私立医学部・歯学部予備校のメルリックス学院 | 医学部受験・再受験・入試

合格体験記 ~金沢医科大学医学部AO 入試合格までの軌跡(2)~

3 浪目で金沢医科大学AO 入試(当時)に合格したS.T さん

彼は(北陸ではない)地方の県立高校を卒業して、1 浪の時からメルリックス学院に通い、3 浪目で縁もゆかりもない金沢医科大学のAO 入試で見事に医学部合格を手にしました。
前回はメルリックスの【私立医学部受験コース】のベーシッククラスに入学した彼が、2年間どのような生活を送っていたかを、私(鈴村学院長)がインタビューしました。

金沢医科大学医学部AO 入試合格までの軌跡(1)コチラ

今日は時計の針をちょっと戻して、高校時代の話です。
医学部受験生が浪人してしまう理由のひとつに、高校時代の過ごし方があるのですが、そのあたりのことをおうかがいしました。

勉強から離れたツケは回ってくる~高校時代~

鈴村:ここでちょっと高校時代のことをおうかがいします。1 浪目で『私立医学部受験コース』のベーシッククラスということは、高校時代はそこまで勉強していたわけではない…ということでいいのでしょうか?

S さん:はい、高校は地域で一番の進学校で、最初は勉強に集中しようと思っていました。
中学時代に生徒会⾧をやって、課外活動には充分満足していたので、高校ではおとなしくしているつもりでした。

鈴村:高校でも生徒会活動をしていましたよね?

S さん:はい…。最初に「中学の時、生徒会やっていたんだって?」と先生に言われて、学級委員⾧をやることになりました。次に生徒会総務に誘われて、そこからなんだかんだと…。
途中で生徒会⾧になってほしいと言われて、さすがにそれはできないと断りましたが、高 3の 6 月にある文化祭まで、結局がっつり生徒会に携わりました。

鈴村:その部分は金沢医科大学の AO 入試ではアピールポイントになったと思うけれど、勉強時間はどうしても少なくなりますよね。

S さん:高校の途中で勉強からは離れてしまった期間もあり、継続的な勉強というのはできていなかったですね。合唱部にも入っていましたし。
高 3 の文化祭が終わってから、必死に勉強を始めましたが、現役の時は全く間に合わなかったです。

鈴村:どこを受けましたか? 国公立も受けましたか?

S さん:高校として、国公立のどこかに出願しなさいということだったので、地元の◎◎大学医学部を受験しました。

鈴村:推薦や AO 入試は受験しましたか?

S さん:しませんでした。勉強が間に合わなかったので、無理だと思いました。

鈴村:現役の時、受験でどんな風だったか覚えていますか?

S さん:覚えています。金沢医科大学も一般入試で受けましたが、本学受験の人ってものすごく少ないんですよ。大学の講義室で、50 人いるかいないかという中で、こじんまりと受験しました。

鈴村:金沢医科大学の 1 次試験は、本学受験が一番少なくて、東京会場が一番多いんですよね。

S さん:だから、1 浪目に五反田 TOC で受けた時に「なんだこれは!」と思いました。なんでこんなに人がいるんだろうと衝撃でした。

鈴村:それは、地方の私立医学部専願生が必ず通り抜ける道ですね…。

S さん:あと、現役の時は入試でものすごく時間があまりました。解ける問題がないので、すぐに終わっちゃうんですよ。試験時間中にとても暇だったことを覚えています。

勝負を賭けた 3 浪目

鈴村:で、いよいよ 3 浪目に入るわけですが、親は予備校を替えなさいと言いませんでしたか?

S さん:言われました。実は 1 浪目が終わった時も父に言われました。
でも、自分では手応えもあったし、正直、今から別の予備校に移って、先生方や事務の人と一から関係を作るのが面倒くさいというのもありました。

鈴村:親は反対しませんでしたか?

S さん:反対はされませんでしたが、父からは「これで遠回りになるかもな」とは言われました。

鈴村:手応えがあったというのは、具体的にどういうことですか? 模試の成績?

S さん:模試の成績ももちろんありますし、メルリックスのテキストが段々理解できるようになってきたのが大きかったです。
1 浪目には全く理解できなかったことが、2 浪目、3 浪目と段々理解できるようになってきて「あの時は全然わからなかったけど、こういう意味だったのか」という発見がいくつもありました。特に数学と化学はそれが顕著でした。

鈴村:S さんの 1 浪目からの成績を見ると、もちろん最初は良くないんだけど、良くないなりに、数学はそんなに苦手じゃないなとか、化学と物理だったら化学の方が得意だなとか、物理はまず勉強時間が少なすぎるよねとか見えてくるのですが、成績が上がってくるにつれて、波が激しくなりましたよね。

S さん:特に 3 浪目は、波が本当に激しかったですね。自分は第 1 問が解けないとパニックになってしまうんですよ。
逆に、第 1 問がすらすら解けると、そのまま落ち着いて最後まで行くことができるので、それが成績の波につながっていました。

鈴村:第 1 問から? 解けるところから解くのが受験生の鉄則なのでは…。

S さん:もちろん、高校の時に通っていた塾の先生に「英語は⾧文から解きなさい」と教わっていたので、英語は⾧文読解から解くようにしていました。でも、他の科目は基本的に最初の第 1 問から解くことが多かったですね。

鈴村:得意な問題から解いて…時間配分を考えて…という受験のテクニックが…否定されている…(笑)

S さん:最初に問題をざっと一通りは見ますが、自分は基本的に第 1 問から解くというスタイルでした。その分、成績の上下にもつながってしまいましたが。

鈴村:3 浪目で成績も上がってきて、特に最初は一番苦手だった物理で、偏差値 60 を越えることも出てきました。金沢医科大学の AO 入試はどんな気持ちで受験しましたか?

S さん:1 浪目から 2 年続けて受験していたので、大体こういう問題がこういう形式で出るということはわかっていました。なので、こうすれば上手くいくんじゃないかというイメージは自分の中にありました。
ただ、AO 入試だけに賭けていたわけではありません。AO 入試で出るのは基本的な問題ばかりだから、AO 対策として基礎を固めることは、必ず一般入試にも役立つと考えていました。

鈴村:結構、戦略的だったんですね。

S さん:そうですね。ここで一度、受験しておけば、一般入試にも役立つだろう、とそういう考えで、肩の力を抜いて臨もうと思っていました。

<続きはこちらです>