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【2020年度の入試結果】聖マリアンナ医科大学医学部の入学者は男性50名、女性65名

こんにちは。
学院長の鈴村です。

聖マリアンナ医科大学医学部の2020年度入試結果が、大学のホームページで公表されました。
http://www.marianna-u.ac.jp/univ/ent_info/ent_data.html

メルリックス学院にも大学から文書で回答がありました。



これまで入学後に募集していた神奈川県地域枠5名を推薦入試で募集するようになってから初めての入試です。

指定校制推薦の合格者は23名、一般公募制推薦入試の合格者は10名、そして神奈川県地域枠特別推薦入試の合格者は5名です。
指定校制推薦の募集人員は約20名ですので、合格者23名ということは、ボーダーラインに点数が近い受験生が何人かいたのでしょうか。

推薦入試の合格者38名は全員現役生です。
一般入試で入学した77名のうち、現役生は17名です。
現役生以外の入学者は60名です。

<2020年度入学者>
現役:55名(41名)
現役以外:60名(74名)
※カッコ内は昨年度の数字

今年は一般入試で浪人(現役以外)の入学者が昨年より少なくなりました。
浪人年数の内訳は公表されていません。

聖マリアンナ医科大学といえば、女子受験生に最大80%のdisadvantageを課したことで、文部科学省から不適切入試を指摘されましたが、今年の入学者は

男性:50名
女性:65名

と女性の方が多くなっています。

ただし、神奈川県地域枠の受験者は男性:3名、女性:11名ですが、合格者は男性:2名、女性:3名です。

これは偶然かもしれません。
少なくとも、恣意的かつ一律に点数を操作することは、不適切入試を指摘されていることもあり、難しいと思います。

ただ、このところ、地域枠を一般入試から推薦入試での募集に移行する医学部がいくつかあります。
これは一般入試でのあからさまな年齢差別が難しくなり、推薦入試であれば出願資格に年齢制限を課すことができるため、少しでも多くの受験生を推薦で取るための策と言えなくもありません。

先日、週刊朝日からその件について取材を受けました。
その時、私立医学部で地域枠を設けていない大学は2校だけで、東京女子医科大学と産業医科大学です、という話をしました。

産業医科大学はその設立の経緯から、産業医を育てるための大学ですので、地域枠募集の趣旨とはベクトルが異なります。
しかし、なぜ東京女子医科大学には地域枠が設けられていないのかについて、これまで説明された記事や文章はなかったように思います。

地域枠とは、大学と地方自治体が話し合って設けられるものです。
例えば、近畿大学や川崎医科大学など、静岡県と関係がなさそうな西日本の大学にも静岡県地域枠が設けられているのは、静岡県が県内の医師不足を憂慮し、積極的に地域枠の採用を各大学に働きかけているからだと思われます。

東京女子医科大学は、当然ながら女子大なので学生は全員女性です。
女性のみの医学部に地域枠が設けられていないという事実は、医師という職業、特に地域医療に従事する医師というのが、どのように考えられているのか、暗に示唆されているように思います。

そもそも女性差別の発端となった、医師の労働環境の問題については、不適切入試が指摘されてから、特に改善されたようには思えません。
むしろ、新型コロナウイルスの感染拡大で、医療現場によっては、より大変な状況に追い込まれているとも言えます。

出口(労働環境)が変わらないのに、入口(入学試験)だけを変えても、形を変えて問題はくすぶり続けることでしょう。

メルリックスから合格した生徒達を見る限り、聖マリアンナ医科大学の一般入試における女性差別・年齢差別は昨年度から改善されているように思います。

受験指導をする者としては「聖マリ大丈夫だよ」と勧めていますが、その先に拡がる労働環境は何ひとつ変わっていないことを思わずにはいられません。

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