましたし、なぜこの選択肢を選ぶのか、なぜこうなのかという根拠が理解できていました。

鈴村:受かったかもしれないとは思いました?

S さん:いいえ。手応えはよかったですが、そんなに上手い話はないだろうと思っていました。父がわざわざ金沢まで迎えに来てくれたので、その日は実家でゆっくり休んで、次の日に東京に戻りました。

鈴村:そういえば入試の時に、前の年に同じクラスだった K さんと会ったんだよね?

S さん:試験が終わった後、大学の近くで K さん(前年に金沢医科大学 AO 入試合格)と会ってビックリしました。前からすーっと白い車が近づいてくるので、なんだろうと思ったら「S さんじゃないですか!」とあの調子で声をかけられました。「今日、試験ですか?」と言われて「おう、まだ受けてるよ」と答えて。

鈴村:その話を聞いた時に、もう運命だと思いましたね。前の年に AO 入試で合格したクラスメートと試験の日に会うなんて、運命以外の何物でもないじゃないですか。

S さん: K さんが「じゃあ、来年は後輩としてうちに来てくださいよ!」って言うから、「おう、その時はよろしくな」なんてこっちも答えたりしました。

鈴村:それが現実になったわけですね(感動)

S さん:合格発表の日は、寮の自分の部屋でホームページを見たのですが、最初は信じられなくて何度もリロードしました。

鈴村:自分の受験番号があるのに?

S さん:これは去年のじゃないか、何かの間違いじゃないかと思って、何度も何度もリロードして…。どうも間違いじゃなさそうだということがわかってから、メルに行きました。

鈴村:その時のことはすごく覚えてるよ。最初は小論文の大橋先生のところに報告に来てくれて、その後、担任の田尻さんに私が電話したんだよね。

S さん:はい、てっきり鈴村さんが田尻さんに合格のことを伝えてくれてると思っていたら、電話の向こうで田尻さんが「え、どうしたの?」と戸惑っていて驚きました(笑)

鈴村:それは自分の口から言わなきゃダメじゃん! あの日、田尻さんは午後から外出してたので、携帯に電話したんだよね。何かの会合の途中だったらしいんだけど、私が自分の携帯からかけたから、よっぽど何かあったと思ったみたいで、すぐに出てくれた。

S さん:そうだったんですね。

鈴村:「緊急事態なんで、S さんに代わりますね!」とだけ言って、携帯を渡したの。

何が合格の決め手になったか?

鈴村:改めて、何が合格の決め手になったと思いますか?

S さん:とにかくメルリックスの先生方が、とことん質問につき合ってくださったことが大きいですね。いつ質問に行っても嫌な顔ひとつせずに答えてくれました。特に物理の藤川先生には本当にお世話になりました。

鈴村:藤川先生の隣でずっと質問してたもんね。

S さん:藤川先生は表面上の答を出すだけではダメで、本質的なところから理解することを求めるんですよ。だから、ずいぶんと鍛えられましたね。高校時代の友人と大学に合格してから会ったら「おまえ、理屈っぽくなったな」と言われました(笑)

鈴村:確かに、本質的なことを理解してしまえば、どんな問題が出ても絶対にブレることはないけど、でも大抵の受験生は時間がないからと焦って理解してしまおうとするんだよね。

S さん:自分の場合、焦る気持ちがないわけではなかったけれど、メルリックスの先生方とテキストを信頼していたので、とにかく先生方の言うことを聞いて、テキストを繰り返しやったのがよかったんだと思います。自分には合っていました。

鈴村:予備校はどこでもいいけど、信じてついて行けるかどうかは大事かもね(笑)

(次回は先生方からのメッセージを掲載する予定です)