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卒業生の声

 加藤くんは高校時代から一人暮しをしていた。そのせいか、高校時代は生活リズムの乱れもあったようだ。前年の反省として生活が不規則であったことを挙げていた彼に対し担任はまず、一日のリズムを固めることに注意した。朝は余裕を持って通学し、夜は10時の閉館までメルリックスで勉強する。このリズムは最後まで崩れることはなかった。

彼がこの生活リズムを維持できた大きな理由にクラスのライバル達の存在があった。同じ位の学力のクラスメート達とは常に試験の成績も見せ合い、お互いに刺激し合っていた。

特にチェックテストは毎日のことであり、毎日毎日「勝った、負けた」を繰り返すことで気持ちにメリハリが出て、自然に勉強に集中でき、きちんとした生活を送ることができた。

彼は数学と物理に弱点を抱えていた。どうしても成績に波があり、うまく行かない時は目を背けたくなる成績をとっていた。担任が彼の答案をチェックすると「取らなければならない所で取れない」ことがあることに気付いた。物理では彼が避けて通っている分野があることを指摘し、そこができれば結果がどう変るかを示した。数学は計算まちがいなどケアレスミスが目に付いた。どういう時にケアレスミスをしてしまうのか。そこから探り、計算用紙の使い方まで見直した。

試験の受け方を変えるだけでメルリックス内で40番台の時もあった数学でベスト10に迫る成績が取れるようになった。数学や物理の試験に際し「うまく行かないかもしれない」という不安がなくなったことが大きかった。本番ではどの科目に対しても平常心で臨め、見事、日本医科大学への進学を決めてくれた。


 
吉冨 晋悟くん
 
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