【東医推薦】東京医科大学医学部 学校推薦型選抜に合格するための対策

こんにちは。
受験情報センター長の鈴村です。


今日は2025年度入試から英語検定試験利用を導入する東京医科大学の学校推薦型選抜について取り上げます。


◇◆2024年度の東京医科大学推薦の解答速報を公開しています!◆◇



【先行予約】最新の医学部・歯学部入試データを集めた【医歯学部入試総括2024】を6月下旬に発行決定! 5/31までに予約した方に特典としてプレテストを1校プレゼント!


目次[非表示]

  1. 1.○2025年度 募集要項(未定)
    1. 1.1.◎募集人員
    2. 1.2.◎入試日程
    3. 1.3.◎ 出願資格
  2. 2.○入試結果と倍率
    1. 2.1.◎一般公募
    2. 2.2.◎茨城県地域枠推薦
    3. 2.3.◎新潟県地域枠推薦
    4. 2.4.◎埼玉県地域枠推薦
    5. 2.5.◎全校ブロック別推薦
  3. 3.○過去問
    1. 3.1.◎書類審査
    2. 3.2.◎基礎学力検査
    3. 3.3.◎小論文
    4. 3.4.◎面接
  4. 4.○合格最低点
  5. 5.○出願書類
    1. 5.1.◎志望の動機
    2. 5.2.◎学歴および職歴(予備校等)等
    3. 5.3.◎推薦書
    4. 5.4.◎同意書(新潟県地域枠のみ)
    5. 5.5.◎埼玉県医師育成奨学金応募申請書(埼玉県地域枠のみ)
    6. 5.6.※応募理由書(茨城県地域枠のみ)
  6. 6.○攻略法
  7. 7.○対策講座

○2025年度 募集要項(未定)

◎募集人員

一般公募推薦
20名以内
地域枠推薦推薦
全国ブロック別推薦
6名以内
英語検定試験利用
3名以内

※別途申請。2024年度入試では茨城県地域枠推薦8名以内、埼玉県地域枠推薦2名以内、新潟県地域枠推薦3名以内を募集。

◎入試日程

出願期間

【未定】2023年11月6日(月)00:00~2023年11月17日(金)23:59​​​​​

試験日

【未定】2023年12月2日(土)

合格発表日

【未定】2023年12月7日(木) 10:00​​​​​

手続締切日

【未定】2023年12月14日(木)12:00

◎ 出願資格

一般公募推薦

対象
現役のみ
評定平均
4.0以上

茨城県地域枠特別推薦

対象
1浪まで
評定平均
4.0以上
その他
・茨城県内の高校を卒業見込みの者、または保護者が茨城県内に居住(出願期間の最終日において茨城県内に3年以上居住している者)していること
・卒業後直ちに、茨城県知事の定める医療機関において一定期間医師の業務に従事し、地域医療に貢献できることが確約できる者
・出願前に茨城県が実施する茨城県地域医療医師修学資金貸与制度に申し込みをし、かつ県の実施するeラーニングを受講した者
・入学後に「地域医療リーダーズコース」を受講する者

新潟県地域枠推薦

対象
1浪まで
評定平均
4.0以上
その他
・卒業後に医師として新潟県が指定する医療機関等に9年間従事することを誓約できる者。
・入学後に「地域医療リーダーズコース」を受講する者
(出身地域は問わない)

埼玉県地域枠推薦

対象
1浪まで
評定平均
4.0以上
その他
・卒業後、直ちに奨学金貸与期間の1.5倍の期間、特定地域の公的医療機関に医師として引き続き勤務または特定診療科等に医師として勤務する意志のある者
・入学後に「地域医療リーダーズコース」を受講する者
(出身地域は問わない)

※一般公募推薦と地域枠推薦は併願できますが、地域枠推薦同士は併願できません。

全国ブロック別推薦

対象
1浪まで
評定平均
4.0以上
その他
・全国47都道府県を6ブロックに分け、各ブロック1名を定員とします。出願できるのは出身高校の所在地もしくは保護者(親権者)の居住地(3年以上居住)が属するブロックいずれか1つのみとします。 ① 北海道・東北ブロック ② 関東甲信越ブロック ③ 東海・北陸ブロック ④ 近畿ブロック ⑤ 中国・四国ブロック ⑥ 九州・沖縄ブロック ・入学後に「地域医療リーダーズコース」を受講する者

※併願者は、学校推薦型選抜(一般公募)の合格者とならなかった場合、全国ブロック別学校推薦型選抜の対象とします。本学の学校推薦型選抜(地域枠)との併願者は、学校推薦型選抜(地域枠)の合格者とならなかった場合、全国ブロック別学校推薦型選抜の対象とします。


英語検定試験利用推薦(2025年度入試から実施)

対象
1浪まで
評定平均
4.0以上
その他
・英語検定試験でCEFRのB1以上のスコアをもつ者(取得後2年以内)
・世界に活躍の場を求めようとする強い意志をもつ者

○入試結果と倍率

◎一般公募


2024
2023
2022
募集人員
20名以内
20名以内
20名以内
志願者数
99名
98名
87名
受験者数
96名
97名
86名
合格者数
20名
20名
20名
合格倍率
4.8倍
4.9倍
4.3倍
入学者数
20名
20名
20名


◎茨城県地域枠推薦


2024
2023
2022
募集人員
8名以内
8名以内
8名以内
志願者数
28名
23名
29名
受験者数
27名
23名
29名
合格者数
8名
8名
8名
合格倍率
3.4倍
2.9倍
3.6倍
入学者数
8名
8名
8名

◎新潟県地域枠推薦


2024
2023
2022
募集人員
3名以内
3名以内
2名以内
志願者数
5名
15名
8名
受験者数
5名
14名
8名
合格者数
3名
3名
2名
合格倍率
1.7倍
4.7倍
4.0倍
入学者数
3名
3名
2名

◎埼玉県地域枠推薦


2024
2023
募集人員
2名以内
2名以内
志願者数
14名
16名
受験者数
12名
16名
合格者数
2名
2名
合格倍率
6.0倍
8.0倍
入学者数
2名
2名


◎全校ブロック別推薦


2024
募集人員
6名以内
志願者数
82名
受験者数
78名
一次合格者数
29名
二次合格者数
6名
合格倍率
13.0倍
入学者数
6名

○過去問

東京医科大学推薦の過去問は大学のホームページで公表されています。

書類審査

24点
基礎学力検査
70分
100点
小論文
120分
36点
面接
約15分
24点

※面接の得点が著しく低い場合には、合計点に関わらず不合格となることがある。
※合計得点が同点の場合は、①基礎学力検査の点数により順位付けを行い、この点数も同点の場合には、②面接の点数、③小論文の点数により順位付けを行う。

◎書類審査

「調査書、志望の動機、推薦書、学歴及び職歴(予備校等含む)等」とあり、出願書類が点数化される。

◎基礎学力検査

「数理的問題(※数学、物理、化学、生物)」とあり、各科目から大問8題程度が出題される。マークシート方式。数学は数学IIIからも出題される。

◎小論文

「日本語の課題1題、英語の課題1題」が出題される。英語は課題文の要約と意見をそれぞれおよそ100wordsずつで書く。日本語は課題文を読んで自分の意見を400字以内で書く。

◎面接

約15分の個人面接。面接官は3名。医師志望理由や本学志望理由よりも、誰でも答えられるような一般的な質問が多い。MMIが1題出題される。


○合格最低点


2024
2023
2022
一般公募

112/172点(65.1%)

118/172点(68.6%)
110/172点(64.0%)
茨城県地域枠

101/172点(58.7%)

115/172点(66.9%)
105/172点(61.0%)
新潟県地域枠

107/172点(62.2%)

112/172点(65.1%)
99/172点(57.6%)
埼玉県地域枠

118/172点(68.6%)

110/172点(64.0%)
全国ブロック別
40/80点(50.00%)

※全国ブロック別は基礎学力検査が合格基準点に達したもののみ二次試験を受けることができる。配点は書類審査12点、小論文36点、面接32点の計80点

合格最低点(ボーダーライン)は一般公募推薦が最も高く、地域枠推薦はそれよりも低い傾向がある。ただし、どの地域枠推薦も「合格者が募集人員に満たない場合、その欠員は一般選抜で募集する」とあり、得点が不足している受験者を無理に合格させて定員を埋めることはしない。


○出願書類

◎志望の動機

800字程度で東京医科大学を志望した動機、また入学後の抱負を書く。

◎学歴および職歴(予備校等)等

高校卒業後の学歴及び職歴(予備校等含む)を書く欄と、賞罰、資格について記入する。

◎推薦書

高校の先生に書いてもらう書類。アドミッションポリシーはもちろん、東京医科大学の建学の精神「自主自学」および校是「正義・友愛・奉仕」に当てはまるアピールポイントを特に強調してもらおう。

◎同意書(新潟県地域枠のみ)

所定の書類に記入する。

◎埼玉県医師育成奨学金応募申請書(埼玉県地域枠のみ)

「医師を目指している理由」と「埼玉県医師育成奨学金へ応募する理由」を自由記入欄に書く。

※応募理由書(茨城県地域枠のみ)

大学に出願するより前に、茨城県に応募書類を提出する必要がある。茨城県地域枠へ応募した理由について400字で書く。詳しくはこちら


○攻略法

まずは数学・理科から出題される基礎学力検査で点数を取ること。一般選抜の勉強で対応できるので、まずは数学と理科2科目の基礎固めを徹底してください。受験で選択しない「理科3科目め」をどう対策すればいいかという質問を非常に多く受けます。問題文を読めばある程度解けるような出題なので、まずは数学と理科2科目に注力することをお勧めします。


基礎学力検査は基本的な問題が出題されますので、なるべくミスをしないように得点した上で小論文がどれだけ書けるかが勝負になるでしょう。東京医科大学の小論文は独特の出題ですので、単なる医系小論文しか書いたことのない受験生には難しいでしょう。


2024年度入試から全国ブロック別推薦、2025年度入試から英語検定試験利用推薦が導入されるなど、このところ入試変更が続いています。また、新しく再受験生向けの学士選抜も始まります。


○対策講座

例年、東京医科大学の推薦は12月の第1土曜日と他の医学部より遅い日程となっています。その分、推薦に向けた準備をしっかりとすることができます。




鈴村
鈴村
メルリックス学院医学部・歯学部受験情報センター長

新着記事

他の合格体験記

受験攻略ガイド

カテゴリ一覧