
内藤くんのメルリックスでのスタートは学力別クラスのまん中より下のクラスからのスタートであった。とは言えこのクラスはよく頑張り医学部の編入試験で1人、推薦入試でも2人が一般入試を待たずに合格を決めた。内藤くんも「自分もやれる」と生来の負けん気に火が付いた。どの科目も毎回ではないが、いい時はドンと取れるようになった。最後の仕上げを担任の指示通りにやり切り、見事に結果を出してくれた。
奈良さんは前の年「やらなければ」という気持ちばかりが前に出て落ち着いた勉強ができなかった。特に復習は十分できたとは言えない状況だった。「今できなくてもいいがやったことは身に付ける」というメルリックスの方針をきちんと守り、復習に力を入れた。毎日のチェックテストの結果を見れば奈良さんがしっかりと復習をこなしていたことがよく分る。今は、第一志望であった東邦大学の弓道部員として充実した日々を送っている。
岡村くんは計算ミスなどのつまらないミスを犯してしまうことが多々あった。このままでは受かるものも受からないと感じた担任は、どんな時にミスをするのか岡村くんと一緒に分析をした。試験と名の付くものはとにかくミスをしないよう習慣付けていった。本番では本来の力を発揮して次々と合格を決めてくれた。
島貫さんは現役の特権を活かして推薦入試を受験した。やれるだけの準備をして試験に臨んだが結果は出なかった。合格発表からしばらくは、やはり勉強に力が入らなかった。しかし、島貫さんはそのままでは終らなかった。むしろ悔しい思いをバネにした。素晴しい集中力で、きっちり合格を勝ち取ってくれた。
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