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第10回 医学部推薦入試偏差値ランキング|久留米大学

こんにちは。メルリックス学院代表の佐藤正憲です。


学校推薦型選抜(推薦入試)や総合型選抜(旧AO入試)の受験を考える時、選択肢に入ってくるのは何も自分が住んでいる地域だけではないはずです。大学の所在地だけで受験する、しないを決めるのではなく、各大学の入試内容、特徴を知り、選択していくことが大切です。



今回は久留米大学医学部の学校推薦型選抜(推薦入試)についてお伝えしていきます。


これまでの医学部推薦偏差値ランキングの記事はこちらからお読みいただけます。

医学部推薦偏差値ランキング第1回 東京医科大学・大阪医科薬科大学・関西医科大学・東邦大学
医学部推薦偏差値ランキング第2回 近畿大学・藤田医科大学・兵庫医科大学
医学部推薦偏差値ランキング第3回 東海大学・愛知医科大学・聖マリアンナ医科大学
医学部推薦偏差値ランキング第4回 東京女子医科大学
医学部推薦偏差値ランキング第5回 北里大学
医学部推薦偏差値ランキング第6回 金沢医科大学
医学部推薦偏差値ランキング第7回 帝京大学
医学部推薦偏差値ランキング第8回 岩手医科大学
医学部推薦偏差値ランキング第9回 埼玉医科大学





目次[非表示]

  1. 1.◆私立医学部医学科推薦入試、総合型選抜入試偏差値ランキング
  2. 2.久留米大学(学校推薦型選抜)
    1. 2.1.●久留米大学医学部学校推薦型選抜(推薦入試)の概要
    2. 2.2.●久留米大学医学部学校推薦型選抜(推薦入試)の入試結果
    3. 2.3.●久留米大学医学部学校推薦型選抜(推薦入試)の学科試験内容
    4. 2.4.●久留米大学医学部学校推薦型選抜(推薦入試)の小論文試験内容
    5. 2.5.●久留米大学医学部学校推薦型選抜(推薦入試)の面接試験内容

◆私立医学部医学科推薦入試、総合型選抜入試偏差値ランキング


1. 東京医科大学 大阪医科薬科大学 関西医科大学  
2. 東邦大学 近畿大学 
3. 藤田医科大学(ふじた未来枠)
4. 兵庫医科大学(推薦・総合型選抜) 東海大学(希望の星育成)
5. 愛知医科大学 聖マリアンナ医科大学 北里大学 帝京大学
6. 福岡大学 獨協医科大学 埼玉医科大学
7. 久留米大学
8. 岩手医科大学(推薦・総合型選抜) 
9. 東京女子医科大学
10.川崎医科大学(総合型選抜)
11.金沢医科大学(総合型選抜)


久留米大学(学校推薦型選抜)

●久留米大学医学部学校推薦型選抜(推薦入試)の概要

久留米大学医学部の学校推薦型選抜は例年、一般A日程、久留米大学特別枠、福岡県特別枠という3つの枠が設けられていました。2024年度は新しく「自己推薦型選抜」が導入されます。また、その他にも変更点がありますので、詳しく見ていきましょう。


まずは久留米大学医学部学校推薦型選抜。一般A日程というのはいわゆる「公募制」にあたる入試方式です。2023年度では約10名の募集人数でしたが2024年度では2名減の約8名となっています。


久留米大学医学部学校推薦型選抜特別枠は卒業後久留米大学病院、久留米大学医療センターで2年間の臨床研修を行い、終了後は指定する病院のいずれかに4年間勤務することが条件となっています。居住地制限は特にないです。募集人数は約20名としています。


久留米大学医学部学校推薦型選抜福岡県特別枠は地域枠にあたる試験で、募集人数が5名(追加申請予定)。福岡県内に居住、または福岡県内の高校に通学していること、福岡県が支給する奨学金を受給することが条件となっています。


これまで久留米大学医学部学校推薦型選抜の出願資格は「評定平均3.8以上」でしたが、2024年度からは評定の縛りが廃止されます。その結果、一般A日程は1浪、久留米大学医学部特別枠、久留米大学医学部福岡県特別枠は2浪までなら誰でも受けられるようになります。今まで評定平均で受けられなかった人も受験できるようになるので、受験者数が増える可能性があります。


試験内容ですが、基礎学力試験(英語・数学)、小論文、面接とオーソドックスなタイプです。数学の出題は数ⅡBまでです。


しかし、久留米大学医学部学校推薦型選抜で頭を悩ませるものがあります。それは出願時に提出する「志望理由書」です。〇〇字と指定はないものの、1ページ半近くの罫線紙に手書きで記入しなければなりません。


試験を受けるまでに一つ山があると言えるでしょう。


そして、2024年度から新しく新設される「自己推薦型選抜」。募集人数は約2名です。出願資格は4年制以上の理系学部を卒業後3年以内の者、および卒業見込みの者で入学時に満25歳以下の者となっています。また、歯学部、薬学部の6年制大学の場合は満27歳以下の者となっています。試験日や試験内容は3つの学校推薦型選抜と同じですが、出願の前に事前審査がありますが、成績証明書等から久留米大学医学部の基準に基づいて審査するものと思われます。



●久留米大学医学部学校推薦型選抜(推薦入試)の入試結果


ではまず、2023年度における久留米大学医学部学校推薦型選抜の入試結果を確認しておきましょう。


一般A日程は募集人数約10名に対し受験者数68名、合格者数10名、倍率:6.8倍
久留米大学特別枠は募集人数約20に対し受験者数107名、合格者数20名、倍率:5.4倍
久留米大学医学部福岡県特別枠は募集人数5名に対し受験者数32名、合格者数5名、倍率:6.4倍


都市部の医学部と比べると少し倍率は下がるものの、先ほども述べたように、出願条件の「平均評定」がなくなることから、2024年度はさらに競争率が高くなることが予想されます。



●久留米大学医学部学校推薦型選抜(推薦入試)の学科試験内容


次に久留米大学医学部学校推薦型選抜学科試験の内容を見ていきましょう。
久留米大学の学校推薦型選抜、自己推薦型選抜ともに共通の試験問題になっていて、科目は英語と数学のみです。
それぞれ試験時間は60分、100点ずつの配点で、マークシート方式です。


英語は文法、不要文削除、整序問題、長文といった問題が出題されます。ここ数年徐々に何度が上がってきているようで、語彙力を高めておく必要があるのがポイントです。しかし、過去に受験した先輩たちは「落ち着いたら解ける」と声をそろえているので、試験当日いかに落ち着いて、冷静に判断できるかがカギと言えましょう。


数学は出題範囲がⅠA・ⅡBのみとなっています。
以前は教科書レベルの問題も出題されていたようですが、近年は英語と同様難化の傾向が見られます。
過去には三角関数、集合、指数・対数関数、空間ベクトルなどが出題されています。
数学は特に時間配分をしっかりと考えて解いていくことが求められます。英語同様、しっかりと落ち着いて解いていく必要があります。



●久留米大学医学部学校推薦型選抜(推薦入試)の小論文試験内容


久留米大学医学部学校推薦型選抜の小論文は60分で800字が課されます。
テーマは医療に関するものが多く、過去には「よりよい地域医療実現のために必要なこと」「我が国の超高齢化社会の医療の在り方について」「地域医療におけるかかりつけ医の役割について」といったテーマが出題されています。
テーマから見てもわかるように、地域医療や高齢社会に関する出題が多い傾向にあります。


久留米大学医学部学校推薦型選抜では小論文に50点の配点を設けていることから、入念に対策をし、試験本番に備える必要があると言えます。



●久留米大学医学部学校推薦型選抜(推薦入試)の面接試験内容


久留米大学医学部学校推薦型選抜の面接も小論文同様50点の配点となっています。
面接は受験生1名に対し、面接官3名で行います。一人当たりの面接は10分程度です。


久留米大学医学部学校推薦型選抜の面接では医師志望理由、本学志望理由、学校生活について、といったオーソドックスな質問が多いようです。
特に本学志望理由はかなり深く聞かれるので、しっかりと準備しておきましょう。


しかし福岡県特別推薦(地域枠)で受験している場合、地域枠の条件について聞かれたり、地域医療に従事する意思があるか確認されたりするので、出願枠によってそれぞれ対策が必要と言えるでしょう。


また、面接の特徴として、「写真/絵を見てどう思うか」という質問が必ずされます。
正解がない答えに瞬発的に答えられる力が求められます。


久留米大学医学部は学校推薦型選抜も含め、問題を公開しています。
一度久留米大学医学部に問い合わせ、解かれてみられることをお勧めしております。
また、「自己推薦型選抜」の受験資格がある方は是非とも受験を考えてみても宜しいのではないでしょうか。


受験を迷ってみえる方は是非、メルリックス学院にお問い合わせ下さい。



佐藤
佐藤
メルリックス学院代表

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